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2015-10-20

初めての塔の丸へ、その2、リンドウがいっぱい

ソバ畑見物で思いがけず時間を食ったので、その後はノンストップで登山口の夫婦池を目指します。

ところが一宇銀座あたりでは曇っていた空が第一ヘアピン辺りまで来ると、枯れて柄来たではありませんか。登るにつれて天気が良くなる・・・こんなことってあるんですね。

後からラフォーレ剣山の支配人の方らしき人にお聞きした話では、この朝は丸笹や塔の丸からは雲海が綺麗だったそうです。ということは山の上は天気が良かったのですね。

いったん、がっかりしたのが、晴天を見て再びルンルン気分になりました。

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夫婦池手前の塔の丸登山口では車がちょうと一台駐車してあって、ちょうど今から登られるグループが見えました。

けれども、私はラフォーレ剣山でトイレをお借りしようと思っていたので、ラフォーレに車を駐車しました。

↑ラフォーレ到着は9時50分ぐらいです。

トイレは100円でお借りすることができますが、その後、支配人と思われる方に「今日はどこへ登るんですか?」っと尋ねられました。塔の丸と答えると、「今日は最高でしょうね」と仰っていただき、嬉しくなりました。

山歩きの支度も出来て、9時54分、ラフォーレを出発します。

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歩き始めて直ぐに、ラフォーレの建物のすぐそばでアケボノソウを発見。

ここまでにも車道沿いに咲いている場所があったはずですが、急いでいたので、ノンストップで走ってきました。

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さすがにもう終盤ですっかり果実だけになっている株もあります。

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あれ?草むらの中ではリンドウも咲いています。

アケボノソウが車道沿いに咲いているのは珍しくないけど、リンドウが車道沿いに咲いているなんて嬉しいですね。

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剣山系にはどういう訳かアサマリンドウは咲かず、普通のリンドウばかりです。

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これはシロヨメナかな?

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リンドウもこんなにたくさん咲いています。

車道沿いでこんなにリンドウが咲いているなんて初めて知りました。

春~夏には剣山に良く行きますが、秋以降はあまり行かないので、こんな発見もありますね。

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リンドウの花冠の中にすっぽりと入っている花蜂です。

頭隠してなんとやら・・・ですね。

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塔の丸登山口には10時丁度に通過します

438号沿いに登山口があります。

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登山道を歩き始めてすぐに見かけたマムシグサの仲間です。

剣山系はシカが多くて、花は期待できないので、こんなものでも撮影します。

最初のうちだけ少し登っていきますが、そのうちほぼアップダウンのないトラバースになってきました。

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丸笹と同じく、針葉樹林帯の中を道が通っています。

けれど丸笹の登山道よりも。明るい気分です。

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緑の苔の中に赤いキノコが生えています。

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辺りでギャーギャーと泣く鳥がいて、あちこちと飛び回るのでカメラで追っかけるのですが、なかなかレンズで捉えられません。なんとか木にとまっているのを撮影できましたが、どうやらカケスのようです。

カケスってギャーギャー鳴くんですね。

初めて鳴き声を聞いたような?

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シカに皮をはがれた木です。

剣山系はどこもシカの食害が目立っていて痛々しいです。

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黄葉したカエデの葉が数枚落ちていて、この先、紅葉も少しは見られると思うけど、少し撮影しておくとしましょうか。

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針葉樹林の森は苔も綺麗です。

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これはコシアブラの紅葉。

葉の色が抜けてしろくなるのがコシアブラの紅葉の特徴です。

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木々の間からどこかの集落が、ちょうど良い具合に見えています。

朝方の曇りが嘘のよう・・・・。

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ダケカンバの木は芽吹きは遅いけど、落葉は早いような気がします。

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地図ロイドを出して現在地を確認してみます。

やっぱり、道は尾根の北側を巻いているようです。

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色付いたカエデの木が見えてきました。

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コハウチワカエデかな?

葉っぱを良く見ないとわかりませんが、この日は紅葉よりも展望が目的なのでそこまではしません。

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ちょっとざれたようなところをトラバースしていきますが、丸笹から夫婦池への下りでもこういう場所があります。

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やがて、すぐ上に尾根らしきのが見えてきました。

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行く手にこれも綺麗に染まった木が見えていますが、樹種はよくわかりません。

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こちらは見上げるとナナカマドですが、まだ紅葉していませんね。

四国のナナカマドはアルプスや東北のナナカマドみたいに綺麗に色付いたのはほとんど見られないようです。

気温が高いからだと思います。

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道は相変わらず尾根のすぐ下をトラバースしているのですが、前夜、山友達のRさんのHPを参考までに拝見したら、尾根通しの道もあるようです。

その尾根を見上げたところです。

木々もまばらですから、好きなところを歩けそうな雰囲気ですね。

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やっぱりというか、尾根上の木にも赤テープが巻かれていました。

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10時40分、開けた場所に出てきました。

少しだけ展望が得られますが、一部しか見えてないので、どこの山が見えているかこの時点ではわかりませんでした。

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振り返ると、二つの道が合流していますね。

これが尾根通しの道とトラバース道との合流点のようで、地図には「稜線の合流」と書かれてある場所のようです。コースタイム30分のところをカケスの追っかけをしていたので、時間を食ってしまいました。

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↑こちらが今から歩いていく方角です。

展望がこの先はありそうなので、わくわくしますね。

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登山道は笹原の道に変わって、笹の中にアキノキリンソウが1株咲いています

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そしてリンドウも笹の中で一輪咲いていました。

剣山系は花は少なめですけど、リンドウだけはたくさん見られますね。

 

コメント

keitann様 こんにちは
地図で、軌跡を追いかけていました。
夫婦池まで上がってくると残りは稜線漫歩といった感じになるかと思いながら記事を読み進めますと、意外な眺めが出てくるのでまた地図を見直すということになりました。
歩き始めは山体にとりつくので、樹林の中の道なんですね。

たしかに春日八郎の「別れの一本杉」では、♬山のカケスも啼いていた・・・・♬ という歌詞があり、その声は哀切なものかと思っていたら、さには非ずで、つや消しの「ぎゃーぎゃー」声でしたので面食らったことがあります。

ぶちょうほう様、こんばんは。

このときはログをちゃんと撮ったのは良いのですが、下山した時にオフにするのを
忘れ、その後の車道を車で走ったものまでログを取ってしまいました(^_^;
なので、ログをアップするのをやめました。

今回の塔の丸は初めて登る山なので、道の様子がわからなかったのですが、この辺りは
標高1500m以上が森林限界のようです。
稜線に出てからは展望があるので歩くのも楽しかったです。

カケスの鳴き声はやっぱりギャーギャーというので合っているんですね。
山の鳥に似つかわしくない鳴き声でした。

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