3月に逝った山仲間を偲んで皿ヶ嶺を歩く、その6、ウラベニイチゲ
下っている途中、ふと上を見上げるとカツラの芽吹きが始まっていました。
そうそう、この辺りにはカツラの大木があったはずです。
↑カツラって紅葉の時もキャラメルの香りがしたり黄葉が綺麗ですが、芽吹きの時期も雰囲気がありますね。
西日本ではあまり見かけませんが、横浜や東京では街路樹として植えられているのをよく見かけます。
イチリンソウが出てきました。
イチリンソウと言えば、今年は香川の某所に咲く綺麗なウラベニイチゲを見られませんでした。春はいろいろと忙しいので、すべての花を見に行くわけにはいきません。
↑の個体はあまり紅の濃くない個体ですね。
これから出てくるのを期待しましょう。
あらまぁ、こんなところにもアワコバイモが・・・。
花もまだ何とか見られますね。
皿ヶ嶺はたぶんあちこちでアワコバイモが咲くのだと思います。
これは皿ヶ嶺ではよく見るヤマウツボです。
お世辞にも綺麗とは言えないですけど・・・。
何故かいつもそっぽを向くように咲いているミツバテンナンショウ・・・。
これも紫色をしていますが、皿ヶ嶺のはシロバナエンレイソウだそうです。
おいわさんにご教示いただきました。
咲き進むとこんな色合いになるのですね。
淡いブルーのエンゴサクはヤマエンゴサクかな?
エンゴサクの同定は難しいです。
これも早春の花…ハルトラノオが咲いていました。
例年だと、4月半ばぐらいによく見ていると思うのですが・・・。
シコクスミレはここでも群生していました。
新しくできたルートを下ることにします。
昔はなかった道ですね。
おやおや、ここでもシコクミヤマスミレ発見・・・。
この付近の場所は、以前もシコクミヤマスミレが咲いていた場所です。
花期の割と早いスミレなので、5月に入って咲いているのは初めて見たように思います。
距はぼってりしていると、いがりさんのサイトにあります。
確かにぼってり・・・ですね。
芽吹き真っ最中の木々が初々しいですね。
これは?
葉の形が特徴あって、テツカエデと思います。
目の下に風穴へ向かう遊歩道が見えてきました。
様々な葉っぱの間からワチガイソウが顔を覗かせていました。
こちらは皿ヶ嶺には多いヒメエンゴサクかと思います。
特徴的な葉をしているシデの仲間の芽吹きです。
葉脈がくっきりしています。
調べたところ、クマシデかと思っているのですが・・・。
昔も今も、ハシリドコロとヤブレガサ?ニシノヤマタイミンガサ?の多い遊歩道です。
ただ、昔はヤマシャクヤクやエンレイソウがもっとたくさん咲いていたと思うのですが、ずいぶん減りました。
地味なツクバネソウも撮り方次第で、なかなか良い被写体になります。
これは花茎が曲がっているので、ウナヅキツクバネソウと言って良いかな?
これも早春の花、シロバナネコノメソウがまだ咲いていました。
5月に入って、スミレやネコノメソウの仲間がこんなに多いとは・・。
風穴近くまで下ってきたら、やっとウラベニイチゲが群生で咲いていました。
気温低めなので、全開とはいきませんが、見たかった姿に会えました。
花弁(萼片)の裏側がほんとに紅いですね。
S君がヤマブキソウが一輪咲いているのを見つけてくれました。
天狗の庭より標高が高いので、開花が遅いのです。
風穴まで下ってきたら、コミヤマカタバミが真っ白に咲いていて可愛い・・。
良く見ると、プランターの中で咲いていて、プランターの主はと言えばヒマラヤの青ケシなのでした。
風穴ではかなり前から青ケシが育てられていますが、いつの間にか周辺にプランターを置いて、プランターでも育てられているらしいです。
岩の横でも真っ白に咲いています。
この花、前から大好きで、見るたびに撮影せずにおれません。
風穴の駐車場に下山してきたのは14時53分のことでした。
皿ヶ嶺には昼から登る方も多いので、まだまだ車が多いですね。
ここからは私の車で水ノ元まで移動します。
水ノ元まで帰ってきたら、コンロンソウを撮影しないとね。
車道沿いにいっぱい咲いているのですが、わざわざ車を停めて撮影するまでもないと思い、今年はまだ撮影してなかったのです。
良く見ると清楚で綺麗な花です。
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