高知の里山にて、山裾の風物、棚田、集落
この日は山裾の集落界隈も含めて10キロあまりを歩きましたので、山の植物以外の者も見かけることができました。
まずは、バナナの花と思い込んでいた花です。
↑バナナだとばかり、その時は思い込んでいたのですが、もしかすると芭蕉の花かもしれません。何しろ、香川ではあまり見かけない大きな木に大きな花が咲いていました。
芭蕉というと芭蕉布を織るのに使われるというあの芭蕉ですね。
↑高知なのでハスイモなのか、それとも普通にサトイモなんでしょうか?
ハスイモの茎の部分のリュウキュウというのは高知の産直などでよく見かけるのですが、料理法がよくわからないので、まだ食べたことがないです。
小さな茶畑ではもうチヤの花が咲いていました。
クリの木もずいぶん見かけました。
丁度収穫期のようで、栗の入った笊を見ました。
帰りには近くの産直で買って帰って栗ご飯にしましたが、とてもおいしかったですよ。
高知と言えば、ショウガも有名ですが、青々としたショウガ畑が稲田の下に広がっていました。
そして・・
ショウガ畑の傍には数軒の民家があって、雰囲気の良い民家が建ち並んでいます。
たまたま民家の持ち主の方がいらしたのでお話を伺うことができました。
持ち主の方は今では高知市内に住まわれているそうで、なんと軽自動車一台ほどの金額で、この立派な民家を手放されたそう。もとはお蚕部屋もあったという広いお宅でした。
軒下も綺麗な作りになっています。
格子造りの玄関も風情があります。
こんな綺麗な民家をそんな値段で手放すのは惜しい限りですが、古い家は維持費がかかりますからね・・・。
お隣の民家も凝った造りでした・・。
辺りの田んぼは借り入れた稲をどこもハゼ干ししているようでした。
忙しそうに稲刈りされている地元の方にお断りして、私たちも畦の横でお昼を食べさせていただきました。
今時こんな光景を眺めながらのどかにお昼を食べられる場所なんて滅多にないでしょうね。日本の田舎の原風景を見せていただいたような気がしました。こういう光景はあと30年もすれば見たくとも見られないんでしょうね。
地元の方たちもとても気持ちの良い方々ばかりで、10月とは思えないほど暑い一日でしたが、気分はほっこりとして帰途に就いたのでした。
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