今度こそ二ツ岳へ、その6、花を楽しみながら下山
二ツ岳のような岩場の多い山は、下りは登り以上に細心の注意を払って下らねばなりません。
時間は充分あるので、山頂直下の危ない場所は特にゆっくりと下りました。

↑そのうえ、アケボノツツジも山頂付近がいちばん綺麗だったので、何度も立ち止まっては眺めたり撮影したりでした。

展望も登りの時より、下りのほうが晴れてきて空気も澄んでいるようでした。

鯛の頭が見えてきました。

鯛の頭の下を通過したのは13時12分です。
シハイスミレが咲いています。
登りでは見た記憶がないので、下りだと視線の位置が違うからか、登りでは気づかなかった花が見得ることがちょくちょくありますね。

垂直に近い梯子場にかかりました。
梯子場も登りより下りのほうが要注意です。

アケボノツツジとリョウブの芽吹きの色の組み合わせです。

Pさんは愛媛の分県ガイドのコピーを持参されてましたが、その中の写真はどこを撮影したものでしょう?と下る道すがら話していたのですけど、どうやらこの山のようですね。
梯子場から少し下ったところにある小ピークはまるで槍ヶ岳のような格好をしています。

あれ?
これは花がうなだれているのでウナズキツクバネソウですね。
これも登りの時は気づきませんでしたが、四国の固有種で珍しいです。
咲いているところを見たかったですね。

これも新緑とアケボノのツーショット。
やはりリョウブの葉ですが、芽吹きから少し経っているようです。

赤星山も登りの時より、綺麗に見えています。
雲が山肌に影を落として、良い感じ・・・・

こちらはハネヅル山方面です。

ダム湖を挟んだ対岸の山々も朝より良く見えています。

山頂方面を振り返るPさん。

薄日が射して明るいので、アケボノも朝より撮影が楽です。

ここまで下ってきたら、ミツバツツジの色が出てきました。

14時2分、峨蔵越まで下ってきました。
ここまで下ってきたら、後はハイキングのようなものですね。
少し休憩を入れることにしました。

休憩しているときに、見えていたやけに色の赤いミツバツツジが気になって見に行ってみました。
ブナの黒い樹肌を背景にして撮影しましたが、アカイシミツバツツジでしょうか?

直ぐ近くには、こんなごく普通の色合いのミツバツツジも咲いています。
2種類のミツバツツジが共存しているんですね。

瀬戸内側にもほんの少し下ったら、オオカメノキが咲いていました。
14時17分、峨蔵越を出発して最後の歩きにかかりました。

近づけない山肌に咲いているアケボノ・・・

これも登りでは気づかなかったクロフネサイシンです。
花がやっとこさで1輪だけ咲いていました。

日が射してきて、朝より良く開いていたコミヤマカタバミです。

クロモジの咲き残り・・・・

新緑とミツバツツジ・・・

緑が素敵な峠道ですね。

サイコクサバノオはどうしても顔が撮れなかったので、指で持ち上げて・・・
別に私の指が極太という訳ではないですが、それほど小さな花です(^_^;
終盤なのでシマシマ模様の色合いが薄くなってるような?

タニギキョウもこの季節の花ですね。

最後に撮影したのはやっぱりシコクナベワリでした。
朝よりは周囲が明るくなっていて、撮影条件は良かったですが、それでも撮影の難しい花であるには変わりありません。
下山時刻は、結局、15時36分とまずまずの時間でした。
4時間程度で登れる山と聞いてましたが、花も多かったし展望も良かったので、予想以上に撮影に時間がかかりました。
でも、気温もちょうど良かったし、何より素晴らしい新緑の中を気持ち良く歩けて最高でした。
こんなに早くリベンジ登山が出来てRさんも満足だったことでしょう。

帰りはキシツツジを眺めて帰りました、

去年、東光森からの帰りに眺めた場所ですが、キシツツジは裏年はあるのかどうか、見た目は去年程度に咲いているようでした。

↑こちらは朝に撮影したキシツツジで、日が当たってないので色合いが↑画像と違いますね。
アケボノツツジ、キシツツジ、ミツバツツジ2種、ヒカゲツツジ、コヨウラクツツジと、ツツジを6種類も楽しむことが出きたうえ、初めての山頂まで踏めて、大満足の山歩きになったのは言うまでもありません。

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