初めての大座礼山へ、その3、アケボノソウ咲き残りとツルリンドウの実
林道沿いの登山口から、いよいよ大座礼山へ向けての登山開始です。
歩き始めた途端にアケボノソウが咲いているのをPさんが見つけてくれました。
ここより下の場所でもす¥でに花が終わっていたので、まさか花が見られるとは期待していなかっただけに大喜びです。
↑アケボノソウはたぶん草刈りされた株の株もとから新芽が出てきて咲いたものと思われます。今年の秋は気温高めなので、高い山でもこんなことがあるんですね。
小さな花ですが、ヤマトウバナも咲いています。
花の少ない今の時期は小さかろうと何だろうと咲いている花は貴重ですね。
おまけに、ツルリンドウの赤い実までありました。
花の少ない秋は、こういう木の実が楽しみです。
道は最初は樹林の中の平坦な道でした。
ここにもツルリンドウの実が・・・
ここのツルリンドウは瑞々しい苔の上にあるので、雰囲気満点です。
その苔ですが。今年の秋の雨の多さのせいか、例年よりも青々としています。
雨が多いのは山登りではマイナス要素になりますが、植生にとっては悪いことばかりではないようです。
登山道の下を沢が流れているようです。
しばらくすると、道標がついていて矢印の方向に進むと・・・
沢を渡渉するようです。
渡渉と言っても流れはたいしたことなく、ほんの数歩の渡渉です。
後ろを振り返るとPさんも渡り終えたようです。
渡渉後は本格的な登りになるかと思ったら、この後も緩やかな登りです。
体に優しい登りですね。
うっすらと黄葉しているのはシロモジのようです。
シャクナゲの木も出てきました。
今年のシロモジは葉が傷んでいますね。
これでは遠目で楽しむほうが良いですね。
それに日差しがないので、あの輝くような黄金色のシロモジが見られないのが残念・・・
苔の中に、またまた豪勢なツルリンドウでした。
自然林に混じって植林も見受けられます。
相変わらずアップダウンのあまりない道を進んでいくと、行く手に橋が見えてきました。
権現越~床鍋の間で通る端に比べればよほどしっかりしてますね。
Pさんが「この橋があれば、登山道に間違いないわ」と・・・。
どうやらPさんもこのコースを歩くのはずいぶん久しぶりのようです。
そのPさんが橋の上で「フウリンウメモドキみたいだけど」と言うので後戻りして見てみます。
↑果実がなんだか萎れていて、いつも見るフウリンウメモドキとちょっと雰囲気が違うような気がしましたが、よく見るとこんな具合にぶら下がって実るのはフウリンウメモドキに違いありません。
いつもならリンゴのミニチュアみたいな真っ赤な果実なんですが・・・
仕方ない…今年の夏は日照りと少雨に見舞われましたから、山の木の実も影響があったんでしょう。
その後すぐにメギの赤い実を見ることができました。
葉っぱも少し黄葉していえ、赤い実を引き立てます。
登山道の傍らに今度は草丈10センチもない超ミニサイズのアケボノソウが咲いていました。
しかも4弁です。
アケボノソウは大きいものだと1m半を超しますから、こんな小さいのは珍しいですね。
向こうのほうに、赤い葉っぱが見えると思ったら、ヤマブドウの紅葉でした。
シロモジの黄葉がバックなので赤い葉が引き立ちます。
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