3年ぶりの北アルプスへ、その1、アプローチ
一昨年、昨年と、私としては夏の恒例行事となっていた北アルプス行きが叶いませんでした。
今年こそは行こうと、心の中では決めていたのですが、7月は次々と用事ができていつも訪れている7月半ばの花の時期に行くことができません。そんなとき、高松の山仲間のRさんから今年はご主人と別行動でアルプスを歩くと聞きました。ご主人は西穂から槍へ縦走されるそうですが、Rさんは新穂高~鏡平~双六~西鎌尾根~槍~槍平~新穂高と周回コースを歩くそう。同じコースを2011年に単独で歩いていますが、あの時は西鎌尾根を歩いた日がガスのため、槍がまったく見えず残念な思いをしました。いつの日か、だんだん大きくなる槍を眺めながら西鎌尾根を再び歩いてみたいと思っていたので、Rさんと同行させてもらうことにしました。日程はRさん任せでしたが、8月中旬以降は私のほうもいつでも出発できる態勢になりました。
Rさんのほうは天気待ちで、毎日のように天気予報とにらめっこされていたらしいです。8月も半ばを過ぎ、そろそろ山に秋の気配が漂う頃、Rさんから決行の連絡がありました。それによると、8月26日に出発、26日朝に新穂高を歩き始め29日に下山とのことです。
↑3日目に歩いた西鎌尾根から眺めた槍の姿です。
ようやく念願がかないました。
Rさんと一緒に山を歩くとはいえ、私のほうは下山してから余裕があれば東京の息子のところか、岡山の娘宅に立ち寄ろうと思っていたので、それぞれの車で行き、現地集合と言うことにしました。行動食などの最終的な買い出しは当日25日の午前中に済ませました。
年齢的にも今回は重い荷物は到底背負えないので、最低必要減のものだけをザックに詰めます。ザック自体もいつも持っていているザックより一回り小さいのに決めました。冬の石鎚などに持っていってるザックです。プリムスはもちろん、山用のテルモスも900mlのは入らないのでテルモスも抜きました。初日は暑くなると思い、行動食にはちょっと重いですがブドウやリンゴを保冷ケースに用意します。
ザックの重さを量ると9キロ弱です。このぐらいなら何とかなるでしょう。
新穂高に深夜には入っておきたいので、午後3時ごろ出発する予定でしたが、出発前にメガネが壊れたのでいつも買っている紀伊国屋のリーディンググラスを買いに行き、ついでに車のガソリンを入れました。
そんなこんなで、軽くお風呂に入ってから、自宅出発は4時半でした。
↑二度目の休憩は龍野西SAで取りました。
時刻は18時15分です。電光掲示板に宝塚辺りで渋滞中とありましたが、20時ごろに通過したら渋滞も解消していることでしょう。
↑ついでに、SAでCDを買い求めました。
アルプス行きは、行きも帰りも道中が長いので、眠気醒ましに何かCDを買うことにしています。
おかげで、今回はあまり眠くならず助かりました。
眠気醒ましには昔よく聞いた音楽がいちばんですね。
Rさんとは途中、ラインで連絡を取り合いましたが、仕事を済ませてからの出発だったRさんたちは7時半ごろ高松を出られたそうです。
私のほうは、その後も大津SA、養老SA、ひるがの高原SAで休憩しながら走ります。養老SAではいつものように初日のお昼用の柿の葉寿司を買い求めます。
高速を下りてから158号経由でいつものように新穂高を目指していると平湯辺りで「新穂高方面は夜間通行止め」とあります。でも、他の車もそちらへ向かっているので、行けるところまで行こうと走っていたら・・・・
↑栃尾の信号で右折した後すぐに通行止めになっていました。
落石による通行止めだそうです。
前に駐車していた車の方に尋ねると、1か月ほど前から通行止めだったようです。仕方ない、朝5時にゲートが開くまで、ここで仮眠です。時刻は2時前だったでしょうか。3時間弱ほど仮眠できる勘定です。
