念願だった竜王山に登る、その2、山頂から法師越を目指して
ここ2年ほど山頂を踏みたいと思い、どこから取りつけばよいかと周囲を偵察していた竜王山に登れて、ようやく宿題を終わらせたような気分です。
展望は南側しかありませんでしたが、猫山辺りからは見えなかったと思う眺めが広がっていました。
↑竜王山の南側には「満濃ヒルズカントリークラブ」というゴルフ場が広がっていて、その東に小高い山々、そして小高い山々の後ろに高鉢山が頭を覗かせています。
中々良い眺めです。
山頂のすぐ南は10何年か前の台風でえらく崩壊した場所で、山麓からもえぐれた様子が良く見えますが、上から見るとこんな風になってるんですね。
私が立っている場所から、ほんの30センチ南側は切れ落ちていて危ない危ない・・。
そして、不思議なのは、スマホのGPSで現在地を出そうとしても、どうしても表示されず、↑のような具合です。これ、もちろん山頂で撮影した私のスマホの画面です。
現在地は緑の三角で示されるのですが、この場所で止まったままです。
標高の表示も189mで止まったままですね。
無理に現在地を表示しようとすると、火の山付近でいるようになったり?
こんな現象おかしいですね。
因みに、電波は飛んでいるようで、ネット接続もできるのです。
スマホは諦めて、とりあえず法師越に向かうことにします。
時刻は14時34分。
↑山頂から北の方角に何とか踏み跡があるようです。
少し下っていくと、やがて歩きやすい尾根道になりました。
エントツ山さんが歩いたログが掲示板にアップされていたので、スマホでそのログを開きルートを確かめます。すると北に下り、一旦鞍部に下りてから法師越手前の379mピークを通過しているようです。
スマホのGPSで現在地が出ずとも、周囲の山が見えているので、自分の位置はわかりますから問題ありません。
緩やかな稜線を下っていくと稜線南側にヌタ場が見えます。
そういえば、この山域はイノシシが多かったんですね。
もう15年ほど前に赤星に単独で登っていてイノシシ5~6頭とあやうく出合頭にぶつかりそうになって一目散に下山したことがありました。その後も、琴南辺りでイノシシに昼間遭うことはあっても、たいていは向こうが逃げていくので、滅多なことはないだろうと、楽天的に考えることにしました。
少し下ると、正面に小高見峰と大高見峰が見えてきました。
道はところどころで赤テープもついてるし、踏み跡があるので、方向さえ外さなければ大丈夫。
↑、途中、石積みが見えました。
↑ところどころに、赤テープもあります。
小高見峰山頂の南側にある66番鉄塔が見えてきました。
あの鉄塔は、一年前に西側の池からヤブ漕ぎして登っているし、法師越への下山路もあるのは確認済みです。
木がまばらで日当たりが良いからかヤブツバキの花が咲いていて嬉しくなりました。
続いて、アセビの花芽も見つけました。
やっぱり、花や花芽を見つけると嬉しさもひとしおですね。
↑歩きやすい場所はこんな具合。
2月だというのに、コウヤボウキの綿毛も残っていました。
正面に、少し高い部分が見えていて、どうやらあれが379mピークのようですね。
14時55分、竜王山と379mピークとの間の鞍部まで下ってきました。
ここからは登りになります。
少し登ると、辺りに石がごろごろし始めました。
この山域は、山頂直下辺りに石や岩が多いですね。
振り返ると、先ほどまでいた竜王山の山頂が見えています。
道は稜線のやや北側についているようでしたが、稜線から南側は植林になっているようでした。
たぶん、この辺りが379mピーク辺りだろうと思われる頃、石積みが出てきました。
考えたら、歩き始めてからお茶以外は何も口にしていません。
石積みは腰かけるのにちょうど良いので、この辺でコーヒーブレークにしますか。
木の枝越しに、金剛院方面の眺めと猫山らしきピークが見えています。
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