志々島の大楠に会いに行く、その3、志々島最高点の横尾の辻へ
菜の花の向こうに見える瀬戸内海はすっかり春の風情です。
しばらく見とれてしまいました。
↑丘の上には小さな小屋があって「楠の倉」と書かれてありました。
しばし佇み、瀬戸内海を眺めるこの日のメンバーです。
この小屋に入って、高見島方面にレンズを向けると、ちょうど菜の花と高見島が窓枠にはまって良い雰囲気で撮れます。
眺めを堪能したら、再び遊歩道を進みますが、道沿いにはタンキリマメがいっぱいでした。
↑サヤはもう赤くないけど、艶々とした黒い実はまだサヤにくっついたままです。
海に近い林の縁などではタンキリマメをよく見ます。
↑これは植栽と思われるシキミですが、もう花が咲いていました。
例年は春先に見る花ですけど・・・。
遊歩道はこの辺りはなぜか舗装されていて、ちょうど先ほど眺めた大楠の上辺りを歩いています。
道沿いには水仙ももう咲いてますね。
瀬戸内の島には水仙が付き物です。
私たちが歩いていると、向こう側から数人の方が歩いてこられました。
観光客ではなくてどうやら三豊市の役場の方のよう・・・。島おこしのためなのか、この日はかなり島に来られていたようです。
大楠を見る前に越えた峠まで帰ってきました。
ここからはいわば島の稜線を歩きます。
道沿いは昔は畑だったようで、↑のような水瓶のようなものが残っています。
畑の花や野菜用に天水を貯めるためのものですね。
GPSで確認すると、道の北側にちょっとした山頂らしきものがあるようなので、登ってみることにしました。
最初は笹で覆われていますが、すぐに踏み跡に出ます。
山頂らしき場所にはこんな説明書きがありました。
特に山頂でもなんでもなかったようです。
一応、説明書きを撮影するRさん・・・。
元の道へと下ります。
結局、山頂である横尾の辻よ、ほんの少し低いコブだったようです。
トップを歩かれているEさんが見える辺りは、もとの道です。
この辺りで標高90mぐらい?
道沿いにキヅタが出てきました。
ちょっとした樹林の中を抜けて、なおも西へと進みます。
途中、海岸へと下る道がありました。
つまり三叉路になっているのでした。
道は横尾中継水槽と書かれた水槽のすぐ際から下っていますが、私たちは山頂目指してまだ西へと歩きます。
これは島で良く見かける大型の植物で、調べたらどうやらハマウドと言うようです。
水槽から少し歩いたところで、水仙の群落がありました。
を見下ろす場所に咲いていて雰囲気がばっちりです。
思わず座り込んで撮影してしまいました。
その後、すぐに山頂に着きました。
時刻は9時57分です。
一足先に到着されたEさんは何やら登頂者名簿に記入されているのかな?
山頂は見晴し抜群ですが、印象的に木が一本だけ生えています。
遮るもののない360度の展望は素晴らしいものでした。
山頂名は「横尾の辻」と言い、山の名前には珍しいですね。
実際、志々島は全体が丘のような島で、ここ横尾の辻も山と言う雰囲気はあまりありません。
こちらは東側の眺めで遠くには瀬戸大橋も見えています。
そしてこちらは西の方角で、粟島が見えています。
どちらも見えている島の名前が書いてありましたので、初めての方でも島の名前がわかりますね。
あまりに素晴らしい展望があるうえに、お誂え向きにテーブルとイスが設置されていて、ここで休憩してコーヒーを飲まない手はありませんね。
↑早速、皆で持ち寄った行動食を出して、コーヒーを入れます。
そして、この日もコーヒーで乾杯です。
この「横尾の辻」には皆初めて来たのです。
とても素晴らしい場所だし、登るにも楽に登れるので、高校時代のバレー部仲間をぜひ連れてきてあげようと思ったことです。
皆で記念撮影もして、10時20分に下り始めました。
この日も次に粟島に行く予定なので、港には早目に着いておく必要があります。
最初は元来た道を引き返す予定でしたが、水槽横から下っている道を下ってみようということになりました。
前もって島のことを調べてきたPさんの話では、途中でこの道はヤブになると書いてあったそうですが・・・。まぁ、行けなくなれば引き返しても良いし・・・・。
綺麗に草刈された道を下って行くPさんとRさんです。
下ると言っても標高差にしてたったの100mなので、気楽ですね。
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