春の梶ヶ森散策、その4、ゴロゴロ八丁を登る
まだまだ春が始まったかどうか?という雰囲気の森を登って行くと、やがて見覚えのある定福寺の奥ノ院に着きました。
秋に来たときは、たいてい、この奥ノ院で一服しますが、今回は花を見ながらゆっくりの登りなので、休憩はなし、です。
ハシリドコロの、もう花を咲かせた株がありました。
ハシリドコロとバイケイソウの毒草ツーショットです。(^_^;
それでもバイケイソウの芽出しの色は、ほんとに綺麗ですね。
コチャルメルソウも一応、撮影しておきます。
奥ノ院からは分岐になっていて、山草に早く着くゴロゴロ八丁コース。
天狗の鼻方面への登山道などに分かれています。
いつもは、ここから天狗の鼻を目指して歩きますが、この日は早く山荘に行ってお蕎麦でも食べましょうと言うことで、近道のゴロゴロ八丁を登ることになりました。
ガスの日は足元の良くない道はどうかしらん?と思いましたが、登ったことのあるPさんが大丈夫でしょうと言うので、私とRさんにとっては初めてのゴロゴロ八丁コースを登ります。
登って行くと、ところどころで赤テープがついていました。
ガスはさらに濃くなってきて、視界は10mほどしかありません。
かなりの急坂で足元もあまり良くないので、一歩一歩、注意しながら登ります。
谷に木が横倒しに倒れていますが、それでも生きていて、新しい枝は真上を向いて伸びてました。
木のたくましさに脱帽ですね。
↑この道標から先に登ると、お堂のようなところがあるそうです。
ガスの日に見ると、到底登れそうもないように見えましたが・・・・。
岩と岩の間に狭い隙間があって、そこをくぐるように道がついています。
風が下から吹き上げてきて、4月とは思えないぐらいの寒さでした。
ようやく狭い谷を登り切って、尾根に出てきました。
Rさんの横に苔がいっぱいついたブナの木が出てきました。
梶ヶ森も空中湿度が相当高そうです。
しっかりした道標が立っていて、それによると山荘までは後ちょっとです。
ガスは相変わらず濃くて、まるで幽玄の森です。
12時半ごろ山荘に着きましたが、ストーブが炊かれていて暖かくてほっとしました。
暖かいものが食べたくて、3人とも山菜そばを注文しました。
↑太くて短いお蕎麦が独特です。
暖まったところで、一応、山頂を目指します。
↑山荘からしばらくは車道歩きですが、車道の傍らではシロモジの花芽がスタンバイしていました。
↑ガクの赤い綺麗なアセビ・・・。
途中で龍神の名水に下り、そこから先は登山道を登ります。
といっても、階段を登りますが・・・。
展望がまるでなくて、秋のスカッとした青空とはえらい違いです。
枯草の中から小さなショウジョウバカマが顔を出していました。
13時43分、一応、山頂到着です。
梶ヶ森には10回近く来ているのですが、こんなガスの日に山頂に登ったのは初めてかな?
それでも、麓のお店で買ってきた銀不老豆のロールケーキを山頂直下で風を避けながら頂きました。
女3人寄れば、美味しいものは外しませんね(^_^;
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