初めての大山に三ノ沢から登る、その5、稜線に咲くダイセンオダマキ
稜線に近づくにつれて、ますます急勾配となってきます。
ダブルストックもフルに使って体を引き上げるという感じになってきました。
↑前を行くYさんの姿が、顔を相当上に上げないと見えないほどです。
↑下を見ればとうとう一ノ沢まで見えてきました。
自分の歩いたところが、これほど見渡せるコースと言うのも珍しいかも・・・・。
稜線まであと少し・・・
この辺りのイワカガミとツガザクラは一週間前が最高だったんでしょうね。
ん?これは?
厳しい登りの最中でも、やっぱり、見たことがない花には反応してしまいます。
4枚葉のムグラは初めて見たような?
エゾノヨツバムグラかしらん?
いたるところにイワカガミ、ツガザクラが大群生です。
四国では10輪も咲いていれば、大騒ぎするような花ですが、大山では大盤振る舞いなんですね。
Pさんも、登る間も惜しんで撮影のようです。
先ほどまで下から見上げていた残雪を今度は見下ろすようになりました。
もう少しですよ、お二人さん!
10時48分、やっとこさ、稜線へと出てきたようです。
道は稜線の南側を巻くようについています。
この稜線は槍尾根と呼ばれているようですね。
Yさんはいつの間にか危なそうな場所に立っていました。
私も稜線までよじ登り、日本海側を眺めました。
ここでも飛騨沢を登り詰めて、岐阜側から信州側へと出てきた時を思い出しました。
この日は風がほとんどなくて安心でしたが、風の強い日はさぞ怖い場所でしょうね。
おまけにここの稜線はもろくて、いつ崩れるかわからないので、十分気をつけるようにとYさんの言葉。
そう言いつつも「稜線にコメバツガザクラが咲いてるだろう?」と・・・
私もなんだか小さな白い花が咲いてるなとは思ったのでした。
コメバツガザクラは北アルプスでも見ていますが、こんな苔の中に生えるんですね。
それでも、5月がずいぶん暑い日が続いたからか、葉も赤く焼けて状態はあまり良くなさそうです。
再び、道と言うか踏み跡まで戻り、槍ヶ峰を目指しますが、ここでも下る人とすれ違いました。
ツガザクラの花の背景にRさんを入れての撮影です。
Rさんが花の引き立て役なのか?それとも花がRさんの引き立て役なのか?(^_^;
結構気に入ってる画像です。
すぐ横に、まだ綺麗なイワカガミも咲いています。
目の前には異様な姿をしたピークが見えますが、この上には確か登れるとか・・。
あまり見たことのない光景がどんどん出てくるので、ついついシャッターを押してしまいます。
ダイセンオダマキの蕾を発見です。
惜しい…開花株ももしかしたら出てくるかな?
一応、道と言うか踏み跡はちゃんとあるんですよ。
上の方を単独男性が登っているのが見えてますが、「あんなところを登るの?」と言う感じですね。
↑画像をズームしてみました。
道幅はこのぐらいです。
まだ咲いて間もないイワカガミですね。
異様な姿のピークの真下にまでやってきました。
岩壁の向こうには、驚くような光景が・・・・
ここでダイセンオダマキが咲いていてくれました。
ここは比較的安全なことろなので、3人でゆっくり撮影です。
調べてみると、図鑑にはダイセンオダマキと言う種類は載ってなくて、どうもヤマオダマキの草丈が大きくならないタイプの花のようです。
でも、こんな危なっかしい稜線に咲いているので、わざわざ人が植えたとは考えにくいのです。
自生は間違いないでしょうね。
下まで良く見えるので怖いのかも知れませんね。
お二人が登ってこられました。
何とも、すごいとしか言いようがないですね。
三脚を持った男性がすれ違いましたが、この辺りで長い間撮影されていたようです。
断崖絶壁で咲いているイワカガミです。
東の方に見えているのは矢筈ヶ山などでしょうか?
ヤマオダマキは自宅でも育ってますが、大山で咲くのは背丈が低いタイプです。
行く手に槍ヶ峰が見えてきたようです。
画像中の一番の高みがそうです。
これが槍尾根?
稜線から北側で咲いていたダイセンキスミレです。
槍ヶ峰まで、もうすぐ・・・・。
槍ヶ峰には結局11時15分に着きました。
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