青春18きっぷで須磨アルプスに登る、その9、板宿八幡へ下る
ヤブツバキの花が出てきたと思ったら、その後しばらくヤブツバキの下山道となりました。
四国の里山でもまだそれほどヤブツバキを見てないのに、板宿への道はヤブツバキの花がほんとにたくさん咲いていて感激しました。
↑下山道は風もあまり吹かず暖かいからか、花が傷まず気鋭に咲いているのが良かったです。
↑これも綺麗に咲いている一輪です。
アオキの果実もすでに赤く実っていました。
時折、海とビルの立ち並んだ市街地が良く見えます。
↑この木など1月もまだ初めだというのに、もう見ごろです。
途中にどなたかのお墓らしきものも見えたので、そっと手を合わせました。
下っても下っても、まだまだヤブツバキが咲いています。
まさにヤブツバキの道です。
六甲山系にこれほどヤブツバキが多いとは意外でした。
この日見かけた中で一番美しいと思った花・・・
市街地がすぐ下に見えるようになってきました。
そろそろ下りも終わりですね。
個人の畑地らしきところに下ってきたので、市街地も近いということですね。
分岐を「板宿八幡神社」と書かれた方角に下ります。
道は太い道ではなく、人一人が歩きやすい幅です。
↑最後に撮影したヤブツバキです。
この後はさすがにヤブツバキも見かけなくなりました。
海が近くなってきたからか、ツワブキも出てきました。
この辺りも白梅が植えられていたりして、かなり人臭くなってきました。
ナワシログミの果実が小さいですがちゃんと実ってました。
秋にツルグミを見たとき、ナワシログミと勘違いしたので、葉っぱをしっかりと観察します。
テイカカズラの綿毛も出てきましたが、日差しがなくて残念。
お日様が当たるときらきら光って綺麗なんです。
15時16分、板宿八幡の参道にひょっこりと出てきました。
そのまま参道を街のほうへと下ります。
市街地に出たら、駅を探すためにスマホの地図を見ながら歩きます。
↑野草化したツタバウンランが寒い中咲いていました。
市街地まで下ってきたら、こんな道標が貼ってありました。
だのに、板宿駅への道標がありません。
電車らしきものが見えるはずと目で探すのですが見当たりません。
電車が見えないと思ったら、この辺りでは山陽電鉄は地下を走っていたんですね。
須磨辺りでは地上を走っていたので、てっきり板宿付近でも地上を走っていると思いこんでいたのでした。
15時41分、やっとこさで板宿駅に着きました。
やれやれ・・。
板宿駅周辺は結構にぎやかな街ですね。
電車はそれほど待つことなく、直ぐにやってきました。
1時間に5~5本は走っていて便利良さそうでした。
途中で出会った方に教えていただいたように、垂水までの切符を買い、垂水で乗り換えたら乗り換えが楽でした。
↑姫路へと向かう新快速の電車から眺めた夕日です。
丁度通勤時間に差し掛かったので、姫路から岡山までは新幹線のこだまを利用することにしました。姫路~岡山間が普通電車だとちょっと長いし、通勤時間帯ではゆっくりとコーヒーも飲めないと思ったからです。
気がついたら、最初の山頂である鉢伏山でおにぎり一個を食べたほかは、お茶を少し飲んだだけで、ほぼ飲まず食わずで歩き通したのでした。
こだまはガラガラに空いていて、おかげでゆっくりとコーヒーを飲み残りのおにぎりも食べることが出来ました。
帰宅時間も1時間ほど早めることが出来たし、たまにはこういうことも許されるでしょう。
青春18きっぷを使っての山登りはこれが4度目ぐらいになりますが、初めて使った冬の18きっぷも意外と使えることがわかりました。来年からも冬の18きっぷを大いに活用して登りたいですね。
keitannさん、お疲れ様でした。
初めての須磨アルプス・・・楽しまれたご様子で良かったです。
六甲全山縦走路はマダマダ続きますが雰囲気は感じて頂けかと思います。
元々、全山縦走大会の切っ掛けは彼の加藤文太郎氏が鍛錬の為に歩かれた事に由来しています。
毎年市民大会の参加者は一回で二ー三千人。
それも応募が殺到して抽選に当たるのも難しい状況だそうです。
私も30年以上前に歩きましたがもう二度と一日では歩き通したくありません^^)
投稿: k2 | 2017-01-29 23:06
k2さん、こんばんは。
須磨アルプスというのがあることを知って、もう5年は経つでしょうか。
やっとこさ、冬の18きっぷで登ることができました。
山陽線沿線は低山が多いので、冬の18きっぷを使うのがいちばん良いみたいですね。
夏など暑い時期はちょっと登れそうにないです。
数年前の摩耶山に続き、六甲山系の第二弾ですが、植生や随所に市街地への下山路が
あることなど、雰囲気は十分わかりました。
このルート、もとはといえば加藤文太郎が歩かれたルートなんですね。
彼はものすごく足が速かったそうですね。
そうですか、全山縦走の応募者が多くて、抽選に当たらないとだめなんですね。
四国の山仲間の知人にも歩かれた人がいますが、一日に50キロを歩くのは大変でしょうね。
せめて半分のコースならと思ったんですが・・。
投稿: keitann | 2017-01-30 22:51
keitann様 こんにちは
青春18切符では確か新幹線には乗れなかったはずでしたね。
別途乗車券も購入ということなのでしょうか。
須磨アルプスは、稜線から海やビルのある街の眺めを得られて、いつもの山歩きとは一味も二味も違ったものとなりましたね。
岩場の凄そうなところがあったと思ったら、締めくくりにはヤブツバキの見送りを受けて、趣深い最終章となりましたね。
六甲山と言えば最初の方が書かれているように、小生も、単独行の加藤文太郎さんを思い浮かべながらこの山行記を読んできました。
サラリーマン時代、阪神淡路の大震災の爪痕がまだ残る1995年に、三ノ宮に短期間滞在したことがありますが、六甲の山並みを眺めて、いつかはあの稜線を歩いてみたいと思いつつ、ついに歩くことなく今日まで来てしまいましたが、keitann様のこのレポートを読んで、疑似体験をさせていただきました。
投稿: ぶちょうほう | 2017-02-05 08:23
ぶちょうほう様、こんばんは。
そうです、青春18きっぷで特急や新幹線に乗るときは、乗車券もその区間は別に
買わねばなりません。いろいろなルールがあるので、時間や料金、様々なことを考えながら
頭の体操になります。
今回登った須磨アルプスは最初は全山公園みたいな山、次は市民の山に市街地歩き、そして
岩場歩き、最後にヤブツバキの道と、短い区間ながら変化に富んだコースでした。
加藤文太郎というと私などは氷ノ山というイメージが強いですが、そういえば神戸から
浜坂まで一日で歩いたという話は有名ですね。
六甲の山々は、私が歩いたわずかの時間でも様々な年代の人が様々なところから入山されて
いたようでした。それだけ市民の方たちに愛されている山ということでしょう。
青春18きっぷを使えば、御地からでも十分日帰り山行が可能なのではないでしょうか。
投稿: keitann | 2017-02-05 22:55