念願の土佐矢筈へ、その6、果実を見ながら下る
涼しい風が吹き抜ける気持ちの良い岩の上でお昼を食べた後には、YAさんから畑で育てたという珍しいウリが2種類デザートとして出されました。マクワウリとも違うそうですが、汗をかいた体には果物などがいちばんですよね。下山後は、京柱峠の茶店でしし肉うどんを食べる予定なので、私はこの日のおむすびは一個だけにしておきます。
12時20分、お腹も満ち足りたことだし午後の天気も心配なので、下山にかかりました。
↑見晴しの良いところで、綱附森方面を眺めるメンバーの皆さん。
私は綱附森もまだ行ったことがないので、そのうちに行かなくてはと思ってるのですが・・・。
↑帰り道で、何か赤い花が咲いていると思ったら、ツツジの狂い咲のようでした。
画像を見ると、やっぱりシカの食害が一目瞭然の土佐矢筈の樹林帯です。
おかげでというか、Pさんが心配していた笹漕ぎするところは全然なくて、楽に登れたのでした。
樹林を抜けて、今から笹原歩きと言うところで、向こうから3人の方が歩いてくるのが見えました。
登ってこられているのかと思ったら、先ほど山頂でお会いした方たちで、この方たちはアリラン峠から登ってこられたので、小檜曾方面まで少し歩かれたようですが、途中までで帰ってきたとのことです。アリラン峠からだと土佐矢筈には1時間ほどで登れるそうで、ちょっと物足りないですね。
振り返ると、土佐矢筈がかなり遠くになりました。
先ほどまで、少し黒い雲が見えたので、雷が心配でしたが、何とかやり過ごせたようでほっとしました。
帰りはニセ小檜曾で少し休憩しました。
京柱分岐を13時23分に通過した後、祠のところは13時40分に通過です。
祠からは原生林ではないほうのコースを下ります。
↑朝歩いた原生林コースとは違うコースを下りましたが、こちらもブナがありました。
ただ、原生林コースのほうは林の中を歩きますが、こちらは緩やかな尾根を辿るコースのようでした。
赤テープが要所要所についています。
↑実をつけたブナの木です。
今年は四国のブナも本州のブナも豊作ですね。
↑の実は赤いので、最初、ガマズミかと思いましたが、よく見るとオオカメノキのようです。
オオカメノキの果実は赤から熟すと黒くなるようです。
↑葉が生しに食べられてぼろぼろになっていますが、オオカメノキの葉は美味しいので虫に食べられるらしいです。そのせいでムシカリと言う別名になったとか・・・。
↑こちらはマユミで、マユミも今年はどの木も果実がたくさんついていますね。
↑ヤマブドウだけは実が見えませんでした。
近くに雌株と雄株がないと結実しないそうです。
14時5分、原生林経由のコースと合流しました。
ここからは往路で登った道と同じ道を下ります。
ところが、朝は何も考えずに登ったらしくて、「こんな急坂を登ったかな?」と道が合ってるかどうか不安になる始末でした。いかにいい加減に歩いているか?ということですね(^_^;
14時38分、登山口まで戻ってきました。
あとは林道を少し歩くだけです。
14時49分、京柱峠まで戻ってきました。
後は、お楽しみのしし肉うどんですね。
朝はまだ閉まっていた峠の茶店でしたが、ちゃんと暖簾がかかっていました。
5人とも、しし肉うどんを注文しました。
↑一口、だし汁を飲んだ瞬間、とても良い出汁が出ていてびっくりしました。
昆布やカツオとは違う味で、これがイノシシの出汁ですかね?
イノシシの肉はは私も何度か食べた頃がありますが、このしし肉うどんのお肉は臭みがなくてやわらかく、ほんとに美味しかったです。
最初はうどんにイノシシ肉は合わないような気がしていたんですけど・・・・。
何でも食べてみるものですね。店内の壁は、この店を訪れた人たちの書いた文字で埋め尽くされていて壮観でした。
峠越えが目的の人もいるようですが、しし肉うどんが目的の方もいるようです。
事実、この日も、私たちの後から何人もの方がやってきました。
しし肉うどんの後は、Rさん持参のトマトゼリーをデザートにいただき、この日もやっぱり食欲全開でした。(^_^;
帰りに眺めた梶ヶ森です。
朝は光の加減で鉄塔が見えなかったのが、帰りは良く見えました。
↑こちらは牛ノ背方面です。
この周辺の阿佐尻山や綱附森にもぜひ登って見たいと思ったことでした。
下界からは考えられないほど涼しい風が吹き抜け、気持ちの良い笹原歩きが出来た土佐矢筈にも、次回はツツジの季節に登りたいものですね。
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