紅葉の西赤石へ、その4、ガマズミの果実
銅山越を過ぎてしばらく登って行くと、展望が開けて、振り返ると眼下に銅山越や西山が見えてきます。
ツガザクラの花の季節には、ここからもう少し登るとツガザクラの群生地があるので、そちらに気を取られますが、秋は何と言っても展望が楽しみですね。
↑振り返って眺める西山方面です。
胸がすかっとするような光景ですね。
足元にはアサマリンドウの蕾が鮮やかなブルーで固まっています。
これが全部開いていたら、どんなにか豪勢な眺めでしょうね。
青空背景に赤く染まっているのはドウダンのようで、西赤石に初夏に登るとドウダンも楽しめます。
今まで見たことのない「天満山」という道標が立っていました。
この辺りを天満山と呼ぶのでしょうか?
初めて聞きました。
なおも登って行き、振り返ると、西山の後ろに何やら高い山が見えています。
一部しか見えないので、これはどこの山が見えているのか、どうもよくわかりません。
でも、あの尖った山はどうも見覚えあるし・・・・
もう少し登って全容が見えたらわかりそうです。
なぜかツツジの木の上に赤い実が生ってると思ったら、ガマズミの果実が吹き飛ばされたらしいです。
そういえば、この数日前に、爆弾低気圧が強風を吹かせたのでした。
ガマズミの実のお味見をするPさん…(^_^;
ガマズミは酸っぱかったそうです。
でも、酸っぱい果実は美味しい果実酒が作れるんですよね。
背後の木々もうっすら色づいていて、何とも良い眺めです。
登山道沿いには真っ白なホソバノヤマハハコが咲いてますが、まだ綺麗な花でした。
これはオトギリソウの草紅葉と緑色の細い葉っぱはツガザクラの葉っぱです。
山頂方面を眺めると、手前のカラマツが黄色く色付いてきているのが、良い雰囲気ですね。
西赤石は四国では珍しく、カラマツがたくさん見られる山なのです。
雲が山肌に影を落とし、その向こうには街と瀬戸内海・・・・。
うっすらと紅葉しかかったコメツツジの間を歩いてくるPさん・・・。
この辺りでは後ろに石鎚山系が見えるので、何度も何度も振り返らずにはおれませんでした。
ガマズミの実が真っ赤に染まって、見事に秋色です。
ホソバノヤマハハコも綺麗・・・・。
紅葉以外にも楽しみがいくつもありました。
標高1400m程度まで登ってきたので、大座礼方面も良く見えています。
ぐんと低くなっているのが大田尾越でその東には去年登った東光森山も良く見えています。
↑こちらは大座礼から三ツ森山、三ツ森峠の画像です。
後には稲叢山が見えています。
↑三ツ森峠から西に視線を移すと平家平、冠山が見えます。
ここまで登ってくると平家平の笹原が見えてますね。
冠山は寒風山から眺める姿と全然違うので、位置関係がわかってないと、あれが冠山だと気づかない人もいるかもしれませんね。
この辺りの眺めが良いので、ここいらでまたまた休憩することにしました。
時刻は9時53分です。
こんなに休憩ばかりしてて、お昼までに山頂にたどり着けるでしょうか?
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