3月に逝った山仲間を偲んで、皿ヶ嶺を歩く、その5、伐採が進んでいて驚く
山頂から尾根道を十文字峠に向かって下っているとタチツボスミレが咲いていました。
日当たりの良いところではタチツボスミレが多いですね。

↑皿ヶ嶺ではこの日、いろいろなスミレを見ましたが、タチツボスミレは少数派でした。

三角点の上になぜか木が・・・。

これはヤマヤナギかな?
6月4日の西赤石ではヤマヤナギの綿毛がふわふわとたくさん飛んでましたが・・。

下り道がなぜかいつもより明るくなっています。

しばらく下っていると伐採された木がかなりあって、その向こうには新たに林道ができているのが目に留まりました。

↑相当な変化ですね。
12月に来た時にはそれほどびっくりしなかったので、ここ2~3ヶ月ほどの間にかなり伐採されたよう・・・。
四国の山では高知、徳島、愛媛、そして香川でさえも杉の伐採が大規模に行われていて、山のあちこちで林道が新たにつけられています。
この尾根は植生豊かな皿ヶ嶺の中にあって、植林帯であるからか、植生も乏しくあまり興味を惹かれない尾根となっていますが、S君の話ではこの尾根は分水嶺となっているとか・・・。こんな何でもない緩やかな尾根が分水嶺となっているんですね。
石鎚山系の主稜線なら納得なんですが・・・

芽吹きの始まったカラマツを見上げるとモノトーンでした。
カラマツは昔は境界の目印に良く植えられたとか・・・これもS君に教わりました。

ここでもショウジョウバカマが一輪・・・

13時16分、嫌に明るくなった十文字峠を通過します。
ここからは引地山方面に向かいます。

こちらの登山道沿いにはブナが多いですね。

いつも見ているイワカガミは??と立ち寄ってみると、まだ固い蕾ばかりでした。
仕方ない…早春の花がまだこんなに綺麗に咲いている季節なら、まだ咲きませんよね。
余談ですが、もうイワカガミは今年は見られないかと思っていたら、昨日歩いた九重の山々で見ることができました。

この日いちばん膨らんでいた花芽です。

平野部を見下ろしていたら、青空が出てきました。
どうやら下界は天気が良いみたいですね。
肌寒いのはここだけ?

引地山への分岐辺りも伐採がずいぶん進んでいて、連休中というのに作業をされています。
重機も2台ほど見かけました。

これはコミネカエデかな?
何とか、来年辺りまでにはカエデの仲間の見分けができるようになりたいもの・・。

向うに見えているのが引地山のようですが、この日も登るのはパスします。

こちらはコハウチワカエデかな?

ミツバコンロンソウも出てきました。
これ、よそではあまり見かけないんですよね。

道はもう下りになっていて、皿ヶ嶺名物のハシリドコロが出てきました。

丁度見頃のシコクスミレ…可憐でした。

花つきがずいぶんよいエイザンスミレの大株もあります。

ほかの山ではずいぶんたくさんあるヤマルリソウですが、皿ヶ嶺ではあまり見かけないですね。

コガネネコノメソウがまたまた現れてきました。

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