犬返し~石ヶ山丈~魔戸の滝、その2、生子山城址から鉄塔巡視路を辿る
この日はコースの下調べも何もしてなくて、ただついて歩くだけの山行でしたが、たまにはそういうお気楽歩きもいいのでは?と思います。
先入観も何も持たず新居浜の里山を歩いてみて、香川の里山とは全然違うと感じました。
そのことは最後に触れるとして、まずは煙突を見学した後は奥宮に向かいます。
↑煙突を出発したのが9時6分でした。
少し歩くとすぐに鳥居をくぐります。
↑9時11分、奥宮に到着です。
たぶん、もっと下に本殿があるのだろうと思いますが、神社の名前を確かめていません。
敷地のわりに、小ぶりな祠が建っています。
新居浜の街を眺めようとされたのか、エントツ山さんが神社の裏手のほうへ・・・。
では、私も眺めを楽しもうと思い、手すりのほうに近づきました。
たぶん、新居浜市街地の東のほうが見えているのではないかと思いますが、実は私は今まで新居浜の街中に行ったことが一度もないのです。
松山、今治、西条、川之江葉町中も歩いているのに、なぜか新居浜には縁がなく・・いやいや、新居浜の裏の別子方面には何十回と足を運んでいるのに、山なみの北側にある新居浜の街は不案内もいいところです。
エントツ山さんが神社の裏手に回ったのは、眺めるためではなくて、登山道が裏手からるいていたからだということが↑の道標を見てわかりました。
何となく、登山道は神社の前の今までの道の延長上にあると思いこんでいたのでした。
神社裏手から登り始めると、西側に高い山が聳えています。
手前の山が確か辻ヶ峰と聞いたような?
では奥が西赤石?
神社から上は結構な登り坂が続きます。
不思議なことにこの辺りの山はシダの仲間のヒトツバがやたらと多いです。
↑二股になったマツの木も珍しいですが、その二股になった場所にヒトツバが着生しているという珍しい光景を見ました。
高知にはヒトツバは多いですが、香川では海岸の岩場などに多く里山ではあまり見ないですね。
その後はどうやら住友共電の鉄塔巡視路を登るらしいのですが、これを撮った時はまだそのことに気づいていません。
よく見ると「物部線」と書いてありますから、住友共電ですね。
ここが生子山城址かな?
9時29分着です。
ここまでほとんどずっと登り坂で、すでに汗をかなりかいてしまいました。
その後、なおも平坦な道を進みます。
嬉しいことに2週続きでコウヤボウキの花が見られました。
尾根に出たようで、新居浜の市街地が眼下に見えています。
前方に住友共電の鉄塔らしきのが見えてきました。
この辺りはちょっと平坦で一息つけます。
右に巻いて歩いたのは住友共電の182番鉄塔とのことでした。
草刈りに遭ったのか、まだ初々しい表情で咲いているアキノキリンソウ。
↑ここが三角点に行く道の分岐のようです。
三角点に立ち寄らないのであれば、このまま真っすぐに行けばよいのでしょうね。
時刻は9時33分。
分岐はもちろん右に行って、斜面を登ります。
数分登ったら、直ぐに城址という表示のある場所に着きました。
先ほどの「城址」と書いてあったのはただの道標?
ここで標高280mですからここまで200m以上登ってきました。
でも犬返しは標高570あるそうなので、まだまだですね。
小さいので四等三角点みたいですね。
三角点「板ノ本」には9時36分着でした。
先ほどからソヨゴの赤い実が気になっていたのですが、三角点の近くにもソヨゴがあったので、立ち止まっている間に急いで撮影です。
讃岐の里山にも多い木ですが、赤い実が可愛くて、最近は庭木としても人気があります。
ここ犬返し周辺でも実にたくさんのソヨゴの木を見かけました。
果実は直径1セン弱のリンゴのミニチュアみたいな果実です。
本の登山道に戻るべく下っていると、道沿いに石仏が三体。
向かって右の石には「城主大明神」と書かれています。
昔の城主を大明神としてお祀りしてあるんでしょうか?
9時40分、元の登山道に合流しました。
登山道は尾根の東側を巻いているということですね。
合流後すぐに、素晴らしい展望に出合いました。
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