今季初の島歩きは粟島、その1、小さな船で粟島へ渡る
12月に入ってから、天候も今一つだし、たまに天気が良いと畑仕事に精出したりで、なかなか山に行けません。というか、行く気がなかったということがありますが・・・。
それでも天気の良い日はそろそろ島の山にも登ってみたいなとは思っていました。
山仲間のPさんから12月20日は高見島&佐柳島の山に登りましょうと、忘年山行の時から誘われていたのに、忘年山行以来どこにも登ってない有様です。これでは、Pさんの足を引っ張りかねないと思い、12月18日に晴れ間が出たので粟島の城山に登ることにしました。行き当たりばったりのワタクシメのことで、前日から決めていたのではなく、その日の朝に家事を片付けていたら青空が出ていたので、突然思い立ちました。
↑この日登った城山は素晴らしい展望で、思い立って行った甲斐がありました。
中央に見えているのが、これも城山から眺めているうちに思いつきで登ってきた阿島山です。
思い立ってすぐに、急いでスマホで粟島への渡し船の時刻表を調べると12時半ごろの船がありました。
このときは11時過ぎだったので、それから支度をして出かけても十分間に合います。
途中で、詫間に新しくできたうどん屋さんで食べてからでも、出航10分前には着きました。
↑須田港から眺める塩生山(はぶやま)です。塩生山は須田港の近くにあって、今年の1月に高校時代のバレー部仲間と登った山です。博智山、妙見山など、詫間の山も最近はぼつぼつと登っています。
↑こちらは長く伸びた荘内半島で、先端の方に少し高い山が見えているのが紫雲出山で、この山は私にとっては馴染みの深い山です。
船は定刻の12時35分に出航したと言いたいところですが、一旦、出発したのに急に停まったと思ったら、遅れて港に来たご老人を乗せるためだったようです。小さな船ですから、そういうこともできるんですね。
↑船の波しぶきの向こうに見えるのがこれから登る城山(じょうのやま)です。
私がザックを背負っていたからか、一人の高齢の女性に声を掛けられました。
何でもその方は粟島に住んでらっしゃるそうですが、尾瀬のほうなど何度も本州の山にも登られたそう。50代から70代までは良く登りましたと仰ってました。85歳になる今も富士山に登りたいのだそうですが、息子さんの許可が下りないそうです。(^_^;85歳と言うと、私の母と同じぐらいですから、さすがに子どもとしては心配ですね。
粟島港のすぐ近くの丘のような山でさえ、島のお年寄りが道に迷って3時間も彷徨ったそうで、「気を付けて登りなさいね」と言っていただきました。
どこに行っても山に登る人同士、山の話が弾むのは嬉しいものです。
↑船から見える、我拝師山、弥谷山、黒戸山方面です。
この山域も私の良く歩く山域です。
標高こそ500m前後と低いですが、なかなか風格のある山々だと、身びいきかもしれませんが
いつもそう思いながら見ています。
この春に登った柴谷山も、その時のことを思い出しながら眺めます。
↑今日登ろうとしている城山は、いつか「山と渓谷」にも紹介された山で、たぶん城山には7年前にも登っています。
山の麓に見えている水色の建物はルポール粟島と言い、もとの粟島海員学校の建物で、今では宿泊施設になっています。
定刻より早く12時48分には粟島港に着きました。
港からも城山が良く見えています。
ルポール粟島の方に歩いていくと、ちゃんと道標が立ってました。
登る前に、まずはルポール粟島でトイレをお借りします。
ルポールの方がせっせと落ち葉を掃いてらしたので「大変ですね」と声をかけると「今日みたいな日でないとなかなか掃けませんから」と。確かに今年は雨の日や風の日も多くて、落ち葉掃きがなかなかできないのは私も同じでした。
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