鉢ヶ森へお手軽紅葉登山に、その2、松尾峠経由でゴトゴト岩に
いくら紅葉の綺麗な季節とはいえ、登山口付近には車一台、人一人すら見えず、どうやらこの日の山頂は私たちの貸し切りが予想されますね。
登山口で標高はすでに1100mを超えているのに、鉢ヶ森山頂は標高1270mということは、途中でいったん下るようです。実際松尾峠は標高1100mですから登山口より低いんですね。
歩き始めは標高のせいもあって寒さを感じますが、すぐに体も温まるでしょうからいつもと同じ薄着で歩き始めました。歩き始めは10時25分ごろです。
車道から10mばかりは急坂を登りますが、すぐに平坦な道になります。
辺りは10年ほど前に伐採されたのか、生えている木々はずいぶん若い木ばかりです。
↑こんな細いブナらしき木が一丁前に綺麗に紅葉していました。
足に優しい平坦な道がしばらく続きます。
こんな道がずっと続いたら山頂には行けないねと話すと、Pさんが「大丈夫、最後に急登が待ってるから」と…。(^_^;
道は稜線のすぐ下を巻いているようで、そのためちょっと日陰になっています。
↑時折、光を受けて輝くような黄葉も楽しめます。
歩き始めて20分弱で、尾根の基部と山道とが合流する地点までやってきました。
稜線伝いにも道があるのか、Rさんがストックで指しているのは道に見えますね。
稜線と合流したら、ようやくブナの大きめの株が見えてきました。
周囲の残り紅葉を楽しむPさん。
尾根はすぐに下りになっています。
行く手に平坦な地形をした鞍部が見えています。
10時46分、松尾峠と思われる鞍部まで下ってきました。
峠ということはその昔は地元の人たちが往来したのでしょうが、いったいどこからどこへ抜ける道だったんでしょう?
地図を見ると大豊方面と物部方面を結ぶ道のように思えますが・・・。
辺りは雰囲気の良い雑木林になっています。
標高的にはここは登山口より少し低いのです。
Pさんの話ではここは四辻になっていて、鉢ヶ森に行くにはそのまま平坦地を進むと良いそうですが、分岐を曲がって少し登ると三角点があるそうで、ここはもちろん三角点のほうへ向かいます。
尾根を少し登ると、ちょうど日差しが出てきて、きれいな黄葉が楽しめました。
何度見ても、よいですね。
振り返っては撮影します。
10時53分、松尾峠からほんの数分の登りで四等三角点「松尾」まで登ってきました。
山頂にはすでに落葉したシロモジが早くも赤い花芽をつけています。
去年の砥石権現を思い出しました。
三角点からは元の道のほうに向けて下ります。
大きなブナが見えてきたころには残念ながらお日様が雲に隠れてしまいました。
帰り道でお日様が出てくれるといいな~。
元の道に合流したら再び平坦な道を歩きます。
道沿いにはところどころ、落葉したブナも見えています。
辺りはもとは笹薮だったのでしょうが、ここもシカが入ったのかササはあらかた食べられてしまい、枯れていました。
秋らしい落ち葉の道を踏みしめながら歩きます。
中にはこんな立派なブナの木も・・・
カエデの葉っぱもたくさん落ちていて、紅葉の全盛期はちょっと過ぎているのかも・・・
途中、水が流れたせいでえぐられた道状のものがあって、道と間違わないように進みます。赤テープもあるので間違うことはないかと思いますが、初心者は要注意ですね。
落葉した木が多いとはいえ、時にこんな見事な黄葉も眺めながら歩きます。
至福のひととき・・・
11時6分、岩がごろごろと露出している場所に出てきました。
ここがゴトゴト岩のようです。
谷が一面石で埋まっているような・・そんな印象です。
トサノミツバツツジが一輪、ゴトゴト岩付近で狂い咲していました。
春にはこの辺りはツツジが見事な場所なのだそうです。
まるでリングみたいな変わった形をしたケルンもありました。
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