紅葉の西赤石へ、その5、センブリと紅葉
大座礼山や東光森山を眺めながら、休憩していると、何とも言えず爽快感があります。
こんな気持ち良い山を2人占めなんてもったいない話ですね。(^_^;
ふと視線を移すと、先ほどからガスに覆われながら垣間見えていた山のガスが少し取れていました。
↑そうそう、吊尾根が見えていたってことは、これってチチ山じゃないの?
ようやく気付いた私でした(^_^;
チチ山ってなだらかな山容を持つ笹ヶ峰より格好良いんですよね。
剣山よりそのお隣の次郎笈のほうが格好良いのと同じですね。
そんなことを思いながら、腰を下ろしているすぐ横を見たら、何やら白い小さな花が咲いています。
よく見たら、それはセンブリなのでした。
びっくりして飛び上がって、思わず、お尻でセンブリを押しつぶしてないかと確認しました。
やれやれ、そんなことはなかったのですが、たまたま休憩した横にセンブリが咲いているって、われながら強運です。
思いがけないセンブリ発見で、またまた画像を撮ったりして、10時5分、ようやく山頂へ向けて歩き始めます。今度こそ、山頂に着くまで休憩せずに頑張りたいですね。
西赤石にはセンボンヤリも多くて、秋の閉鎖花の果実がすでに綿毛となっています。
「東山」の山名表示も新しく立っていましたが、ここが東山なんですね。
この辺りにもセンブリの花後の株がたくさん見つかりました。
つまり、もう少し早い時期、10月上旬か9月下旬に来ればセンブリが咲いているということでしょうが、その頃は紅葉には早いしキッコウハグマもまだだろうし、やっぱりセンブリだけを目的ではなかなか来ないでしょうね。
さて、目の前にはカラマツが少し黄葉しかかっているのを眺めながらの歩きです。
銅山峰ヒュッテからの道との合流点を示す道標も見えてきました。
私はまだこの道は通ったことがないです。
ススキの向こうにカラマツ・・・。
素晴らしく綺麗な色に染まったカエデがありました。
こちらはミツバツツジかな?
シロモジの眩しいばかりの黄金色、手前にはナツハゼの紅葉。
ナツハゼの実も黒くなっていましたが、お味見したPさんによればまだ酸っぱいそうです。
里山でしか見ないように思ってましたが、こんな標高の高い場所にも育つんですね。
ここは標高1500はある場所です。
このシロモジは少し葉が傷んでますね。
西赤石は山頂に近くなると少し登っては平坦な道を歩くということを何度か繰り返します。
↑ミツバツツジが登山道沿いに繁った場所ですが、この辺りは台風などの風が強かったか、葉が傷んでいました。
平坦な道を歩いていると、後を歩くPさんが誰かと話をしているようです。
聞けば、地元新居浜の単独男性が後ろから登ってこられたようです。
私たちはゆっくりなので、先に行っていただきましたが、トレーニング登山だそうで、日帰りとは思えないような大きめザックを背負われてました。
↑前赤石方面から南に伸びる尾根が見えてきました。
紅葉の中に佇むPさんのウエアが映えますね。
向こうに見えているのは前赤石かな~?
ガスっているので、はっきりわかりません。
シロモジは黄葉もしてますが、来春の花芽も用意していました。
花芽は赤くてとても可愛いですね。
木の枝が邪魔になってますが、山頂方面の紅葉が良い感じ・・・・。
陽だまりでは狂い咲のスミレが一輪・・・・。
ブルースカイに赤く染まった木々が強烈な色合いです。
平坦な道が終わって、またまた登りに差し掛かります。
紅葉の中を登ってくるPさん・・・。
見上げると、そろそろ岩場に差し掛かったようです。
その岩場にアキノキリンソウが1株咲いていました。
先に岩場に立って、下を見下ろすと、↑のような光景が視界に飛び込んできました。
いつもはここから石鎚が見える場所ですね。
少し遅れて、Pさんも真っ赤に染まった木の横を登ってきました。
これって、今思うと、アケボノツツジの紅葉かな?
視線を上げると、真正面に大田尾越が見えています。
大田尾越の向かって右には大座礼が、左には東光森山が対峙していました。
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