初めての雪の比婆山へ、その3、シリセードに興じる
烏帽子山の次に向かうのは御陵です。
去年の秋は逆コースで歩いたのですが、雪が積もっているとまるで印象が違いますね。
それまで付け忘れていたストックのストッパーをつけ、日差しが強くなってきたのでゴーグルもつけようと思ったら、なんとこの日に限ってゴーグルがザックに入ってませんでした(^_^;Rさんも車の中に置き忘れてきたようで、Pさんだけがちゃんとゴーグルをつけています。雪の反射ってものすごくて、雪焼けは日焼けとは比べ物にならないほど良く焼けるし、照り返しの紫外線も強烈です。
下り始めてすぐに、目の前のYさん夫婦の姿が急に消えたと思ったら、なんと斜面をシリセードされてました。それでは私も一滑りしますか。10mにも満たない短い斜面ですが、急勾配で下がフラットになっているので安心して滑れます。
↑PさんとRさんも続いてシリセードです。
ワカンは邪魔にはなりませんでしたが、Rさんの話ではスノーシューは大きいので引っかかってシリセードがしにくいそうです。
久々に快適に滑れたシリセードでした。
その後もしばらく下りになっています。
何しろ比婆山連峰は小刻みなアップダウンを繰り返し何座もの山を周回するのです。
明るい樹林を下るのは、ほんとに気持ち良いものでした。
静かな雪の林はなんとも言えない雰囲気ですね。
四国の山ではちょっと味わえない雰囲気だと思いました。
雪の林の光景を楽しむYさん。
Rさんは大好きなブナの大木に会いに行ってるようです。
ゴーグル姿が決まっているPさんは、いつものようにカメラ片手です。
三人三様に雪を楽しむ・・・。
山登りというよりも、雪遊びと言ったほうがよいかな?
やがて、樹林が針葉樹に変わりました。
御陵が近いようです。
雪の中に説明版が立っていました。
これがなければ、ここが御陵だとわかりません。
御陵の周囲を鎖で囲んであったと思うのですが、それも雪の下です。
11時25分、御陵に到着でした。
祠がほんの少しだけ、顔を覗かせていました。
御陵辺りは緩やかな傾斜になっています。
スノーシューの跡の間にツボ足で歩いている跡がありました。
どうやら前日にスノーシューもワカンもつけずに御陵に登ってきた人がいるようです。
さぞや大変だったと思うのですが・・。
御陵から池の段に行くには、ちょっと長い下りがあります。
Yさん夫婦が下り道を検討しているようです。
この日は今から向かう池ノ段が見えているからよかったのですが、ガスったり吹雪いているときは方角を慎重に見極めないと大変なことになります。
池ノ段~御陵間は去年の秋に歩いた時も意外と長いと思ったものでした。
どこまででも下るので、登り返しを想像して勿体なく思いました。
この道標辺りが最低鞍部だったような?
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