恒例の皿ヶ嶺花散策へ、その6、最後にヤマシャクヤクを堪能する
風穴までもう少しというところまで下ってきたとき、「もしかしたら今年は見られるかな?」と期待していた光景に出会いました。
↑このヤマブキソウはどこで咲いていると思われますか?
なんと・・・
大木に着生しているヤマブキソウなんですよ。
数年前にもここで見て、感動したものです。
あのヤマブキソウはまだ生きてるのかしらン?と気になりながら、去年は見ることができませんでした。
今年は花が咲き進んでいて、風穴の少し上のあたりでもヤマブキソウがたくさん咲いていて、ちょうどよい時期に来合せたようです。
皿ヶ嶺ではイチリンソウとヤマブキソウの開花時期がちょうど同じ頃になるようで、私たちが訪れた時期はちょうどその2つの花が見ごろの時期でした。
ここのイチリンソウは萼片の裏に紅を差すタイプでまさにウラベニイチゲですね。
ヤマブキソウとウラベニイチゲのツーショットです。
朝の天狗の庭で葉まだ開ききってないヤマブキソウでしたが、午後になるとすっきりと開いています。
花弁にフリルの入った愛らしいヤマブキソウ・・・
もうちょっとで風穴というところまで下ってきました。
この少し前にS君からラインがあって、途中、通行止めに引っかかり、少し遅くなるそうなので、待ち合わせは水ノ元にしてもらいました。
水ノ元ならS君が来るまでにヤマシャクヤクなど見ていられそうです。
おや、このチャルメルソウは?
去年もトサノチャルメルソウかな?と思ったチャルメルソウだけど・・・
花の部分をトリミングしてみました。
検索して見比べると、トサノチャルメルソウと似てなくもないですが・・・
もう少しきちんとした画像を撮影しないことには、なんとも・・・・
この辺まで下りてくると、エンゴサクもジロボウエンゴサクなのかな?などという疑問がわいてきます。
ワチガイソウの中にコミヤマカタバミが一輪咲いていました。
14時56分、風穴まで下ってきました。
相変わらず、ヒマラヤの青ケシが育てられていました。
花の時期にはほとんど来たことがないのですが・・・
風穴の冷気のおかげでコミヤマカタバミもまだまだ綺麗に咲いています。
風穴の駐車場まで下りてきたのは15時ちょうどでした。
駐車してある車もすでにまばらです。
駐車場の周辺にはコンロンソウが真っ白に咲いていました。
後はツクバネソウなど見ながら、水ノ元までゆっくりと歩いていきます。
さすがにこの時期になるとサイコクサバノオはもう咲いていません。
今年はとうとうサイコクサバノオだけは見そびれてしまったようです。
水ノ元まで下ってきたのは15時34分でした。
朝方、偵察していたヤマシャクは午後に入って気温も高くなったので、ばっちり開花していました。
↑ちょうどよい具合に咲いてますね。
並んで咲いている3人娘。
青いのはラショウモンカズラです。
ヤマシャクとコンロンソウの白花のツーショット。
ヤマシャクはここのは盗掘されることもないのか、数が減ることもなくあちこちで咲いていました。
よく見ると、もうタニギキョウまで咲いていて、早いのにびっくり。
4月にタニギキョウを見たのは初めてのような?
たくさんのイチリンソウがこっちを向いて出迎えてくれました。
水ノ元のお花畑の様子です。
駐車場のすぐ上にこれだけ咲いているのですから、山歩きができない人でも楽しめます。
そうこうするうちにS君がやってきました。
S君は岩黒山や筒上山にアケボノツツジを見に行っていたようで、次の週に主人の友人を石鎚に案内する私としてはアケボノの咲き具合を知ることができて助かりました。
それとスカイラインの復旧の具合も知ることができました。
Yさんたちは岡山まで帰られるので先に返ってもらい、その後、しばらく、S君に石鎚山行での宿のことなど尋ねたりしてから、4時半前に帰途に就きました。
帰りに眺めた上林峠方面です。
朝の雨もどこへやら、帰りはすっきりと晴れてくれました。
今年は満開のヤマブキソウやイチリンソウも見られ、岡山から来られたYさんたちにも花を堪能してもらうことができました。
のんびりゆっくりと歩いても花がたくさん楽しめる皿ヶ嶺は、やっぱり毎年訪れたい花の山ですね。
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