マンサクの花に霧氷、その1、2年ぶりに3月の赤星へ
娘の出産で2月半ばからは自粛していた本格的な山歩きですが、春のお彼岸の3連休に久しぶりで登ることになりました。3連休には娘婿も来るので、上の孫のお守りを娘婿に頼んだら何とか出かけられそうです。娘も産後順調に回復しているので、赤ん坊の世話だけなら何とかするでしょう。
いつもの山仲間のRさんは都合で参加できないそうですが、Pさんと私は3月20日は特に予定がないし、お天気も良さそうです。この時期ならきっとマンサクの花も咲いていることでしょう。
帰りは夕食の支度などもあり明るいうちに帰るほうが良いので、朝の集合を早くしました。
↑この日見ることができたマンサクの花に霧氷が着いた光景です。
こんな光景滅多に見られないと思うので、良い日に来たものだとつくづく思いました。
大野原の某所に朝6時集合なので、久々に5時前に起床です。
すると、朝6時にはもう明るくなってきており、山歩きの日以外は早起きしない私は夜明けが早くなってるのにびっくりしました(^_^;
途中、コンビニに立ち寄ったり、法皇トンネル手前の具定展望所などでコブシの花を眺めたりしながら、のんびりと走りますが、それでも鉄塔の登山口に、結構早い時間に着きました。
まだカタクリの季節には一ヶ月以上もあるので、さすがに他の登山者はいないようです。
今日は山頂は貸切かな?
↑歩き始めは8時10分頃です。
辺りはまだまだ芽吹きも始まってなくて、風景だけを見ていると冬枯れの山に見えますね。
おまけにこの日は快晴だという予報だったのが、朝のうちは寒くて、暑がりの私が長袖のウエアを三枚も着たまま歩きます。
登山口は8時15分に通過します。
10分も歩けば、中尾集落への分岐です。
2年前にはPさんの御主人のMさんも一緒に、中尾集落から歩き始めたのでした。
やっと薄日が差してきました。
日の当たらない側にはびっしりと苔が生えた木の幹。
辺りには山栗のイガがいっぱい落ちていて、去年の秋はクリが豊作だったよう・・・。
撮影するものがあまりないので、トリカブトの芽吹きでも撮るとしましょう。
トリカブトの近くに、今度はニリンソウの芽吹きが見られました。
ニリンソウは山菜として食べられるので、ニリンソウの芽とトリカブトの芽を間違えて採取してきて食べてしまい、中毒になる人が多いとか・・。君子危うきに近寄らずですね。
私も見分けが出来るまでに何年もかかりました。(採取はしませんが)
そうこうするうちに、いつもマンサクを見ている場所に差し掛かりました。
咲いてます、咲いてます・・・。
ただ、背景に青空が欲しいよね・・・とPさんと口々に言い合います(^_^;
ところでこの日の私の目的の一つは、この山のマンサクがアテツマンサクであるかどうかを確かめることでした。
アテツマンサクはもう何年も前から気にかかっていた存在で、岡山の大佐山に行けば自生があると思いながら、なかなか実物を見ることができませんでした。それが今年は岡山の娘宅に2週間も滞在したおかげで、その間に岡谷市内の半田山植物園で咲いていたアテツマンサクの実物を見ることが出来たのです。アテツマンサクの特徴は花弁も萼片も黄色をしているということです。
それと実物の花を見た感想としては、マンサクの花にしては小さめの花だということを感じました。
自宅でもマンサクの木を植えていますが、自宅で咲くマンサクよりも花が一回り小さいです。
↑たまたま赤星山のマンサクの花が地面に落ちていたので、撮影してみました。
萼片も黄色いですね。
花も小さめです。
半田山植物園でスマホで撮影してきたアテツマンサクと落ちていたマンサクの花を見比べました。
↑これがスマホで撮影した半田山植物園のアテツマンサクです。
どうやら両者は同じもののようです。
アテツマンサクの分布は本州(中国地方)四国(愛媛県)となっていて、以前から赤星山で見ているマンサクがアテツマンサクかどうか確かめて見なければと気になっていたのでした。
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