日高村の大滝山へ、その1、日高総合運動公園から登る
毎年のバイカオウレンンのお花見はたいていどこかの山登りとセットで行っています。
蟠蛇ヶ森とセットで行くことが多かったのですが、去年は珍しく牧野植物園とセットで行ってきました。
そして今年は南嶺のまだ未踏だった烏帽子山などにでも行くかな~と思っていたところ、Rさんから前日の夕方になって大滝山はどうですか?との案が出ました。大滝山ってそのちょっと前に高知の山仲間のKさんが登られていた山のこと?と思い調べてみると日高村にあるということで間違いなさそうです。
標高わずか200m台の低山なので楽に登れそうですが、私たちの急な誘いにもかかわらず同行してくださることになった健脚のAさんには南嶺よりももっと登りごたえがなさそうな低山で申し訳ないな~と・・・。でも、Aさんは快く同行してくださることになり、私たちはAさんの車の後を追いかけます。
↑公園は国道33号から少し南に入ったところにあります。
Aさんが公園入口の路肩の広いところに駐車されたので、私たちも後に続きました。
辺りは日下川調整池などもあって、池にはカモなどの水鳥が気持ちよさそうに浮かんでいます。
下山したら、水鳥を撮影しなくてはなどと思いながら身支度をして歩き始めます。
身支度と言ってもこの日は低山ということで帽子もかぶらなければ靴も里山用の軽い靴。お気楽な格好です。
朝方は冷え込みましたが、道沿いの紅梅がちらほら咲いていました。
何と白梅も一輪。
白梅は開花が遅いのが普通なのですが、高知ではもう咲いているんですね。
11時半、登山口までやってきました。
大滝山についての説明が書いてあったので、ざっと目を通します。
この日もRさん任せで、大滝山についてはあまり下調べはしていませんでした。
RさんとAさんからプリントアウトされた地図をそれぞれ一枚ずつ手渡されました。
何やら山頂付近は巨岩があるらしいのですが、それよりも私の目が輝いたのは山頂辺りにオンツツジの自生があるということです。
オンツツジってこの日当初登る予定だった高越山のが有名ですが、普通は標高500m以上の結構高い山に生えてますよね。それが標高わずか200mちょっとの里山に自生するというのは不思議ですね。
それはぜひ見てこなくては・・・
最初はコンクリートの道を歩いていきます。
両側はたぶんオンツツジが植栽されているのだと思いますが途中から階段になっていて、なまった体には結構堪えます。それでも前の週の善通寺五岳の登りに比べると、なんということはなく、鼻歌でも出てきそうな雰囲気・・・
階段を登りきると、右手にシークレットガーデン…つまり秘密の花園と銘打った花壇が見えてきました。
植えてあるのはバラが多いので、5月にはきっと華やかな庭になるんでしょうね。
その秘密の花園を抜けると、鉄塔がありました。
振り返ると運動公園が見えてますね、
池も見えていて、この階段だけですでに50mぐらい登った雰囲気です。
ここからが登山道のようで、ここにも登山口の文字。
その下に何やら小さく書かれた札が・・・
札には霊峰とあり大嶽山とありました。
滝もなさそうなのに大滝山って名前はどうして?と道中、Aさんたちと話していたのですが、これで訳が分かりました。岩が多い山なので大嶽山・・それがなまって大滝山になったのでしょう。
鉄塔からすぐは樹林帯になっていました。
樹林帯を抜けると今度は植林帯です。
登山口から300mの道標があります。
すぐ近くの木は切り口から見るとまだ新しく、どなたかが整備したばかりらしい道のようです。
これから向かう道は四国電力の巡視路らしく、次は44番鉄塔に向かうみたいです。
それにしても、登山道は何かで掃き清めたらしく、落ち葉が積もってなくて歩きやすいです。
傾斜もほとんどなくて、こんな道ばかりだったら楽勝なのですが・・・
おまけに、ちょっと傾斜がきついところは地面が階段状に整備されていて、歩きやすいことこの上ありません。
11時54分、44番鉄塔に着きました。
鉄塔の後方に、早くも大岩が出てきました。
高さ5mは軽く超えています。
大岩のところから、右手に行くような感じで進みます。
山頂まで600mの道標がありました。低山なので、あっという間に山頂に着きそうですね。
道は相変わらず、よく整備された歩きやすい道です。
Aさんが何かに気づかれたようで、私も見てみると、山野草が踏まれないように木の枝で囲ってあるのでした。この道を整備された方はどうやら草花にも詳しい方のようですね。
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途中、丸く石積みされた跡があって、炭焼き釜の後だろうと思ったら、やはりそうでした。
東赤石などでもよく見かけますし、去年は大川山の柞野コースの下りでも見かけました。
炭焼き釜の跡地を眺めるPさんたち・・・
この辺りでも、邪魔になる木は切ってあるのですが、センリョウなど貴重な木はちゃんと残されていました。
キッコウハグマの株を保護するために木の枝で囲ってありました。
キッコウハグマなどただ山道の整備だけする人だったら、到底気づかないでしょう。
整備されている方は只者ではないな~・・・そんなことを思いながら登ります。
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