名野川から筒上のシロヤシオに会いに、その7、山頂からの絶景
この日は朝から素晴らしい天気だったのですが、朝は良い天気でも午後からは曇るというのは山では良くある話で、尾根道を登るのに時間を食ったため、これほどの大展望が待っていようとは正直期待してなかったのです。
↑Pさんもすれ違ったパーティーの方たちを撮影している様子。
山だけでなく、そこに人物が入れば画像が引き締まりますからね。
瓶ヶ森方面に目をやると、なんと笹ヶ峰やチチ山もはっきりと見えているではないですか。
良く見ると、二ッ岳や東赤石もちゃんと見えています。
すごい・・・・筒上からこんなに遠くまではっきりと見えたのは初めてかも・・・
後ちょっとで山頂着と言うところです。
山頂には数人の方たちがいらっしゃるようです。
ワンちゃんが二匹も山頂にいました。
そういえば、トラバース道では5歳の女の子に会いましたが、この時の山頂でも子供さんも一緒の家族連れを見かけました。
13時44分、筒上山頂着です。
尾根は撮影ばっかりしていたので、途端にペースが遅くなりました。
南峰のほうを眺めても誰もいないようです。
皆さん、そろそろ下山されているようです。
そうこうするうちに最後まで山頂にいた方たちも下山され、私たちだけの貸し切りとなりました。
KさんとPさんは県境尾根方面を眺めながらお昼に・・・・私は瓶ヶ森方面を眺めながらお昼にしました。
肉眼では瀬戸内海も見えているのですが、カメラでは霞んでしまいました。
何とか修正して海が見えるようにしています。
すでに14時を回っているので、あまりのんびりともできません。
14時10分、下山にかかります。
ササの中ではフモトスミレがたくさん咲いていて可愛いです。
間違えてPさんにトウカイスミレと教えてしまいました(^_^;
トウカイスミレは丸滝山辺りに咲くのですが、どちらも小さなスミレです。
四国では高山性のスミレなので、たまにしか見ないからか、名前が・・・・
雨ヶ森を正面に見ながら、鎖場方面に歩いていきます。
一度は登り、一度は下っている県境尾根ですが、もう一度ぐらい歩いてみたい・・・
きついコースなので、もう無理かな?
筒上にはまさに這い上がるという言葉がぴったりなほど、傾斜のきつい尾根にはシャクナゲがいつもきれいなピンクで咲いています。
ここは歩く人が少ないからか、シャクナゲも傷まないんでしょうね。
進むにつれて、だんだん手箱方面も見えてきました。
ところが、突然、カメラのシャッターが下りなくなってしまいました。
おかしいな・・?よく見ると、なんとメモリーの容量切れでした。
あれほど空き容量があったはずなのですが、いかにこの日の撮影枚数が多かったかということですね。
苦肉の策で、撮影済みの画像で要らないのは削除して、空き容量を作り、撮影する画像の大きさを小さく設定して何とかしのぎました。
眼下に手箱道場と、その上に手箱方面が見えています。
いつも鞍部の向う側にシロヤシオ白く咲いているのが見えるのですが、今回は見えません。
まだ咲いてないのか?それとも今年は裏年なので咲いてないのか?
ササの中を下ってくるPさんたち。
14時27分、鎖場を下り始めます。
雨の日は危険ですが、天気が良いので、鎖場の下りも特にどうということはないです。
垂直距離にして30mぐらいの下りでしょうか。
Pさんもなんとか下ってきたようです。
後は道場までの下り坂を歩きますが、ナツトウダイが見られました。
シコクハタザオはもう終盤です。
ワチガイソウはまとまって咲いていてくれました。
keitann様 こんにちは
筒上の山頂でワンちゃんの影が足元近くに来ていますので、お昼頃の写真なんですね。
(13時44分でしたか。)
そんな時間なのに空がすっきりと晴れていて、まるで秋の空みたいですね。
遠くの山並みがしっかり見えていて、、おそらくkeitann様がほとんどの峰に足跡を残した山ばかりなんでしょうね。
ラッキーな天気と眺めでしたね。
岩場の30メートルほどありそうな下降は、なかなかのもののように思われます。
ところでこういう時のロープですが、適当に握り(こぶし)状に結んでくれてあると、手の握りが固定されて、助かると思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2017-06-29 20:26
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は例年と違い、名野川登山口から標高差900mを登るというコースだったのと
シロヤシオの見ごろの時期だったもので。撮影枚数が多くなり、山頂までずいぶん時間が
かかりました。普通はお昼ぐらいに山頂に着かないと天気が崩れ出すことが多いのですが
この日は早朝から夜まで、素晴らしい晴天が続きました。
こんなに素晴らしい眺望が5月の山行で得られようとは思ってもいなかっただけに大喜び
でしたよ。
石鎚山系は今では瓶ヶ森林道と言う石鎚山系の山頂直下を走る林道ができたため、なかなか
縦走意欲が湧かないですが、それでも見えている山々の大多数は登ったことのある山でした。
鎖場はもともとは石鎚の鎖場と同じく、修業の場のようですが、今では鎖以外にロープも
何本も垂らされていて、登るのも下るのも困ることはありません。
投稿: keitann | 2017-06-29 22:11