山好き、花好き

↑先に行っていただいたボッカさんがもうあんなに遠くを歩かれています。

重い荷物を背負われていても速いですね。

夏の石鎚は山小屋で食べたり飲んだりする方も多いので、きっと毎日のように荷揚げをされているんでしょう。

山道で見るシコクフウロです。

シコクフウロはこの日はすでに終盤のような感じでした。

7月10日に寒風山でごく咲き初めを見て以来、一番良い時に山に入れませんでしたが、そういう年もあるんですね。

10時53分、東稜の基部を通過しました。

7月10日の寒風山でまだ色づいてない果実を見ていミヤマモミジイチゴが、この日はもう赤くなっていました。

あまり美味しそうではないので、お味見はパスします。（^_^；

草丈の低いレイジンソウが出てきました。

そうそう、夏も盛りになるとレイジンソウの季節ですね。

ブナ林の雰囲気も素敵な石鎚の森です。

そして、この辺りからお花がどんどん出てきました。

夏山の代表みたいなシシウドの白くて大きな花。

ハガクレツリフネも咲いています。

オオマルバノテンニンソウも群生なのですが、花の時期には少し早かったのかしらん？

後ろからいらっしゃる方にはどんどん先に行っていただきます。

この日はお盆休みとあって、下って行かれる人とも結構すれ違ったし、後ろから登ってこられる方もまずまずいらっしゃいました。

１年ぶりで見かけるオオバヨメナです。

楚々とした佇まいが好みの花です。

葉の形が独特なので、難しいキク科でも直ぐに区別できます。

四国でも西部にしか咲かないようで、私は四国カルストや石鎚山、筒上山などでしか見たことがないです。

↑因みに四国カルストで撮影したオオバヨメナです。

舌状花の枚数が石鎚山系のものより少ないと思います。

石鎚ではこの後も白いキク科の花を見たのですが、それは葉を見るとシロヨメナでした。

なので、石鎚で見かける白いキクがすべてオオバヨメナというわけではなさそうです。

シコクブシも登山道わきで枝垂れて咲いていて、これは綺麗でした。

色が素晴らしいですね。

またまたブルーの花が出てきました。

四国では石鎚山でしか私は見たことがないのですが、ミソガワソウです。

石鎚にはどういうわけかミソガワソウがたくさん咲くのですが、今回は特に素晴らしかったです。

大株のレイジンソウも枝垂れるように咲いています。

この辺りはちょっとしたお花畑状態でした。

レイジンソウも咲き初めで綺麗です。

ミソガワソウの群落・・・

遥か下に見える尖塔のような岩は天柱石のようです。

上を見ると今度はナンゴククガイソウが咲いていました。

もう終盤のようですが、それにしても石鎚って花の山なんですね。

シオガマギクはひっそりと咲いていました。

青い果実はイシヅチミズキみたい・・・。

確かキレンゲショウマが咲く場所があったはず・・・と思っていると、はるか下に黄色い点々が見えました。

大きな画像で撮ってトリミングしましたが、実際はかなり下のほうで咲いているので肉眼では咲いているのか蕾なのかはっきりしません。

時期的にも今年は花の咲くのが早かったので、終盤のようです。

こちらは、東赤石では蕾しか見られなかったオオトウヒレンです。

綺麗な花というのではありませんが、結構好みかも・・・。

サラシナショウマも何とか咲いていました。

あれ？こんなところにお地蔵さま。

このコースは意外と歩いていないので、記憶がありませんでした。

シックなミヤマノダケも見られました。

上を見上げるとガスの合間に険しい斜面が見えています。

そして人の上がれない斜面にはびっしりと花たちが咲いているのです。

嬉しいことに、この日のお目当ての花であるシラヒゲソウ早くも出てきました。

私はすでに東赤石で見ていましたが、Rさんは今年初めてだそうで大喜びでした。

ヒナノウスツボも数は少ないですが咲いています。

そろそろ表参道との合流点かな～と思いながら歩いていると、一際色の濃いシコクフウロ。

登山道は数年前に通った時に、かなり補修をしていましたが、確かに以前より歩きやすくなっていました。

↑熱心に撮影されるPさんとRさん。

花が多くて撮影ばかりしていたので、11時44分、やっとこさ表参道との合流点までやってきました。

ここで、お茶休憩ぐらいしましょうかね。