初めての大山ユートピア、その2、アジサイの道
神社横の登山口から登り始めてどれだけも歩かないうちにヤマジノホトトギスが咲いているのに出会いました。
ヤマジノホトトギスと言えば香川の山にも咲きますが、7月に咲いているのは見たことがなくて、たいていは8月末頃にツルリンドウやツルニンジンといっしょに見かける花です。
秋の花が7月中旬に咲くなんて、大山では秋の訪れも早いということなんでしょうか?
↑スマホでの撮影で、薄暗いせいもあって、証拠写真ぐらいにしかならない画像ですが・・。
この後、若い男女2人連れが私たちの後ろから歩いてきたのですが、下宝珠分岐でどちらに行こうか迷っているようです。私たちがユートピア方面に行くと言うと、彼らも私たちと同じユートピア方面に歩いてきました。けれども、足元はスニーカー程度の靴だし、大丈夫かな?
Pさんの話では、ユートピアまでの道のりにも足元の悪いところは何か所もあるそうですが・・。
やがて、上の方を見上げると車道のようなものが見えています。
あそこに出て行くような感じですね。
8時42分、林道と交差する場所まで登ってきました。
後でわかったのですが、この林道は元谷へと続く道だったようで、帰りはこれを一部歩きました。
ここで、雨が上がったようなので、私はザックから一眼を出しました。
後からついてきていた男女2人連れには先に行ってもらいましたが、その後、私たちが彼らを追い越すことはありませんでしたから、無事にユートピアまで行けたようです。
若さって素晴らしいですね。
この頃には、後から登ってこられる方も何組かあったのですが、皆さん、どんどん登っていかれます。
5分ほど休憩した後、私たちも上を目指して登ります。
↑登山道はどうやら、ちょっとした谷筋を登って行くようです。
上の方に早くもブナの木が見えてきて嬉しくなります。
石がごろごろした道で、あまり登りやすいとは言えませんが、両脇の斜面にアジサイがいっぱい咲いていて目を奪われます。
↑標準レンズでの撮影でうまく撮れてませんが青いヤマアジサイに混じって白いアジサイのようなものが咲いています。
葉を見るとヤマアジサイとも違うし、クサアジサイにしては早く咲いていて花が白いです。
ギンバイソウにしては花が小さいし?
結局、ずっとわからず、ユートピアでYさんにお会いしてからお尋ねしたら、なんとクサアジサイとのことです。帰路で撮影しているので、またおいおいと画像をアップしたいと思います。
それにしても所変われば品変わるというか、大山のクサアジサイって白い花なんですね。
ヤマアジサイも四国の山だとちらほらと言う感じで咲いていますが、登山道のわきでほぼずっと咲いている感じです。
ブナの林床もいろいろな下草が生えていて、時間があったら、こういうのを見てるだけでも楽しいだろうなと思いました。
急な登りが続いていてしんどいので、後を振り返ると、うっすらと海が見えていて、平野部はまずまずの天気みたいです。
↑ヤマアジサイの花自体も四国のヤマアジサイより花が大きくて見ごたえがありますね。
泉ヶ山でも感じましたが、雪の積もる日本海側のほうがヤマアジサイの生育に適しているみたいです。
9時10分、下宝珠越まで登ってきました。
ここまでの登りが急でした。
前の記事で書きそびれましたが、この日は標高800mほどの駐車場で朝7時半の気温がすでに25℃でした。私の住んでいる平野部の町と同じ気温なのですから、その中を登ってくるだけで汗だくです。
ここ下宝珠越で再び雨が降り始めましたが、この暑さではよほどの雨でない限り、雨具を着る気にはなれません。
とはいえ、一眼カメラの方だけは大事をとって再びザックの中へ仕舞い込みました。
下宝珠越からはユートピアと反対方向に歩けば、宝珠山に行けるようです。
休憩中にも下から何組もの人が登ってきては上を目指して歩いていきます。
この時期はやはり人気のコースみたいですね。
私たちも10分ほど休憩した後歩き始めますが、雨のせいで、私はデジカメをまたまたザックに仕舞い込みました。
歩きだして間もなく、マイヅルソウの赤く色付き始めた実を見つけました。
よく見ると、道の両側にいくらでも見えています。
四国でもマイヅルソウは見かけますが、開花株が少なくて、なかなか果実を見るまではいかず、たいていは7月の北アルプスで見ることが多いですね。
それもわさび平など標高1000m程度の山麓です。
先ほどから、花芽をつけたソバナらしき株を何度も見かけたのですが、咲いているソバナをここで見ました。
↑スマホ画像なので、ソバナのような色合いの花は難しくて、咲いていたという程度の画像しか撮れませんでした。
それにしてもソバナも四国では8月に入ってからでないと見ませんから、大山では開花が早いですね。
Pさんの話では下宝珠越~中宝珠越までは大した登りはないそうですが、なるほど、アップダウンのあまりない道で、心臓には優しい道ですね。
ここでもヤマアジサイが道の両側で咲いています。
アクシバの花も1mほどの高さで咲いていますが、これも小さい花なので、スマホでは撮影できませんでした。
大した登りのない道ですが、ブナの中を少しずつ登っていきます。
やがて、目の前に山が現れてきました。
Pさんが展望台があると教えてくれたので、登って見ました。
↑目の前に聳えるのが三鈷峰だそうで、この山の名前は四国の私でもユートピアとセットで良く聞いています。
晴れていたらどんなに素晴らしい眺めだろうと思いながら、それでもスマホのパノラマ画像を撮影してみました。
keitann様 地図を見ながら ワクワクして記事を読んでいます。
また、雨ですね、しかも蒸し暑い中のようで、これは厄介です。
こういう険しい山では傘を差して歩くことは出来ないでしょうから、カメラは雨に対して厳重警戒措置ですね。
小生は傘を差して、カメラは首からぶら下げ、スーパーの買い物袋に包んで持ち歩きますが、いくら傘を差していても、時間の経過とともに、やがてカメラは露を含んでしまいます。
あと、足ごしらえのことですが、小生は最近、運道靴を好んで使用するようになりました。
注意深く、使い勝手を登山靴と比較してみても、有意差を殆ど感じないのですが、小生の思い違いなのでしょうか。
ところ変われば花変わる・・・・クサアジサイの花道を進んでいく道も珍しいですね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-08-03 09:45
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は雨が降ったりやんだりというパターンでした。
朝の登り始めから気温が25℃もあるので、出来れば雨具は着たくないのですが
この前の東赤石山行で一眼の調子が悪く、それ以上悪くなると困るので、スマホで
撮影したりと、何かと気を使いました。
仰る通りで岩場あり、ロープ場ありの道なので、傘を差してはとても歩けません。
おまけに、人気の山なのか後ろからどんどん人が来るので、落ち着いて撮影ができず
時間を食ってしまいました。
運動靴も時には良いかもしれませんね。
私も里山や岩場のそれほど多くない山では、普段履いているウオーキングシューズを
好んで履きますよ。
軽いので、疲れないような気がします。
クサアジサイに白花があるとは思わず、このとき見かけた花が何なのか、ずっと疑問に
思っていたので、Yさんにお尋ねしてすっきりしました。
投稿: keitann | 2015-08-03 22:34