4月初旬の岡山散策、その5、下山中に那岐山が見えた
コーヒーとデザートで休憩した後、13時50分に下山を始めました。
以前来た時は主人が展望所で待っていたので、同じ道を引き返し、あっという間に下山したのですが、今回は周回コースを下ることにします。
下り始めてすぐに、前方に白く雪を戴いた山が見えてきました。
方角と高さや山容から那岐山かな?と思いましたが、スマホの山座同定アプリを起動して確かめます。
するとやっぱり那岐山でした。
4月初めというのに、雪が多そうですね。
やっぱり、3月末に降った雪はこの辺りでもかなり積もったようです。
周辺には先ほどからシキミの木が多く、花も咲いています。
仏教関係の山なので、植えられた可能性もありますね。
アセビも見ごろで咲いています。
ルートはこの後、山頂を一周するようになっていて、その後お堂までいったん下ります。
お堂のところでは外人の男の子がいたので思わず「Where are you from?」と尋ねたらドイツからとのこと。ドイツの少年にしては小柄でしたが、最近はこんな田舎にも外人の観光客が多いですね。
お堂からの下り道は緩やかな下りで、かなり長かったです。
途中、コショウノキがたくさんあって、花が咲いてないか?と探したら一輪だけ咲いてました。
低山だけど、緯度が高いぶん四国より遅いです。
ヤブツバキは相変わらず、あっちでもこっちでも花盛り・・
これは何かな?
クスノキ科の花だと思うけど、四国とは植生がちょっと違うので同定ができません。
下るにつれてキブシの花が咲いているのが出てきました。
大きな石碑まで下ってきました。
皇屋敷と書いてすめら屋敷と読むらしく、検索によれば、承久3(1221)年後鳥羽上皇隠岐御遷幸の折り、一夜の露をしのいだ所といわれているそうです。
ここまで来るとほぼ下山ですが、さととの間にイノシシの防御柵が張られていました。
柵を越えるとすぐに茅葺の家々が見えてきます。
青いスミレが一塊で咲いていて良く見るとコスミレでした。
今まで見たのは葉が余り展開してなくて確信が持てなかったのですが、これなら葉が見えるのでコスミレですね。向かっていちばん右のスミレはナガバノタチツボスミレですが・・。
下山したところは日吉神社になっていますが、ここも上のほうで柵が見えているので、お参りはしませんでした。
茅葺屋根の建物の裏を通って登山口まで帰りますが、この建物が国際交流ヴィラでした。
先ほど出会ったドイツの若者もここに泊まってるんでしょうね。
田んぼはそろそろ田植えの準備が始まっているようです。
下ってくるRさんの足元にセントウソウやヒメオドリコソウなど早春の花々が見えています。
下山は結局14時34分でした。
周回コースは1時間半を要しました。
こちらは国際交流ヴィラを正面から眺めた画像。
メインの通りまで出て来たら、道沿いにツクシがつくつくと出ていました。
ツクシに釣られて裏に回ってみたら、そこにはまるで五百羅漢みたいな石仏が見えます。
石仏の正面はこんな茅葺の建物になっていて、民俗資料館なのでした。
正面のベンチには熱心にスケッチされていた、これも外国の若い女性。
桜のシーズンはどんな田舎に行っても外国人が多いですね。
民俗資料館の内部です。
昔の家はシンプルな構造になっていますね。
八塔寺隆盛期の説明図がありました。
今はこんなにのどかで静かな山里ですが、大昔はにぎやかだったようです。
車を駐車した近くの水車まで戻ってきました。
黄色い花が咲いているのはサンシュユです。
サンシュユはうちの庭には植えてませんが、こんなに早くから咲くんですね。
趣のあるトイレをお借りした後、最後の散策へと向かうために車に乗り込みます。
車で八塔寺から下るとき、何やら白い花が・・・・
タムシバが咲いてました。
登りでは気づかなかったですが、下りは目の位置が違うので見えたようです。
今年の初見なので嬉しい・・・。
タムシバの後ろのほうにはミツバツツジの紫色も見えていて、和気富士ではあんなに咲いていたミツバツツジも、ここはより北になるので、まだまだ咲き始めですね。
コメント