一味違う京都散策へ、その6、伏見稲荷~泉涌寺
お腹も落ち着いたところで、早速、京都トレイル歩きの続きです。
稲荷山を周回したので、時間ロスと言えば時間ロスですが、私の山歩きは興味の赴くほうへと歩きますので、そういうことは気にしません。
↑四ツ辻の道標で、次の目的地は東福寺、泉涌寺(せんにゅうじ)方面ですね。
地図を手に入れたので、ここから先は地図ロイド、京都トレイルの地図、そして、この道標の3種類を参考にしながらの歩きとなります。
赤い鳥居の横にも道標が見えています。
方角的には稲荷山山頂方面と真反対の北へと進みます。
良い雰囲気の道ですね。
ここから先は伏見稲荷の喧騒とは別世界になります。
2分も歩かないうちに、またしても道を尋ねられました。
四ツ辻の茶店まで行きたいと仰るので、「すぐそこですよ」と。
皆さん観光でいらっしゃっていて、地図をお持ちでないので、自分の場所がわからないようです。
道沿いでは香川の里山でお馴染みのネジキの木が見えていました。
ここにも道標が・・・・。
でも、ここは一本道なので、特に道標は必要ないと思われましたが・・・。
いつの間にか道が簡易舗装になってきて、下り道となりました。
道沿いのミツバツツジはすでに紫色の花芽を覗かせています。
後10日もすれば、京都の山も桜とミツバツツジに彩られるんでしょうね。
私が下ってきた坂道を郵便配達の方がバイクで登っていかれました。
この奥ということは四ツ辻の茶店などに郵便物を配達されるんでしょうか?
京都トレイルの地図にも記されていたゲートと言うのはこのことのようです。
このゲートの下はもう住宅街になっていました。
奥の方でひっそりと咲いていたのはアセビの花です。
この花は花時期が微妙ですね。
一応、早春の花と言うことになるでしょうか。
つい昨日(4月4日)も岡山の山中で見かけましたが・・・。
13時40分、住宅街が山まで迫ってきている場所に↑の道標がありました。
どうやら、沢を渡るようですね。
ところがこの地図を良く見なかったために、15分ほど無駄にしてしまいました。
というのも↑の画像で道標が写っているすぐ横に階段らしきのが見えてますが、コースはこれを下れば良かったのですが、私は・・・・・
そのまま車道を下ってしまったのです。
しばらく住宅街のアスファルトの道を下ったものの、沢らしきものが一向にありません。
おかしいと気づき、元の道標まで引き返します。
引き返す途中に大きなヤマザクラの木で花が少しほころんでいるのを発見。
どんな歩きも無駄ではないですね。
13時55分、元の道標まで戻ってきました。
今度は、階段を下っていきます。
下りきる手前にヒメオドリコソウの群落がありました。
沢を渡るとこんな風景が広がっていました。
地形的には山と山の間の谷ですが、この細い沢に沿って住宅が上まで建っています。
沢を渡ってすぐに、「東山5」の道標がありました。
道標に従って、沢沿いの道を下っていきます。
道路法面の石垣にツタバウンラン(コロセウムアイビー)の葉っぱが見えています。
この植物は外来種ですが、庭から逃げ出したのが神戸などでも良く雑草化しています。
私は昔、わざわざ種を取り寄せて、育てたことがありますが(^_^;
今度はまさに住宅街歩きとなりました。
電柱に取り付けられた京都トレイルの道標・・・。
こういう住宅街歩きがいちばん難しいですね。
道沿いにはお地蔵様がござらしゃって、お堂の上までちゃんと雨よけをかぶせてあります。
京都の街は、歩く先々でこういうお地蔵様や石仏を良く見かけるので、それも楽しいところです。
14時3分、泉涌寺と東福寺との分岐になっている道標まで来ました。
泉涌寺へは画像中の石段を上がっていきます。
先ずは泉涌寺を目指しますが、東福寺にも行ってみたかったので、もう一度ここに帰ってこようと思いながら石段を登ります。
石段を登った途端に宮内庁の「立ち入り禁止」の文字が見えました。
この辺りは御陵になっているようです。
ツタバウンランの咲いている花がここで見られました。
這い性ですが、花はウンランの花ですね。
立ち入り禁止になっている御陵の林の中で咲いていたヤブツバキです。
道から望遠で引き寄せての撮影です。
↑道沿いに御陵の門らしきのが見えました。
京都と言うと神社仏閣ばかりが話題に上がりますが、この周辺は御陵がたくさんあるようでした。
考えたら、京都は1000年に渡って天皇が住まわれた地なのです。皇族方のお墓である御陵が京都にたくさんあるのは不思議でもなんでもないわけですね。
14時8分、御陵の前を通利過ぎてほんの少し歩いたら、泉涌寺の門に着きました。
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