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2015-07-28

赤石プチ縦走を試みるも・・・その4、石室越の先で引き返す

若い女の子たちが八巻へと向かったのを確認してから、私たちも少しだけトラバース道沿いの花を見に行くことにしました。

私はカメラが少しでも濡れないよう、持参していたポンチョを着用しました。

デジタル一眼は雨にはとても弱いのです。

P7120054

タカネバラのお花見山行の時にも綺麗に咲いていたコウスユキソウでしたけど、この日も良い雰囲気で咲いていてくれました。

地味な花ですが、味わいがありますね。

P7120035まだ咲いていないか、それとももう咲いているか?と気をもんでいたナヨナヨコゴメグサも咲いてましたよ。小さな花なのでRさんは初めてご覧になったらしくて、「この花を見つけるのは私には無理です」と(^_^;

↑マクロレンズでの撮影です。

実際は幅5mm程度の花でしょうか。

この前、大山でキュウシュウコゴメグサと言うのを見てきましたがナヨナヨコゴメグサに比べるとかなり大きいですね。

P7120018イワキンバイも雨の中でも目立つ黄色で咲いています。

P7120022

シコクギボウシはうつむいて咲いているので、前に回り込もうかとも思いましたが、稜線に出ればいくらでも咲いているだろうと思い、前に回り込むのは止めました。

P7120047

気に入ってるオトメシャジンの画像です。

バックはヒメシコクショウマです

P7120049

↑そのバックのヒメシコクショウマのみを撮影します。

もとはヒメアカショウマと呼ばれていたものですが、茎が赤くて名前が覚えやすかったのですが・・

P7120051オトメシャジンは花柱が長いことも特徴ですが、葉もずいぶん細いです。

P7120055

コカラマツは雨に打たれてあまり見栄えがしなくて可哀そうでした。

P712006710時半ごろ、山荘まで引き返してきました。

山荘裏手の水場で水を補給します。

↑ここでもヒメシコクショウマが花盛りです。

8月に入ると、この場所はオトメシャジンのお花畑になっていたと思います

P7120069

これから稜線に出て縦走するわけですが、稜線方面のお天気はぱっとしませんね。

おまけに八巻山へ向かって行った若い女の子たちも引き返してきたのですが、稜線は吹き飛ばされるかと思うほど、風が強かったとのこと。

↑八巻山もガスに煙っています。

10時35分、まずは石室越目指して歩き始めました。

P7120076石室越へと向かう登り道です。

P7120080

お目当てのシコクギボウシが出てきました。

濃い紫色が何とも素敵なギボウシです。

P7120081

大きな株で、花芽も20本ほども上げていました。

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Pさんたちの撮影風景です。

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6月に来たときには咲き誇っていたタカネバラはこの日はほとんど見かけることはなく、↑の花がわずかに咲き残っていた花でした。

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11時丁度に石室越を通過しました。

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石室越通過中のPさんとRさん・・・。

ここからしばらく行くとオオヤマレンゲの木があるはずですが・・・・

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綺麗なピンクのヤマアジサイも咲いています。

P7120099

オオヤマレンゲの木がありました。

前回の縦走中に見かけて以来ですね。

まだ綺麗な花を咲かせて私たちを迎えてくれました。

私はこの日で、今年4度目のオオヤマレンゲでした。

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まだ初々しい真っ白な花もあります。

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やがて樹林帯を抜け出てきたら、かなり風が吹いています。

↑岩の上で咲くイワキンバイです。

前回の縦走時はこの辺りでシコクギボウシの今にも咲きそうな蕾を見たものでした。

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風が強くて、木々の枝が揺れています。

後でPさんとRさんが不安そうな面持ちなので、ここまでですかね。

あまり無理は出来ません。

前回の縦走時は雨だけで、風があまり吹いてなかったのですが、途中ちょっと危なそうな場所もあったように記憶しているので、ここは引き返したほうが無難です。

引き返したのは11時13分のことでした。

先ほど通過したばかりの石室越へと引き返していると、早朝に日浦でテントを張っていた福岡の男性3人とすれ違いました。風がかなり強いですよとはお伝えしましたが、東赤石~八巻の稜線も歩かれてきたようなので、それならば西赤石までも何とかなるかもしれません。

やはり男の人は違うな~と感心しました。

P7120108

山荘へ引き返す途中で、もう一度シコクギボウシを撮影します

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11時46分、山荘まで下ってきました。

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雨はとうとと本降りになってきたので、Pさんはポンチョを、Rさんも雨具の上を着込みます。

