アワコバイモ
3月の第2週は雨が降ったかと思えば、その後は真冬並みの寒波がやってきたりと、山行きや散策には生憎な日が続きました。
しかし、12日は寒さも幾分和らいだので、今年初めてアワコバイモを見に行くことにしました。
午前中は来客があって、出かけるのが午後からとなるので、ユキワリイチゲはたぶん開いた花を見るのは無理でしょうね。
↑数年前には100株は下らないだろうと思われたアワコバイモの自生地は、盗掘のためか今年は寂しい限りでした。
ここ10年近く、毎年のように見に行ってますが、5年ほど前にも大規模な盗掘に遭った場所です。
しかし、その後、種がこぼれたのか順調に増えていたと思うのに、また減ってしまいました。
葉も花も褐色の色合いをしているので、周囲の落ち葉と見分けがつき難いです。
昨日も、顔見知りの方たちが数人、山から下ってこられるのにお会いしました。
皆さん、ユキワリイチゲはわかったらしいのですが「アワコバイモは探せませんでした」と仰ってました。
その後、私一人で途中まで歩いたのですが、まだ咲き始めの株を含めると10株以上はありました。
周囲の落ち葉色に溶け込んで、よほど熱心に見てないと見つけられない色合いです。
↑まだ花冠の先がすぼまって咲き始めの個体です。
↑この株などは岩をバックに咲いているのでまだわかりやすいほうです。
アワコバイモの未開花株は一枚葉だけが出てきます。
最初はこの一枚葉のある場所を探すと、近くに開花株も見つかります。
寒波の影響で、沢にはまだツララなどが見られました。
こういう気温が低めの日はユキワリイチゲは開いてくれませんが、コバイモの仲間は天候に関係なく咲いていてくれるので、有難いですね。
今、ヤフオク見てましたら、出てますね。
「山採り」と堂々と書いてあります。
困ったもんだ(^^;
投稿: 加納@新潟 | 2015-03-14 22:30
加納さん、こんばんは、
え、そうなんですか?
実は昨日、小豆島でミスミソウを見てきました。
帰りの船の中でスマホで検索していたら、小豆島のミスミソウも
ネットオークションで売られていたそうで、植物関係の方が嘆いて
おられました。
いまだに、そんなに意識の低い人がいるなんて信じられないですね。
投稿: keitann | 2015-03-14 23:39