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2014-12-20

今年最後のノギク散策、その4、ヤブツバキとウスベニニガナ

海岸沿いの道ではところどころで車を停めながら、いろいろな植物を見ていきます。

これも前回の訪問では見なかったヤブツバキの花が咲いていました。

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自生のヤブツバキの花を撮影するのは、たぶん、これが今シーズン初めてでした。

ヤブツバキの色合いは濃い赤からピンクっぽい花色までいろいろありますが、この個体はピンクがかった色でした。

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艶々とした葉が美しいですね。

数年前にもこの道をドライブした時、メジロが多かったのを見ています。

花弁が傷んでいるのは、メジロがつついたためと思われます。

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ヤブツバキの近くに見慣れない葉がありました。

何やら果実か花芽のようなものも見えています。

後で調べたらタイミンタチバナという木のようです。名前は聞いたことがありましたが、実物を撮影したのは初めてでした。

瀬戸内には少ないそうで、そのために今まで見たことがなかったのでしょうね。

花は4月ごろに開花するそうで、その頃は高知の海岸部には来る機会がほとんどありませんが、そのうち一度ぐらいは訪れても良いかもしれません。

Pc096795歩いていると、これもちょっと見たことがない花が目につきました。

花芽の状態のようです

よく見ると、ハコベの葉に似ているような?

Pc096796後から、その近くで咲いた花が出てきて・・・これならハコベの仲間とわかりますね。

大きな波打った葉からウシハコベのようですが、ウシハコベを見るのは実に数年ぶりです。

うちの畑にはコハコベは良く出てくるのですが、ウシハコベは見たことがないです。

ウシハコベは開花が遅いとありましたが、12月に咲いているということは春を先取りしているんでしょうか

Pc096798島や対岸の岡山が良く見える瀬戸内海と違い、水平線が見える太平洋・・・。

白い船が航行しているのが外洋らしい風景です。

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タイキンギクは綿毛の様子も見えましたが、花はツワブキにそっくりな花だけど、綿毛はツワブキの茶色い綿毛と違い、白い綿毛なんですね。

意外でした。

Pc096803

海岸散策を終わって、普通の車道へ戻ったら、文旦畑が見えました。

文旦の果実を撮影しようと、畑に近づいてみました。

文旦は食べごろは1月末ぐらいからで、今はお日様の光を浴びて熟している最中です。

Pc096800

何やらピンクの小さな花が咲いているのに気づき、よく見てみたら、なんとウスベニニガナの花でした。

ここ数年見てなくて、残念に思っていたウスベニニガナにまた会えたので大喜びです。

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県によっては絶滅危惧種になっているところもあるようで、私の住む香川では見たことがありません。

高知では今まで何度か見ていますが、この日走った海岸沿いの道でも、もう見られなくなりました。

それでも、探せば意外な場所に残っているものですね。

この後、須崎インターで高速に乗って高知を後にすることにしましたが、コーヒー用にお湯を持ってきていたのを思い出し、土佐PAで休憩かたがたコーヒーを入れて飲みました。

高知道を出る頃にはとっぷりと日も暮れてしまいましたが、その後に京都のホテルまで帰られるMさんもなんとか間に合う時間には駅までお送りすることができました。

たまたま同い年の女性の方と言うこともあって話も弾み、植物への思いも共通している方と、こうしてお付き合いが始まるのも、ブログをしていたおかげですね。良い時代に生まれてきたものだとつくづく感じます。

コメント

こんばんは
順を追ってのブログ記事に記憶が鮮明に思い出されます
初めて見たタイミンタチバナという木 覚えたつもりでも名前を忘れてしまいました
もう一つ低い木で黒い実の木がありましたね
グミもフユイチゴも文旦も木に生っている姿のまま見られました

わたしも今回の旅の日々を冷静に回想できるようになり写真の整理をする余裕が出てきました
数日がかりで野菊のページをつくり見切り発車のアップをしました
未熟な一覧ですが・・・ 野菊がいろいろ顔をそろえてくれて充実しました
ウスベニニガナもアゼトウナもキク科ということでにぎやかになりました

おかげさまで数年来の夢 ノジギク シマカンギク に会えて 思いがけないタイキンギクの花盛りも観られて 満願叶いました 

そうそう・・・ 夏に咲くというハマユウも実物を観ることができましたね
いただいた特別栽培のみかんもとっても美味しくて
思い出いっぱいの 花三昧の一日 初めての四国の地での大収穫でした

ほんとうに今このネットという文明の利器のおかげでkeitannさんにこうして巡り合えた幸運に感謝するばかりです
関東にお出での時は時間の都合をつけて是非北関東まで足を延ばしてくださいね

今回 都合を合わせていただきましてほんとうにありがとうございました

あかね雲さん、こんばんは。

低木で黒い実が生る木と言えば、シャリンバイでしょうか。
赤い実が実るトベラも海岸沿いではたくさん見られましたね。

ウスベニニガナ、タイキンギク、アゼトウナ、ノジギク・・晩秋から初冬に
かけての四国の野山を彩るのはやはりノギクの花でしたね。
そのうちに、アシズリノジギクやソナレノギクなどというもっとマニアックな
花もご覧になりに来てくださいね。

ハマユウの花は、我が家の周辺でも結構咲かせているお宅がありますよ。
我が家も海岸に近いので、もともとは自生していたのかもしれません。
私としては初冬に室戸岬に行くときに車道沿いにずらりと咲いている花という
イメージが強いです。

知り合うきっかけは何であれ、花が好きな方や山が好きな方には、悪い人はいない
というのが、14年前からの私のネット花仲間の合言葉です。
また、そちら方面の山にも登る日があると思いますので、再会を楽しみにしています。

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