今年も三辻~工石でアケボノツツジを楽しむ、その2、コミヤマカタバミ
まだ桜が咲いているぐらいなので、スミレ類もいろいろ咲いていて、スミレ好きには楽しい山なのですが、たぶん去年は見てないと思う、ナガバノスミレサイシンが咲いていました。
↑ナガバノスミレサイシンを検索すると
「雪の少ない太平洋岸に分布する日本の固有種。
葉はスミレサイシンの葉を細長くした形で、長さ5~8㎝。葉の基部は心形。茎や葉の裏はやや紫色を帯びるが、葉の表は緑色。花は直径約2㎝と小形で、花弁は細く、花の色は淡紫色。側弁は無毛。スミレサイシンと同様に雌しべの柱頭がくちばし状になる。距は太くて、短く、花と同色。」とあります。
確かに四国でも香川では見かけないスミレですが、愛媛、徳島、高知の山では見かけます。
ここ三辻山に来る1週間前には皿ヶ嶺でごく咲き始めの花を見ました。
スミレの中ではまずまず大型のスミレで全体にがっしりした印象を受けます。
今年の春は何もかも開花が早いと言われていたのですが、それにしてはヤブツバキがまだ綺麗に咲いています。
↑登山道はこの頃になるとアップダウンが少ない平坦な道になってきました。
嬉しい限り・・・
こちらのヤブツバキは花色が渋くて、まるでクロツバキみたいな花色でした。
東側の山が見えてきましたが、これは嶺北の笹ヶ峰方面だと思います。
色の鮮やかなミツバツツジが咲き始めていました。
香川の里山で見かけるコバノミツバツツジとは明らかに花が違うので、トサミツバツツジなのかもしれません。
青空に色合いが何とも鮮やかですね。
足元では丁度見頃のタチツボスミレが・・・
シロモジの花も咲き始めていて、上も見れば下も見るという具合で忙しいです。
こちらのヤナギはヤマヤナギ?
ヤナギはもう少し勉強しないといけません。
8時34分、樫山峠を通過します。
ここで、進路を西向きに変えます。
峠付近はススキなどの草原風になっています。
少し歩くと、コミヤマカタバミが良い具合に咲いていました。
コミヤマカタバミは私の好きな花なので、大喜びで撮影します。
朝早くても、もうばっちり開いていますね。
山頂方面を撮影するPさん・・。
三辻山はなだらかな山で、山頂はどこ?と思うような山です。
アセビの花も真っ白に咲いていて、ヤブツバキやアセビは早春の花という雰囲気がありますね。
足元にはエイザンスミレが出てきました。
タチツボスミレとのツーショットですが、エイザンはひときわピンク色をしているのと花が大きいので直ぐにわかります。
8時44分、赤良木方面への分岐を通過です。
これをいけば工石にはずいぶん近いはずです。
去年は綺麗に咲いていたフイリシハイスミレは今年は終盤のようで、あまり綺麗な個体は見られませんでした。
去年の三辻~工石の記録はこちらです。
さて、ヒカゲスミレの岩場までやってきました。
今年の花具合はどうなんでしょう?
こんにちは。まだまだスミレが楽しめるんですね。
低地ではすっかり花が終わってしまいました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2016-05-04 08:37
多摩NTの住人様、こんばんは。
スミレは桜の時期がいちばん良く咲きますから、桜が終わった土地では
もう終わりと言うことですね。
でも、高山に行くとまだ咲いていますよ。
一昨日は高山と言うほどではないですが、遅い時期に咲くアケボノスミレや
アカネスミレが綺麗でした。
投稿: keitann | 2016-05-04 22:20