後はこのまま下るだけです。

P7120115

登りの時から比べると増水した沢の横を下ります。

この画像を最後にして、雨脚が強くなってきたので、カメラはザックに仕舞い込みました。

Kimg0852

分岐通過は14時12分で、この画像はスマホで撮影しました。

この後、瀬場谷で休憩して、瀬場に下山してきたのは15時20分です。

車で日浦に向かっていると、石室越でれ違った福岡のパーティーの一人の方が、自転車で車を回収に向かっているのをお見かけしました。

無事に縦走されたんですね。

P7120116

15時42分、日浦まで帰ってきました。

朝は気づかなかったけど日浦の駐車場にはギボウシが咲き乱れていたんですね。

福岡の男性パーティーの方がいらしたので、お話を伺いましたら、この夏に槍ヶ岳の北鎌尾根を狙っているそうで、そのためのトレーニングだったようです。お年は私とそう変わらないぐらいの方でしたが、風雨の赤石縦走を比較的速いタイムでこなされるぐらいなので、力のあるパーティーなんですね。

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帰りの車道沿いで、ネムの花が花盛りだったので、車を停めて撮影しました。

今年は雨がちだったからか、ねむが殊の外見事でした。

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最後に、この日、東赤石で初めて見ることができたヤマトキソウをアップしておきます。

6年前に北アルプス朝日岳の下山中に見かけて以来でした。

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東赤石界隈でも咲くことは知っていたのですが、今回は数株見ることができました。

今年はトキソウもヤマトキソウも見ることができ、そういう意味では充実してました。

赤石縦走が悪天候のためにできなかったのは残念ですが、次回は秋のすっきりと晴れあがった日にでもチャレンジしてみたいですね、

コメント

keitannさん こんにちは、rain雨の為、縦走は出来なかったようですが、十分歩く練習になった事でしょう!!お疲れ様でした。
花も色々咲いていて良かったですね。
東赤石山にも行きたいと思いながらも‐・・急登に恐れをなして未だ行くことができていません!!
皆さんは、いつも素晴らしい歩きをされていますね。
大山の花畑も堪能されたようですね。
ピオーネさんの掲示板を見せて頂きました。
又 機会があればよろしくお願いいたします。goodmobilephonesign01

クムトマトさん、こんばんは。

そうなんです、この日はもう少しましな天気かと思っていたのですが
東赤石付近はほかが晴れていてもここだけガスや雨と言うことが多くて・・・。
でも、この日の歩きのおかげで、reikoさんも白馬の登りは楽勝だったそうです。
クムトマトさんは東赤石にはまだ登られてないのですか?
ロングの登りですが、寒風山を1回半か2回登ると思えば同じことですよ。
私もまだ見てないマツムシソウやシラヒゲソウがそろそろ咲くのえ今度ご一緒しましょう。

今年は縁あって、大山に3度も行ってきました。
香川からだと思ったより近くて、石鎚に行くより早いぐらいです。
お花畑はやはり雪の多い山だけあって、四国のお花とは一味違います。
機会があったら、大山も登って見ませんか?
あそうそう、高知の四国カルストなどもそろそろお花がいっぱいの季節ですね。
また伺いますよ。

keitann様 こんにちは
”勇気ある撤退”と言うことになりましたね。
それでは驀進した福岡の男性パーティーはなんと言えばよいのかと考えていました。
「意地っ張り」「風雨大好き」「がむしゃら」「強行突破」と言うところでしょうか。
ところで槍の北鎌尾根往復は聞きますが、子槍の上に立ったという話は最近トンと聞きませんね。

さて、今回はお蔭様で四国ギボウシの深い色を、居ながらにして味わうことが出来ましたが、小生的にはやはりオオヤマレンゲの花に別格の美しさを感じました。
雨や風、はてはガスの中にあっても、美しさのレベルが違いますね。

またヤマトキソウも見ることができて良かったですね。小生は未だ一度も見たことがありません。

ネムノキと水面の写真も素敵な切り撮り方でしたね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

「勇気ある撤退」と言うと聞こえが良いですが、女性3人ではやはり無理は
出来ませんよね。
福岡の男性パーティーはわざわざ福岡からみえたわけですから、おいそれとは
撤退できませんよね。私たちは、今からでもチャンスはいくらでもありますけど。
あのお天気では何も見えないので、私たちの場合は歩いても意味がないと言えば
言えます。縦走だけなら、以前も雨の中してますから・・。
ほんとはreikoさんを前赤石の山頂にお連れしたかったのですが・・。

小槍って登れるんでしょうか?
そういえば、私の周囲でも登ったっという話を聞きませんね。

オオヤマレンゲの花は6月~7月まで一ケ月の間楽しめるので、良いですね。
蒲田川の右股や左股で咲くオオヤマレンゲは7月下旬まで咲いていそうでした。

ヤマトキソウは四国の山で見たのは初めてなので嬉しかったです。
他にもオオヤマサギソウなど見たのですが、雨で一眼を仕舞い込んでいたので
撮影できませんでした。
天気が悪いと、撮影はほんとに難しいですね。

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