春の梶ヶ森散策、その2、八畝の棚田周辺
439号線から梶ヶ森方面への山道を車で登り始めますが、この道沿いは秋にもいろいろな花が咲いて楽しいところです。
梶ヶ森への道の入口が今までと変わっていて、少し手前から仮設の橋を渡るようになっていました。
川の左岸に新しく道がつけられていて、ゆくゆくはこちらがR439になるのだろうと思います。
↑今まで秋にしか眺めたことがなかった八畝の棚田の春の風景です。
青々としていて、秋の棚田とはずいぶん印象が違いました。
田んぼの中に祠が見えているのが独特ですね。
祀られているのは八幡様だそうです。
南大王方面の棚田を撮影する際に、無理やり桜を入れてみました。
この時間は、対面の山にまだガスがかかっていました。
南大王はフクジュソウが咲くので有名な集落ですが、今の時期は花も終わって、元のひっそりとした集落に返っていることでしょう。
道中でまず見られたのは、青々としたマムシグサ・・・。
タラの芽も見つけましたが、この芽を採るのはちょっと可哀そうなので、やめました。
集落周辺にヤマナシと思われる大木があって、白い花を無数に咲かせていました。
最近、ようやく、ナシ、アンズなどがなんとなく区別できるようになってきました。
ひときわ色の濃いジロボウエンゴサク発見・・・。
ギボウシもびっしりと新芽を出しています。
粟島ではすでにかなり前に見たカテンソウをここでも見かけました。
天気の良い日は花粉を出していますが、この日は湿度が高いので、花粉を飛ばす様子は見られませんでした。
この辺りで標高は500mはあるでしょうか。
ナガバノタチツボスミレではなく、タチツボスミレが咲いていました。
シロバナショウジョウバカマも花が終わって、こんな色合いになっています。
花つきの良いナガバノモミジイチゴ・・・
ツクシもまだ初々しいのがありました。
Pさんたちに白いスミレが咲いていると言われて、近づいたのは良いのですが、最初、このスミレがわからず苦労しました。
葉の形がいつも見慣れているニョイスミレと違っていたからです。
花を見ると、ニョイスミレなのですが・・・・
↑葉の形がいつも見ているニョイスミレとちょっと違って、ずいぶん巻き込んでいます。
けれども、自宅に帰っていがりさんの「日本のスミレ」で確認してみると、ニョイスミレの葉の形も結構幅があるんですね。
ということで、↑のスミレはニョイスミレのようです。
集落のはずれにヤギがいることをPさんが教えてくれて、車を停めてヤギさんに会ってきました。
ずいぶん、人懐っこいヤギで、こちらに飛んできましたよ。
ヤギのおかげで、ヤギが動く範囲の草は綺麗に食べられていました。
ヤギ一頭の食べる草の量は大したものです。
keitann様 こんにちは
棚田を見ると、長閑な気持ちになるものですね。何でなのでしょうね?
近頃の幾何学模様から遠いところにあるからでしょうか。それとも機械からは隔絶された眺めだからでしょうかね。
それにしてもタラの芽がおいしそうでしたね。小生は一昨日の山行で一本の木からたくさんのコシアブラの芽を略奪して来てしまいました。
次郎坊は実に美しい赤み掛かった色でしたね。
また、ツクシが未だこんな姿なので驚きました。
このヤギさんは体が丸く肥えているように見えます。余程気楽に暮らしているようですね。
そういえば一昨日の山では岩場でニホンカモシカの幼獣を見ました。
写真を撮る暇は与えてもらえませんでしたが・・・・
投稿: ぶちょうほう | 2015-04-23 20:30
ぶちょうほう様、こんばんは。
山里の棚田を見ると、日本人なら誰でもしみじみとした気持ちになると思います。
香川は山があまりなく、棚田を見る機会も少ないからか、高知や愛媛に行って
棚田を眺め、それが今もちゃんと維持されている棚田だと、日本人の勤勉さ、土地を
大事にする心持を感じます。
山の人は草刈などもちゃんとして、見ていても心が清々しくなります。
それに比べて町に近くなるほど田畑は荒れてますね。
タラやコシアブラは春の恵みですね。
我が家は主人が今日、山からタケノコを掘ってきたので、明日はタケノコ料理です。
タケノコ、フキノトウ、ワラビ・・・・子供の頃は庵治がわからなかった春の山菜が
今は何とも言えないぐらい美味しいですね。
画像のヤギは長さ10m以上の針金を上空に張って、それに輪を通して広い場所を
行き来できるようにしてありました。
ヤギもストレスが溜まらないし。人間にとっても草刈の手間が省けて一石二鳥ですね。
ニホンカモシカは長らく見ていません。
懐かしいです。
投稿: keitann | 2015-04-23 23:09