うまい具合に5時直前に目が覚めました。新穂高の無料駐車場目指しますが、ありがたいことに駐車場はまずまず空きがありました。下から3段目のスペースに車を駐車したら、Rさんに電話して場所を知らせます。
ほんとは明るくなったら出発する予定でしたが、雨がひどいので、出発を少し遅らせることにしました。その間も、雨具をつけてかなりの雨の中を歩き始める猛者の方たちも見えます。
着替えや登山靴を履くのも、外ですると濡れるので、全部車の中で済ませます。
6時過ぎになってようやく雨脚が弱くなったので、そろそろ出発することにします。
車の後ろに何やらピンクの花が咲いてて、てっきりベニバナイチゴの花かと思ったら、ツリフネソウでした。いつもは7月半ばに来るので、こんなところにツリフネソウが咲くなんて思ってもいませんでした。
6時20分、濁流となって囂々と流れる蒲田川を見ながら、雨具を着こんでRさんと歩き始めました。
Rさんのご主人はこの日はロープウエイと歩きで西穂山荘までの予定だそうで、ロープウエイは8時からなので、それまではまったりされるようです。
道沿いにはタマアジサイが咲いています。
7月半ばだといつも蕾だけを見ていますが、8月末はさすがに咲いてますね。
帰りは3日後の昼間の予定なので、もう少しましな画像が撮れるでしょう。
新しく建った新穂高センターでトイレをお借りした後、登山届を出します。
確か4年ほど前に後輩と飛騨沢から槍に登った時には、この建物はまだ建っていませんでした。
窓の外はまだ雨ですが、Rさんの話ではこの日は9時から晴れ予報なのだそうです。
出発の際に、全貌を取り損ねたので、下山した際に撮影した新穂高センターの画像をアップしておきます。
keitann様 こんにちは
新穂高のセンター前はこんな風になってしまいましたか。
きっと良く変わったのでしょうが、なんとなくこじんまりしてしまったように思いました。
記事冒頭の写真では西鎌から槍がばっちり見えていますので、今回の山行ではお天気はアタリだったようですね。
投稿: ぶちょうほう | 2017-09-01 19:23
ぶちょうほう様、こんばんは。
今となっては以前の新穂高センターの建物が思い出せませんが、以前はあまり立ち寄る
事がありませんでした。
今度の建物はトイレも綺麗で休憩所も使いやすそうでしたので、これからも利用したいです。
登山届を出すのはほぼ義務化されたようで、ここで出せばよいみたいです。
前回は西鎌尾根を歩いている間ずっとガスで、一瞬だけ笠ヶ岳と槍が見えただけでした。
今回は展望と言う点では今までのアルプス歩きで最高でしたよ。
投稿: keitann | 2017-09-01 22:31
keitannさん、こんばんは。
金曜の午後に自宅を経たれて土曜からreikoさんと新穂高~鏡平~双六~西鎌尾根~槍~槍平~新穂高と周回されたのですね。
此方も当初は金曜の夜に出発して土曜は西穂高岳、日曜は焼岳と計画してましたが
お天気の回復が遅れてるので出発を翌日早朝と遅らせて日曜の西穂高岳一本に絞りました。
お陰で土曜の午後から下山迄終日の晴れ間で展望を楽しめました。
結局、お互い蒲田川を挟んで歩いていたのですね^^)
投稿: k2 | 2017-09-01 23:09
k2さん、こんばんは。
そうです、金曜日の午後4時半に自宅出発で、土曜日の6時過ぎに新穂高の無料駐車場を
歩き始めました。
k2さんは日曜日に西穂を歩かれたんですね。
日曜日は最高のお天気でしたね。
すれ違う人皆「今日は最高ですね」と言うのが挨拶でしたよ。
ほんとですね、蒲田川をはさんで反対側にいらっしゃったとは思いもしませんでした。
このコース、花は良く見ているので、たまには季節を変えて展望目当ても良いな~と
思いましたよ。
投稿: keitann | 2017-09-02 22:20