鬼ノ城山でのもう一つのお花見・・・ゲンカイツツジ
鬼ノ城山にゲンカイツツジが咲くことは3月に登った時に知りました。
ゲンカイツツジと言えば、これも数年前から見たいと思っていた花で、タムシバと違いこちらは一度も見たことがない花でした。もっとも、ＨＣなどでは庭植え用にゲンカイツツジが売られているのは見たことがありましたが、そういうのは改良されたりして、自生の花とはかなり違っていることもあるので、とにかく自生のゲンカイツツジが見て見たかったのです。
開花期を調べると4月上旬とのことで、タムシバの開花期と丁度重なっているので、見られるかもとは期待していたのですが、その予想はドンピシャ当たりました。
↑思っていたよりもずっときれいな花でした。
しかも花も丁度見頃の良い時期に行き会うことが出来たのでした。
色合いはミツバツツジに似た紫系の色合いですが、花の形が全然違うので、すぐにわかります。
実は数年前に岡山の別の山に登った時、ゲンカイツツジがその山の山頂付近で咲くことを知ったのでした。それ以来、いつかゲンカイツツジを見るために、その山に登らねばと思っていたのですが、今回はたぶんその山で見るより楽に見ることが出来たと思います。
↑すぐそばで見られる株もありましたので、近寄っての撮影です。
検索すると次のような記述がありました。
「名前の通り玄海灘をはさんで、九州北部、対馬、済州島、朝鮮半島などに分布し、山地の岩の上や急な傾斜地に生える。
環境省のレッドリスト（２００７）では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧（ＮＴ）に登録されている。
樹高は２メートルから４メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える（互生）。
葉は革質で先が尖る。
葉の両面や縁には長い毛が生える。
開花時期は３月である。
葉の展開に先駆けて、ピンク色の花を咲かせる。
ツツジの中では最も早く咲き始める。
花冠は幅の広い漏斗状で、皿のように横に広がって５つに裂ける。
裂片の先は丸い。
雄しべは１０本である」
そして今日の今日まで、四国には自生しないと思っていましたが、愛媛に自生するようです。
これは探してみる価値がありそうです。
最初に見つけた株です。
それまでにもミツバツツジは咲いていましたが、花の形が違うので、すぐにわかりました。
通りがかった若い男の方も「ミツバツツジとは違いますね」と話していましたから、少し花の好きな人なら違いが判ると思います。
絶景をバックに咲いています。
マツの木と一緒に咲いている株です。
綺麗な花ですね。
タムシバの白を背景に撮影してみました。
この日の鬼ノ城ではタムシバ、ゲンカイツツジ、シハイスミレと見たかった花々をほんとに堪能することができました。
この日、目にした光景は、私の長い山歩き人生の中でも記憶に残る1シーンとなることは間違いないでしょうね。
keittann さん 今晩は～
ゲンカイツツジですが、私が姫路城へ行く途中バスの中から今まで見たツツジは見たことない色と形のツツジ（濃い桃色、赤が強い色)でした。正面からの花の形が良く似ています。葉っぱもまだ出てませんでした。
ミツバツツジ(紫系)、オンツツジは（オレンジ系)だと思うのですが。。。ミツバツツジやオンツツジも見えましたが、写真を取っていないのが残念です。岡山に入ってからの高速道の近くでところ所で見えました。とにかくタムシバがすごかったです。
愛媛に自生するそうですね、出会えるといいなぁと思います。
投稿： takahama | 2016-04-27 19:25
takahamaさん、こんばんは。
この前もバスの中からご覧になったツツジがゲンカイツツジかもしれないと
コメントをいただいたんでしたね。
ゲンカイツツジは岡山では割と広く分布しているようですから、takahamaさんが
ご覧になったツツジも、もしかしたらゲンカイツツジだったのかもしれませんね。
場所がある程度特定できるのでしたら、一度その季節に確かめに行くのも一つの
方法ですね。
私のところからだと岡山は瀬戸大橋を渡ると直ぐなのですが・・・。
オンツツジもバスからご覧になりましたか？
私も春は電車で岡山県内を回ったり、車でドライブ散策を良くしますが、まだ岡山では
オンツツジを見ていません。四国では珍しくないですが、本州では珍しいと思いますので
ラッキーでしたね。
タムシバは今年はほんとに当たり年ですごかったです。
愛媛のゲンカイツツジ…普通の山道では見られないようですが、そのうち出会えると
良いですね。
投稿： keitann | 2016-04-27 22:32