4月初旬の岡山散策、その2、アズマイチゲは終盤
さて、アズマイチゲの群生地に車を走らせていると、棚田が見えてきました。
直ぐ近くには雰囲気の良い水車まであります。
直ぐに車を停めてその辺りを散策してみました。
↑岡山は傾斜の緩やかな山地が多いので、各地に棚田が見受けられます。
こういう棚田の光景は日本人にとっては原風景ともいえる光景で、いつまでも残って欲しいものですね。
水車は粉ひきに使われたのでしょうか。
ふっくらとしたかわいい顔のナガバタチツボスミレが咲き始めていました。
岡山でも標高の引き場所では子のスミレをよく見かけます。
ヤブツバキはここでも見事でした。
今年は須磨アルプス歩き以来、どの山を歩いてもヤブツバキをたくさん見ました。
桜は3月末から一気に咲き日本全土をピンクに染める日本を代表する花木ですが、ヤブツバキもその株数の多さ、低山から標高1000m程度まで満遍なく見られ花期も12月~4月まで長く咲くことから日本を代表する花木と言えそうです。
ヤマブキの黄色も春の野山では忘れてはならない存在です。
道路法面に真っ白に咲いていた花はスズシロソウのようでした。
春はアブラナ科の花が多いです。
山間部を走っていたとき、何やら茶色い動物を目撃しました。
過去2度ばかり見ていたので、すぐにアナグマとわかりましたが、4月初めごろは冬眠から目覚めたアナグマをよく見かけます。
驚いたことに、この日は2度もアナグマを見かけました。
県によっては絶滅危惧種にも指定されているほど、最近は開発によって数を減らしている動物だそうですから、岡山の山間部はし自然度が高いと言えそうです。
その後、ようやく訪れたアズマイチゲの自生地では残念ながら綺麗に咲いている個体は少なかったのでした。
ここは人の手によって保護もされていrですが、見ごろは例年だと3月半ばだそうです。
訪れた時間帯はあまり日が射してなかったせいもありますが、花が閉じていました。
近くの方のお話しでは、花が終盤になると開かなくなるそうです。
それと、この日は気温も低めだったので、それも原因かもしれません。
キンキエンゴサクかヤマエンゴサクかよくわからないのですが、エンゴサクの仲間が綺麗なブルーで咲いていました。
エンゴサクの仲間とアズマイチゲのツーショットです。
こちらはキバナノアマナ、エンゴサク、アズマイチゲの3種類が写っています。
ユキワリイチゲに比べると葉も花も華奢そうなイメージです。
ご親切な方のお庭で見せていただいたレンプクソウの花芽です。
レンプクソウの咲いたところはまだ見たことがないので、一度見てみたいものですね。
田んぼの畦ではツクシとオオイヌノフグリがツーショットで咲いています。
こちらはカンサイタンポポとツクシのツーショット・・。
まだ咲き始めたばかりのようで、葉が展開し切ってないのですが、コスミレと思しきスミレも咲き始めていました。
keitann様 こんにちは
春の花がポンポンと飛び出してきましたね。
それも身近に見るものあり、希少な種類まで多岐に亘っています。
おまけにアナグマまで見させて頂きました。
ヤマブキは枝が細くて、そのようには見えず、花の名前についてじっと考え込んでしまいました。
レンプクソウは久しぶりに見ましたが、未だ蕾なんですね。
このエンゴサクは印象的な色合いでしたね。
キバナノアマナもしばらく出会っていないので、羨ましく拝見しました。
水車小屋はまだ新しく見えますので、”現役選手”なのかもしれませんね。
投稿: ぶちょうほう | 2017-04-17 20:41
ぶちょうほう様、こんばんは。
ツクシやタンポポが出てくると、野山ではスミレをはじめとして春の花がいろいろ
見られるようになりますね。
アズマイチゲはそもそも四国では自生しないように聞いていますが、近年は
剣山のどこかに柵ともいわれているようです。
まぁ、それはよほど幸運でなければ見られないので、私たち四国の花好きは岡山まで
行ってみることになります。
アナグマのほうは過去2度ばかり見ているので、すぐにわかりましたが、毎回、4月の
暖かい日に見かけています。冬眠から醒めたばかりの頃に見られるのでは?と思います。
ヤマブキは確かにこの日見た株はずいぶん小さい株でした。
この後四国の山でも撮影していますが、普通はもっと何本も枝垂れていますね。
岡山の山間部はヤマブキも多く、この黄色い花はヤマブキ以外に考えられません。
レンプクソウは咲いたものをまだ見てないので、いつかは見てみたいです。
ヤマエンゴサクは一体に中国地方のものは真っ青な色をしているのが多いですね。
キバナノアマナも四国では希少な花ですが、岡山では割合多く見るようです。
投稿: keitann | 2017-04-17 22:16