靴慣らし山行で寒風山へ、その2、夏の花が咲き始めて
桑瀬峠からほんの少し伊予富士側に登るとナンゴククガイソウが咲いています。
山をバックにクガイソウを写そうと思うのですが、こう撮ればこう写るというのがまだ飲み込めてなくて四苦八苦します。
伊予富士方面のほうがこの日は良く晴れていたようです。
Pさんが、もう少し登ると展望の良い場所があるので、そこまで行きましょうというので、もう少し登ってみます。
前を歩くKさんがどんどん登って行かれるので、ついていくと、伊予富士の手前にある鷹巣山?辺りが見えているんじゃないかと思いますが・・・。
そういえば、伊予富士にはもう3年ほど登ってない・・・
最初に伊予富士に登ったのは、秋晴れとアサマリンドウを見るためでした。
10年近く前のことで、いきなり単独で登りましたっけ。
その後毎年のように、秋になると伊予富士に登っていたのですが、ある秋のこと、寒風山にもアサマリンドウがたくさん咲くと知って、それ以後は寒風山にばかり登るように・・・。
なぜって?寒風山にはアサマリンドウだけでなく、他にもいろいろな花が咲くので、花好きとしてはどうしても・・・・・ね。
あまり伊予富士のほうに登っていくと、そうでなくとも午後から雨だというので、いい加減で引き返さなくては・・・。
途中、寒風山に登られた後、今から伊予富士に登るんですという単独の女性とすれ違いました。
元気な方ですね。
一度に二座も登るというのは四国外から来られているのかも・・・などと考えたりしました。
寒風山が良く見えたのは、結局、この日はこれが最後でした。
桑瀬峠へと下ってくるPさんとKさん。
再び桑瀬峠へと戻ってきたのは8時45分のことでした。
登りでは必ず桑瀬峠で一服入れることにしています。
この日は、いえ、この日も冷たいゼリーだのパイナップルだのを持ってきているので、少しでも軽くしようと、早速ゼリーを配ります。Kさんからは冷たいコーヒーが配られ、朝からデザートを食べてしまいました。でも、この日は午後から雨予報なので、ゼリーみたいなものは天気の良いうちに食べてしまわないと、雨の中では食べる気になりません。
おまけに、この日は3人ともがパイナップルを持参していることがわかり、皆で苦笑しました。
で、心配していた暑さはそれほどでもなく、ここまでの登りでもちろん汗はかきましたが、山はやっぱり涼しいねと皆であらためて再認識しました。
8時58分、桑瀬峠を後にして出発します。
少し歩いたら、これも今年初見のタカネオトギリが咲いていました。
タカネオトギリだけはシベが多いので、直ぐに見分けがつきます。
樹林帯に入り直前に何やら黄色い花が咲いているのを見て、立ち止まったのですが、名前が出てきません。
ダイコンソウでもないし?なんだっけと考えていると、Kさんからキツネノボタンじゃないですかとの声がありました。あ、そうそう、そういえばキツネノボタンってこんな花でした。
でも、キツネノボタンってふつうは田んぼの畦なんかに咲いてますけど、標高1500mにも咲くんだな~と、感心したり疑問に思ったり・・・。
登山道の真ん中にまたまたヒナノウスツボが生えていて、しかもずいぶん大きいです。
草丈は1mを軽く越しているようで、それが横になっています。
「まさかオオヒナノウスツボじゃないよね?」とPさんと話しました。
オオヒナノウスツボは去年、二人で伊吹山にナイトハイクした帰りに見ました。
↑因みに伊吹山で見たオオヒナノウスツボです。
花の咲き方も違うような気がします。
クロヅルも8月半ばになると赤い翼果が目立ちますが、今の時期は白い清楚な花が咲いています。
このクロヅルが伯耆大山では珍しい花と知ったのも2年前のことでした。
四国だとちょっと高い山ならどこにでも咲く花です。
登るにつれて、後ろの伊予富士がせり上がってきて高度感が増してきます。
目の前の枝の先にトンボがとまっていたので、撮影しますが、こういうときレンズ一本でズームできるのは便利です。
Pさんもトンボに気づいて撮影しています。
まだ緑色なのでわかり難いですが、マユミの実も今年は豊作のようです。
秋も楽しみですね。
そうこうするうちに、山頂方面にガスが流れてきたようです。
午後から天気が崩れるんだと思っていたけど、ちょっと早すぎるんじゃないの?
登山道沿いにはブナも見られるようになってきました。
登山口でも咲いていましたが、ヤマアジサイもある程度上のほうがやっぱり綺麗ですね。
こちらはヤマシグレで寒風山にはこのヤマシグレもずいぶん多いです。
最初の梯子場が出てきましたが、岩場の横から見える入道雲がなんとも良い雰囲気・・・。
梯子場を登ったら、ホツツジの花芽が見えましたが、咲いている花は残念ながらまだなかったようです。
真っ赤な果実もたくさん見かけましたが、これはウスノキの果実です。
ピントが合い難くて、今度のカメラはこういう小さいものにピントを合わせるのがどうも難しいようです。
果実はたくさんあったので、久々にお味見してみたら、酸っぱかったです。(^_^;
ノリウツギももうこんなに咲いて、夏本番ですね。
いつも寒風山に登るときには必ず目を留める、ブナの枝の上に自然にできた寄せ植え・・・。
確か秋の初めには、ミヤマアキノキリンソウも咲くように思いました。
ロープ場の横に小さな白い花が咲いているのは?
そうそう、寒風山にはミヤマカラマツも咲くのでした。
岩場の手前にも淡いブルーのヤマアジサイ・・・
この白い花は?
葉を見るとキヌタソウのようですが、キヌタソウってこんなに大きくなるんだったかなあ?
時折、下のほうの展望も良く見えて、これは木の香温泉が見えているようです。
いつも立ち寄る展望台ではガスの切れ間に子持ち権現が見えました。
瓶ヶ森は生憎とガスのために見えませんが、伊予富士は良く見えています。
コメント