ジャンボフェリーと電車で伊吹山弾丸登山、その5、オオヒナノウスツボ
5合目の小屋のおじさんに「今日の伊吹山はガスは出ないんでしょうか?」とお尋ねしたら、おじさんは「今日はずっと晴れるでしょうね」と(^_^;
そうなんだ、伊吹山は午後からたぶんガスるだろうから暑さもたいしたことないだろうと考えていたのは甘かったようです。
12時10分、五合目を出発します。

↑五合目からの山頂方面を見上げると、何とも言えない眺めですね。
まずはちょっと上に見えている避難小屋を目指して登ります。
歩き始めると、一気に飲んでしまった炭酸飲料のせいで、お腹が膨れて何だか歩き難いです。
やっぱり、飲みすぎたかな~。

12時23分、避難小屋まで登ってきました。
ここで立ち寄る必要はなかったのに、どうもお腹が膨れすぎてしんどいので、避難小屋の陰に入って、立ったまま一休みしてしまいました。
この辺から、どうも調子が崩れてきたようです。

↑6合目を通過するPさん。
時刻は12時33分です。
この頃には下りの方もかなり多くなってきました。
中にはお尋ねすると、朝のバスで山頂まで登ってきて、下りだけ歩いているという方もいました。
それはいちばん楽な手ですね。

私がなかなか登ってこないので、Pさんが心配そうに上から見ています。
後からやってくる人にもどんどん追い越されるようになりました。

この辺りはいちばんしんどかったので、撮影枚数も少ないのですが、それでも下を見下ろした画像を撮っています。
標高はすでに1000mに達しているのですが、午後になって陽射しがきつく気温もかなり上がっているようです。
Pさんがしきりと「トリカブトの株が見えない」と呟いています。
Pさんが2013年の9月に登った時には5合目あたりでもトリカブトを見ているそうですが、トリカブトらしき株が見えません。
それでも、良く見ていると、トリカブトらしき株はたまにありますが、茶枯れてしまい、花芽を上げた株が見えないのです。

なんとまぁ、気の早い・・・・リュウノウギクの花をPさんが見つけてくれました。
いくら標高1000mでも、リュウノウギクは10月の花でしょうけど・・・・

石灰岩をバックにオトギリソウもまだ咲いていました。

行導岩は4年前にも見ているし、今回も良く見えたのに、しんどかったせいで、望遠レンズに交換するのが面倒で撮影していませんね。

4年前にも伊吹山で見ているイワアカバナが咲いていました。
今年はイワアカバナも良く見ています。

13時33分、やっと8合目にたどり着きました。
6合目~8合目までがいちばんしんどかったです。
10歩歩いては休むという感じでした。
それにしても、この日は登山者の方が多かったです。
4年前は一応お盆休みの最中に登っているのですが、この日の半分も登っていなかったと思います。トレランの方も多く見かけたし、この4年の間に山登りが再びブームになっていることを実感しました。特に若い登山者が多くなりましたね。

↑8合目で休憩しているときに移したイブキシモツケですが、もちろん、花はとっくに終わっています。
香川の里山でも良く見かけるイブキシモツケですが、その名の由来である伊吹山で見ることができました。
Pさんは元気で、チョウが吸水している様子を撮影していますが、私はチョウまで撮影する余裕がありませんでした。

法面の石灰岩にひときわ色の濃いカワラナデシコが咲いていました。

歩き始めようとしたら、目についた花があって、撮影します。
↑アカソの花が目についたのかと思われるでしょうが、そうではなく・・・・

アカソに混じってクサボタンが咲き始めていたのです。
伊吹山と言えば、何と言ってもクサボタンのイメージが強かったのです。

13時50分、8合目を出発して、山頂を目指します。
↑そろそろ山頂方面も見えてきたようです。

あれ?この花はヒナノウスツボみたいだけど、えらく花つきが良いですね。
これはオオヒナノウスツボのようですね。
実物は初めて見ます。
ちょっと上の方を歩いていたPさんにも、急いで声をかけました。

花の色が濃い株と、あまり濃くない株がありますが、もちろん、色の濃い株が被写体としては良いですね。
↑オオヒナノウスツボの画像は5枚も写していたので,この頃には少し元気が戻ってきたようです。

↑山頂にいる人たちでしょうか?
かなり上の方を歩く人たちが見えてきました。

道にはキリンソウも咲いています。

下界を見下ろすと、かなりの高度感ですね。
けれども、家の一軒一軒まではっきりと見えていて怖いぐらい・・・・

ようやくクサボタンがまとまって出てきました。

花の1つをズームすると、ツクシクサボタンよりも淡い色ですが、これはこれで上品で綺麗な花ですね。

尾根と琵琶湖が見えてきて素晴らしい光景なので、Pさんにモデルになってくれるように頼みました。
撮影意欲が湧いてきたということは、この頃はまずまず元気になってきたようです。

アザミもちょっと変わった咲き方をしているので撮影してみたら、後で、コイブキアザミという伊吹山の固有種のアザミだと知りました。

クサボタンは少し下の方ではシカに齧られた株も見かけたのですが、8合目から上の株は比較的状態が良かったです。

↑9合目はどのへんだったのか撮影しそびれましたが、恐らく9合目あたりと思われる辺りです。

色の濃いキリンソウが出てきました。
この日のログです。

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