今年も工石山でアケボノツツジを見る、その1、まずは三辻山へ
今日まで2泊3日で上京していて、またまたアップが遅れてしまいました。
5月も下旬に入ったというのに、4月の記事は心苦しいのですが、まぁ、私自身の記録ということで、ご容赦ください。
去年までは4月半ばになると高知の工石山でアケボノツツジが見られたので、今年も24日に行くつもりにしていたのが、急遽、イワウチワのお花見に変更しました。その後、岡山の山仲間のYさんから連絡があって、アケボノを見に工石に登りたいとのことです。Yさんご夫妻は四国の私たちでも登ってないコースを歩かれている方たちですが、意外にも工石には登られたことがないそうです。
そんな訳で、4月30日は工石山行きと決定でした。
↑4月も末になって工石に行くのは初めてですが、去年より咲き具合が悪いとはいえ、今年もそれなりにアケボノツツジが楽しめました。
それ以上にほかの山野草の咲き具合がいつもとどう違うかが楽しみですね。
この日のメンバーは岡山からYさんご夫妻、Fさん、急なお誘いにもかかわらず気持ち良く参加してくださった高知のKさん、それにいつもの山仲間のPさん、私です。
岡山組とは大野原の某所で6時に集合します。そこからはYさんの大きな車に乗せていただき、一路、工石山登山口を目指します。いつも寄り道ばかりしている私たちと違い、Yさんの運転なので、思った以上に早く工石山登山口の「青少年の家」に着きました。
青少年の家の駐車場は今年も車を駐車できそうにないので、登山口よりの車道の路肩に駐車しました。
高知のKさんがみえるまで、アケビなど撮影します。
そうこうするうち、Kさんが来られましたが、なんとまぁこの日も日曜市のイモ天を差し入れしてくださいました。
↑昨年の南嶺登山以来で食べるイモ天ですが、この日もホカホカで美味しかったです。
出発前にまずはイモ天を食べて腹ごしらえですね。(^_^;
歩き始めは7時40分です。
この日もいつも通り、まずは三辻山から登ることにします。
車道の傍らで見られたのは、タチツボスミレです。
続いて、時期的に少し遅く咲くツボスミレももう咲いています。
ムラサキケマンは我が家で蔓延るようになってから、野山で見ても撮影する気になかなかなれないのですが、この日は観察記録ということで撮影します。
4月半ばにはすでに大江高山で見ていたツルカノコソウです。
暖かい高知ですが、さすがに標高が1000m近いので、まだ咲き始めです。
相変わらず高知のヤマルリソウは色白ですね。
黄色い花を見て、しばらく考えてしまいました。
四国でこういう環境で咲くのはフウロケマンなのですが、いつも見るフウロケマンとどこか違うようにみえるのはなぜ?
いつも見ているのは茎が赤っぽいと思いますが、ここで見たのは茎が赤くないのでした。
疑問符付きで撮影しましたが、姿かたちはフウロケマンなので、まだ咲き始めで色が赤くなってないのだろうと推測しました。
8時7分、三辻山登山口に着きました。
ここからは山道です。
山道に入って直ぐにエンゴサクが現れました。
ヒメエンゴサクだと思います。
登山道は緩やかな勾配で、それまでの4月の歩きは急登続きだったので、「久しぶりに緩やかな道ですね」と皆で話しながら登ります。
何しろ大江高山も岡曽山もすごかったのです(^_^;
ツルシキミがところどころで可愛く咲いています。
これはほかではあまり見ませんでしたが、マルバコンロンソウかな?
マルバと言ってもあまり丸い葉をしていませんが・・・
周囲にはオウギカズラの葉も見えていて、ここはオウギカズラも咲くんですね。
花の時期は少し後です。
目の前にコクサギの花も見えました。
この日は植物観察会みたいなものですから、コクサギの説明をしながら進みます。
独特な匂いを嗅いでもらいコクサギという名前と関連付けて覚えると覚えやすいですね。
4月末というのにヤブツバキがまだ綺麗です。
ゆっくりと登ってこられるこの日のメンバー。
気の早いコミヤマカタバミが朝からもう咲いていました。
もう少し進んだら、もっと咲いている場所があるはず・・・・。
気づかずにすたすたと歩いていたら、後ろから来られているYさんの奥さんが「このスミレはエイザン?」と声がかかりました。
ちょっと咲き進んでいますが、もちろんエイザンスミレですね。
木漏れ日の朝日が当たる、気持ち良い登山道です。
これは?
高知のネコノメなのでニッコウネコノメではなくヨゴレネコノメのようですね。
ネコノメの仲間の見分けは難しいです。
トリミングしてみました。
特徴は葯が暗紅色、萼裂片が直立している、雄しべが萼と同じかやや長い。
↑我が家にも植えたので、これだけはわかるようになったコハウチワカエデヶ新葉を展開させていました。
ちょっとシックな色合いのヤブツバキが一輪・・・
スミレを見ると、皆で撮影するので、超スローペースです。
何が咲いてるかというと顔のふっくらしたタチツボスミレです。
こんにちは。山歩きが一番良い季節ですね。ヤマルリソウは当地では高尾山では白っぽいのが見られました。近くのものはもう種子が出来ていました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2017-05-22 08:13
keitann様 こんにちは
この記事をざっと見て、ほかほかのイモ天は別にして、沢山出て来た草花たちの顔ぶれを見ると、「春の」花という様相ですね。
四国と言えども、4月末の標高1000メートル付近ではこういう季節感覚なんですね。
同好の仲間と歩くのんびりと歩くお花見山行は楽しいものですね。
投稿: ぶちょうほう | 2017-05-22 08:17
多摩NTの住人様、こんばんは。
5月はシャクナゲやいろいろなツツジなど大型の花も咲きだして山歩きには
もってこいですね。
四国の高山もアケボノツツジの季節になっていますが、今年は5月に一回
6月に一回、上京する予定になっています。
20日は丸の内で昔の山仲間との同期会があったのですが、その前に大倉山の
友人宅に泊めていただいたので、大倉山を散策してきましたよ。
ヤマルリソウはもう種子になってるんですね。
投稿: keitann | 2017-05-22 22:14
ぶちょうほう様、こんばんは。
今年の3月は四国でも山には雪が多くて、高知の山でも花がずいぶん遅れました。
ここのところの高めの気温で、きっと山も一気に初夏に向かっていることでしょうね。
5月半ばの岡山の山でもまだまだスミレがたくさんあったので、今年は5月半ばまでは
季節がゆっくりと進んだようです。
この後に訪れた皿ヶ嶺は5月初めというのに、寒いぐらいでしたね。
投稿: keitann | 2017-05-22 22:18