初めての冬の剣山へ、その3、山頂はちょっとした地吹雪状態
ラーメンをいただいて体も少し暖まったところで、一応、山頂にも行かないとね・・・・(^_^;
私は小屋に着いた時点で、すでにダウンに着替えていましたが、ダウンのままで山頂に行くことにしました。恐らく山頂は吹きさらしでしょうからしっかり着込んで行かなければ寒さに耐えられません。その後は下りですから、そのままダウンを着ていても問題はないでしょう。
ザックは小屋の傍に置いていこうかとも思いましたが、背負っているほうが風よけになって暖かそうなので、思い直して背負っていくことにします。
小屋の外に出てみると天気は相変わらずで、展望は望めそうもありません。
小屋から山頂までは5分ぐらいの距離ですが、展望がないと登頂意欲もイマイチ・・・。
↑山頂には着きましたが、こんな状態です。
時折、一ノ森方面が部分的に見えるのですが、肝心の次郎笈方面が全然姿を見せてくれません。
おまけに邪魔するものがない山頂ですから、風が強くて、舞い上がった雪が顔に当たって痛いのなんの・・・。体のほうはダウンを着込んでいたせいで、それほど寒くはなかったのですが、当たった雪で顔が痛いのは、ほぼ40年ぶりに味わう痛みです。
↑次郎笈方面はこんな感じで、下の方は少し見えるものの、山頂辺りはさっぱり見えてくれません。
思わせぶりな青空が一瞬だけ現れますが、数秒後にはまた消えて・・・・。
仕方ない、今日はこんな天気なんですね。
↑無理やり画像ソフトで修正した一ノ森方面。
実際はこんなに見えていません。
20分ほど粘ったものの、一向に展望が得られそうもないので、そろそろ下ろうとしていたら、向こうから単独の人がやってきました。
単独の人が近づいてきて、よく顔を見たら、なんと剣山の麓に住んでいるOさんでした。
8月にキレンゲショウマを一緒に見に来て以来、半年ぶりの再会です。
積もる話もありますが、Oさんには後から追っかけてきてもらうことにして、私たちは一足先に下山し始めました。下山開始は12時40分です。
山頂付近でしか霧氷が見られないので、冷たいのを我慢して手袋を外して霧氷を撮影しておきます。
ここから見る限り、登りの時と天候はほとんど変わらないようですが・・・
背の高いPさんは屈みこむようにして鳥居をくぐります。
まるでモンスターかと見紛うような木々・・・・。
下りではトレースを辿っていったら鉄の梯子は使わずに下れました。
そして、振り返ると雲海荘が見えています。
登りは雲海荘も全く見えなかったと思うので、まだ視界が少しは良くなっているようです。
そして、山頂ヒュッテも見えていると思ったら、先ほどs南朝でばったり会ったOさんが早くも下ってきていました。
下りは4人でますます賑やかに下れそうですね。
山頂での展望は得られませんでしたが、嬉しい出会いがあったので、良かった良かった・・・。
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