高知の里山にて、似た者同士何組か、ラセンソウとカラスノゴマ
高知には早春にはバイカオウレンやトザミズキなどを、そして晩秋にはムラサキセンブリやアシズリノジギク、野生のサザンカなどを見に行くのですが、今まで秋の初めの里山には行ったことがありませんでした。
標高が大して高くもないのに、畦や道端には可憐な野の花が咲き乱れ、棚田や山間部の集落が郷愁を誘います。高知の魅力をまた再発見したように思います。
その中で今回は似たような花を何組か見かけたので、それを取り上げます。
まずは最初に見て、なんだかわからなかった花です。
↑まだ咲き初めだったようで、花は数輪しか咲いておらず、後で画像を見るとその周囲にも株はあったのですが、開花株はこれ1株だけでした。
何でもない花のように見えますが、今まで見たことがなくて、名前が出てきませんでした。
↑特に果実が変わっていて、鉤のようなものがいっぱい出ていて、これは衣服にくっつきそうです。
花はカラスノゴマにも似ていますが、カラスノゴマの果実はこんな果実とはまるで違うので、カラスノゴマではありません。
↑ラセンソウの全体像です。
たまたま、この日はそう離れてない場所でカラスノゴマを見かけていました。
↑同じ日に見かけたカラスノゴマです。
カラスノゴマはの山から種を少し頂いてきたのを庭でも植えています。種がはじけ飛んで翌年にはびっくりするほど何株もが咲きます。
↑もう1株、同じ日に見かけたカラスノゴマです。
花のすぐ下に果実ができてますね。
ラセンソウの果実とはまるで違うのがおわかりでしょうか?
葉っぱの大きさも違いますね。
カラスノゴマのほうは香川の里山でもわりと普通に見かけることができます。
秋には葉が赤く紅葉して、野草ながらも風情があると思います。
でも、ラセンソウは香川では私は今まで見かけたことがなかったので、今回の出会いはすごく嬉しいものでした。
↑うちの庭で大株になって咲いているカラスノゴマです。
でも、驚いたことに、ラセンソウはカラスノゴマと同じシナノキ科なんですね。
シナノキ科の花なんて、あまり種類がないのに、同じ科の花を一日に2種類も見られたことに、驚きました。
こんにちは。ラセンソウは初めて聞きました。シナノキ科なんですか。勉強になりました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2016-10-22 19:55
多摩NTの住人様、こんばんは。
ラセンソウ…名前は聞いたことがありましたが、暖かい場所の田畑の畦などに
咲くらしく、静岡などでも咲くそうです。
香川では見たことがないし、高知に行ってもたいていはもっと高い山に
登ることが多いので、今まで見たことがなかったです。
この日は結局、未見の花を2種類見られてラッキーでした。
投稿: keitann | 2016-10-22 22:10