快晴の西赤石へ、その4、錆びた道標
登るにつれて山々がせり上がってきて、見覚えのある山たちにお目にかかれるのは、快晴の日の山歩きの醍醐味ですね。
しんがりを歩くPさんの後ろに笹ヶ峰と沓掛山を結ぶ吊り尾根が見えてきたので、今までなんだろうと思っていた山が笹ヶ峰とチチ山だったことがわかりました。
↑この辺りにもツガザクラが咲いていますが、果実のほうが多いようです。
やっぱりツガザクラが目当ての時は5月には登らないとね。
見下ろせば、東平らしき建物や駐車場も見えてきました。
鉄塔の並んだ尾根の向うには綺麗に瀬戸内海や島々までが見えていて、こんなことは初めてです。
白いスミレが咲いていました。
この時期、この場所ならホソバシロスミレですね。
東日本にはシロスミレ、西日本にはホソバシロスミレが分布しているそうですが、私は白スミレはまだ見たことがないので、一度見てみたいものです。
それにしても、以前は数株咲いていたホソバシロスミレですが、今回は1株しか見ることができず、ずいぶん減ったような?
以前はなかったように思う「東山」の道標横を10時45分に通過です。
銅山峰ヒュッテへの分岐は、その直後の10時47分に通過します。
これからまだまだ登りが待っています。
カラマツの緑ももう新緑とは言えないけど、それでもまだ若々しい緑で見てても気持ち良いです。
あれまぁ、こんなところにまだヒメハギが咲いてました。
里山だと3月~4月に見る花ですけど・・・
南を見ると、三ッ森峠の向うに稲叢山らしき山も見えてきました。
中七番~ナスビ平~一ノ谷越え~冠山~三ッ森峠~中七番と周回したのも、もう9年前のことになりました。
↑
↑因みに2008年に歩いた三ッ森峠付近から赤石山系を撮影した画像です。
ドーム型の東赤石ははっきりとわかりますが・・・・
その時の山行記録はこちらです。
三ッ森峠付近はその後行く機会がなくて、私としてはなかなか貴重な画像です。
ナスビ平のカタクリが咲かなくなってしまったので歩く人もいなくなったようですが・・。
さて、西赤石への登りに戻りますが、いつもの岩の上に今年もシコクハタザオが咲いていますが、ほぼ終盤です。
カマツカの木は標高を上げてきたのでまだ咲き初めでした。
低山から高山まで、いろいろな山でよく見る木です。
平野部ではほとんど見られなくなった在来種のミミナグサも山に来るとまだ見ることができます。
熱心に撮影しているPさん。
モリイバラかな?
バラも種類がいろいろあって同定が難しいです。
10時55分、古い道標までやってきました。
ここは山仲間の方が時々下っているという記録を見るのですが、いつか調べたら小足谷辺りに下りていくようです。
道標が示す方角を覗き込ん見たら、ヤブにはなってなく踏み跡はしっかりしてそう・・・。
帰りはここから下っても良いかな~?と3人で話しました。
↑錆びていて読みにくいですが、「小足谷経由旧別紙登山口」と書いてあるようです。
今年になって初めて撮影したコツクバネウツギです。
萼片が2~3枚と言うことで萼片が5枚のツクバネウツギと区別できます。
花の色が黄色であってもコツクバネウツギの黄花という分類になるとか・・。
この辺りの分類の仕方はハナニガナに白花と黄花があるのと、ちょっと同じ考え方ですかね。
もう終盤ですがミツバツツジの咲き残りも見られるようになりました。
シロドウダンの花はまだ蕾です。
ちょっとした岩場を登ったところが確か展望が良かったはず。
撮影に余念のない二人・・。
岩場からの眺めは素晴らしかったです。
吊り尾根の向うに石鎚方面が見えるはずと思ったけど、少しガスっていて、形がはっきりしません。
岩場に生えているイシヅチザクラはさすがに花は終わっていて、小さい実をつけ始めていました。
前方にドーム型の東赤石が姿を見せてくれました。
その手前の尾根はコマドリ尾根?
見下ろすとカラマツのはるか下のほうに、なにやら池が・・
別子ダムかしらん?
この日はヤマヤナギの綿毛がふわふわと飛び回る日で、撮影した画像にもヤマヤナギの綿毛がしっかり写っています。
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