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2015-01-13

初めての冬の剣山へ、その2、風が冷たい

西島駅を出発したのは10時40分ぐらいだったでしょうか。

撮影するにも手袋をはずしたりするので、普段みたいにばしゃばしゃ撮影とはいきません。

トップを歩くように言われたので、一応トップを歩きますが、冬の剣山は初めてなので、道はよくわかりません。

まぁトレースはついているので、トレースを追って歩くだけのことですが・・・。

P1047962seppi

ほぼ夏道と同じルートを辿っているのだと思いますが、雪が結構深くて雰囲気は全然違います。

竹の棒を使用しているため腕の力がうまく使えないからか、それとも久々のアイゼン着用だからか、ふくらはぎや腿の筋肉をいつもより使っているようで、筋肉痛が出そうな雰囲気・・・。

それでも、竹の棒と軽アイゼンでも特に登りに支障があるという訳ではありません。

道は西島までに比べると傾斜がきついところが多くなり、しんどいのはしんどいですが・・・。

P1047963

↑まるで雪原を歩いているようですね。

雪の上に風紋みたいなのが綺麗ですが、西から吹き付ける風が冷たくて、右の耳と右の手だけが冷たくてたまりません。

帽子はコンビニで調達した帽子しかありませんが、手袋は分厚いのをもう一つ持ってきたので、それに替えたら冷たさがかなりましになりました。やはり、冬山の寒いのはこたえるので、防寒用の装備は必須ですね。

大昔、冬の北八つで死ぬほど寒い目に遭ったので、防寒対策だけは手を抜きません。

P1047968

ここはトレースがしっかりしていますが、ところどころ、ちょっとした地吹雪状態のためにトレースが消えてしまっているところもあるので、慎重にトレースを探します。

P1047971↑赤いのは何だろうと思えば、刀掛の松にある祠が、ほぼすっぽりと雪に埋もれているのでした。

1m以上積もっているということでしょうね。

P1047973

山頂が近くなってきたらしく、木々に霧氷が着いているようですが、撮影しようと手袋を外すと手が凍えそうになるので、撮影枚数は少なめです。

P1047975

一瞬、日が射して、青空がほんの少しだけ出ますが、すぐに元の曇り空になってしまいがっかり・・・。

これだけ雪があれば、青空だとさぞかしきれいなんでしょうね。

P1047977

おやおや、これは雪庇?

石鎚でも雪庇はあまり見なかったように思いましたが・・・・。

P1047978

雪庇とは雪が庇のように張りだした状態で、上に乗れば踏み抜いてしまい転落するので、要注意です。

雪庇から離れた内側を歩きます。

P1047979

山頂まで400mの道標が出てきました。

思ったより早く着きそうです。

P1047980

上の方はガスっていて、山頂ヒュッテも見えませんが、何となく山頂が近そうです。

この後、トレースが右方向についていて、夏には登ったことのない鉄の梯子を登るようについていました。

どこに出るのかと思ったら、雲海荘の横手に出るようで、冬道のようです。

P1047982

↑冬山用の赤い防風アウターを着用しているPさん。

冬山用のウエアは赤で統一されていて、おしゃれ~。

私とPさんは雨具の上衣を着用しています。

P1047984

ようやく山頂の神社手前にある鳥居が見えてきました。

オリジナルの画像ではもっと霞んでいるのを、これでも良く見えるように無理やりソフトで修正しています。

P1047985

下ってきた方たちが鳥居をくぐってきますが、雪がかなり積もっているので、屈みこんで通過しなくてはなりません。1mほども積もっているでしょうか。

P1047987

小屋のすぐ手前までやってきたところで、またまた一瞬の青空です。

向こう側の山の斜面が見えて、綺麗なんですが、すぐにまたガスに閉ざされます。

この分では山頂に先に登っても展望はなさそうです。

丁度お昼どきだし、お昼をたべている間に天気も少しはましになるかもしれないということで、山頂ヒュッテで休憩させていただくことにしました。

ヒュッテ到着は11時32分でした。西島駅から1時間はかからなかったようです。

P1047991

山頂ヒュッテに入るのは私としては2002年ごろに末っ子を連れて登った時以来で、実に12年ぶりか13年ぶり?

寒い時は、暖かい小屋の中で休憩できるのは有難いですね。

小屋の扉は二重になっているので、内側の扉から入る前にアイゼンを外し、ザックを下ろします。

雪を小屋の中に持ち込むのはマナー違反ですね。

P1047993

さて、何を注文しようかとメニューを見ていたら、インスタントラーメンの文字が目に留まりました。

自宅でもあまり食べることがないので、久しぶりにラーメンを注文して食べましたが、熱々で美味しかったです。おにぎりはストーブの横で、少し温めて頂きました。

コメント

冬にカメラ出して写真を撮るとき、手袋外すの面倒だよね。
指先だけ脱げる手袋や、指先だけ無くて、手の甲にミトンが着いてて必要な時以外はミトンを被せておくような手袋があるよ。
手袋を脱いだりするとよく忘れたりするから、脱がなくていい分便利かも。カメラの出し入れには便利がいいよ。
以前私も使っていたけど、雪山へ行かなくなったので知り合いの猟師にやったら凄く喜んでた。
猪と引き替えにね。

ヨックさん、こんばんは。

今まで何度か雪の石鎚や笹ヶ峰などにも登ってますが、天気の良い日を選んで登ったので
今回みたいに風が冷たい日は初めてでした。
風が吹いていると、ほんとに手袋外すのが冷たいし億劫になりますね。
カバーつきの手袋、他の人がしているのは見たことあって、便利そうだなとは思ったのですが、そのうち一度買っておく必要がありそうです。
冬の山は装備も何もかも、その他のシーズンの山より二倍ほど大変です。
猪と言えば、昨日、ユキワリイチゲを見に行った山では2度もイノシシを見かけました。
でも、向こうのほうが逃げて行って、カメラを出してる間に逃げられてしまい残念。
猪、最近ずいぶん増えましたね。

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