残り紅葉を楽しむ鋸山~豊受山、その3、絶景を眺めながらモーニングコーヒーを楽しむ
七々木山三角点がある場所は南向きで日当たり良好、展望良好で、こんな場所で休憩せずどこで休憩する?というような良い場所でした。
この季節なので、誰も来そうもないことだし、持参したチーズケーキでコーヒーをゆっくり飲みましょうということで、岩にどっかりと腰を下ろします。
コーヒーを淹れながらも、素晴らしい展望に目はきょろきょろしてしまいますね。
↑西を眺めると、今日の目的の豊受山、そして端正な山容をした赤星山、二ッ岳と続く山なみ・・・。
正面には冨郷ダム湖が見えていて、その後ろに聳えている山々がェ褒めと高知の県境の山々ということになります。地図で見ると野地峰とか黒岩山だろうと思うのですが、まだこの辺りの山に足を踏み入れてない私には正確なところがわかりません。
東に視線をやれば、金砂湖が見えています。
いちばん奥の高い山々は剣山系かな?
とにかく、四国の山に登ると山なみが幾重も見えます。
朝より気温が少し上がってきたし、風が吹かないので、いつまででも座ってられますね。
前回の岡山の山縦走はちょっとせわしなかったけど、ここは歩く距離も大したことないし、早めに出発したのでのんびりできるというものです。
すぐ横では、ミツバツツジなのか、花芽がたくさん見えています。
来春は見事に咲くことでしょう。
サルトリイバラの赤い実も見えています。
稜線はすでに落葉した木がほとんどなのですが、眼下に目をやれば良い具合に紅葉した木々が見えています。紅葉はこの時点ですでに標高1000m以下に下りていたようです。
30分近くものんびりしたので、いくら何でも歩き始めなくては・・・
休憩していた岩場には、なぜかクリの小さな木が一本生えていて、びっしりとイガが生っています。
こんな環境でよくこれほど実をつけたものだと感心してしまいました。
出発するころには二ッ岳稜線の辺りの雲も取れてすっきりと青空になってきていました。
どうやら天気は尻上がりによくなってるようです。
10時6分、七々木山を後にします。
Pさんの周囲も赤や黄に染まった木々があって、山は最後の彩りを添えていました。
三角点のある場所から登山道まで戻った途端に、単独の女性が歩いてこられたのと会いました。
松山から単独で来られたそうです。「展望が須磨らしいので、三角点のところで楽しんでくださいね。」と声をおかけします。
見上げれば、先ほども見かけた真っ赤なモミジ・・・。
とはいえ、今から歩く稜線はほぼ落葉してしまっています。
すると、先ほどお会いした単独女性が早くもすぐ後ろに・・・・
歩くペースが速いようなので、先に行っていただきましたが、あっという間に姿が見えなくなりました。たぶんお若い方で、トレーニングも兼ねて歩かれているようです。
またまた登りに差し掛かって、上を見ながらゆっくり登っていると、何やら赤い実が見えます。
肉眼では小さくてあまり見えなかったのですが、こうしてモニターで見るとカマツカかな?
この先、ちょっと道がわかり辛いところがあって、間違えて真っすぐ行ったところアケボノソウの株を見かけました。
花はさすがに終わっていて、果実になっています。
道のほうは、ここから稜線に向かって少し北に登っていました。
その登る途中で今度はセンボンヤリの秋の花。
稜線に出たところで、再び西に向かって歩きます。
10時は過ぎているのですが、海のほうから冷たい風が吹き上げてきて寒いです。
吐く息が凍るほど・・・。
真っ赤に染まったのはドウダンのようでしたが、ドウダンはほかにはあまり見かけませんでした。
道はおおむね稜線の北側を通っていて寒いのですが、時折、南を巻いていることがあります。
↑そんな南側を巻いている箇所です。
風が吹かず、こういう場所を歩いている分には陽だまりハイクなんですが・・・
これはクロモジの木かな?
この稜線はシロモジが圧倒的に多いですが、たまにクロモジを見かけました。
10時40分、見覚えのある鳥居に出てきました。
確か、この近くにフライパンがあったような?
鳥居をくぐると、小さな祠がありました。
豊受神社は確か山頂近くにあったようですが、こちらにも祠が祀られているんですね、
フライパンを探しながら歩いていたのですが、なかなか見つかりません・・・
と思ったら、予想していたよりかなり下の位置にフライパンが見えました。
もっと上のほうにぶら下がっていたような気がしていたのですが・・・
鳥居からほんの50mほどの場所です。
道沿いには良く見ると、アサマリンドウの花後の姿が・・・
すっかり茶色くなっているので、花の好きな人間でないと気づかないでしょうね。
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