山旅ロガーをお供に天霧山周回、その3、展望あり
天霧山北尾根は今までに一度下っているだけで、登るのは初めてのような気がします。
なので、山頂に出るまでどのぐらいの時間がかかるものやら、その辺も手探り状態で歩いてますが、標高差は350mほどありますので、登りの時間は1時間はかかるでしょうね。
標高を上げるにつれて岩場のようなところが出てきて、展望が良い場所に出ました。
↑南東の方角に目をやれば、忘年山行で歩いた城山~大高見峰が、ここからも良く見えます。
香川は県土は狭いですが、平野部が多いので、県内のどこの里山に登っても展望は比較的得られますね。
北西の方角には黒戸山と瀬戸内海が見えます。
↑こちらは東方面で、中讃の平野部とその向こうに飯野山、五色台など。
飯野山の手前を通っている高速道路もはっきりわかります。
眺めを堪能したら、再び、ウバメガシの尾根道を登っていきます。
↑以前ここを通った時に初めて見かけた図根三角点が、今もありました。
振り返れば、瀬戸内海に浮かぶ高見島、佐柳島など・・。
標高317mまで登ってきました。
後ひと頑張りで山頂のようです。
↑瀬戸大橋も見えています。
望遠レンズで引き寄せると、番の州の造船所まではっきりと写っていました。
荘内半島で一番高い紫雲出山の手前にごつごつとした稜線を見せているのは黒戸山です。
ハウスが立っている辺りは見立ということになるんでしょうか。
子供時代から何となく馴染み深い海岸寺や白方の浜辺も見えていますね。
1月に登った本島の高無坊山や八ヶ峰、遠見山も見えました。
山頂直下は何と言ってもウバメガシが多いです。
これはイブキシモツケの冬の姿ですが、前回来たときにもイブキシモツケがあったことは記憶にありました。
15時20分、三角点のある場所までやってきました。
標高は360mです。
三角点のある場所でのスマホ画面です。
天霧城址とある場所で、休憩を入れることにしました。
ここまで撮影のために立ち止まることはあっても、休憩は一度も入れていません。
360mを一気に登ったのですから、5分ほど休むことにしました。
行動食を軽く取ります。
休憩後、再び歩き始めます。
ここから、まだ南に歩いていくと本丸跡があります。
途中、転落しそうな場所があって、以前からロープが少し張られていたように思いますが、今回は以前よりしっかりしたロープが張ってありました。
少しだけ南方面の見える場所があって、我拝師山、中山方面が見えています。
下を覗き込むと、採石場の工事の場所になっていて、こんなところで転落したらたまりません。
ちょうど我拝師山と中山の鞍部にあるお寺が見えていました。
その後ろには徳島の山々が見えていて、雪で白く見えます。
地図で見ると烏帽子山や矢筈山が見えているようなのですが、全体像が見えてないので、確信はありません。
崖の上から下を見ると、イワヒバが見えていて、このイワヒバを採ろうとして崖から落ちて大けがをしたという人の話を友人から聞いたことがあります。
イワヒバごときで大けがをするのはつまらない話ですから、山で山野草を採るのはろくなことにならないということでしょう。
15時35分、二の丸後までやってきました。
本丸跡はもうすぐです。
こんにちは。
平野にポツンと山がある眺めは香川らしい風景ですね。
山の中腹のお寺の写真がとても気に入りました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-02-11 13:32
多摩NTの住人様、こんばんは。
高松辺りは里山も多いのですが、私が住んでいる中讃付近はいちばん平野の
広いところかもしれません。
山の中腹と言うか、山と山の間の鞍部に建っているのは八十八ヶ所のお寺、
出釈迦寺の奥の院です。捨身が嶽禅定と言い、私の父は生前、好んでこの辺りに
良く来ていたようです。
初めてこのお寺に私が来たのは12年ほど前のことですが、父を偲んでほろりと
したものです。
投稿: keitann | 2015-02-11 23:12