初めての薬研谷でアケボノを見る、その6、オオルリ
こちら側の岩場から眺める眺めはさきほどお昼休憩の時にあちらの岩場から眺めた景色よりずっと素敵です。
なので、皆さん、どちらの岩場へも足を運ぶんですね。なるほど・・・・。
午前とか午後とか、光の加減もあるかもしれない・・・
↑後ろに先ほど歩いてきた稜線も見終えています。
地形的にみて、やっぱりこの辺りは谷になってるんですね。
そうこうするうちに、ほかのグループの方々もやってこられて対岸の岩場を眺めます。
その時、一緒に眺めていたグループの中の若い女性が「オオルリ」というではないですか。
慌てて、木立のほうを見てみると・・・
針葉樹にオオルリがとまっていました。
ちょうど枝がオオルリの前にあって、全体の姿が撮影できません。
オオルリはそうこうするうちに、向こうへ飛んで行ってしまいました。残念・・・
オオルリを見たのは10年近く前に歩いた石鎚東稜以来でした。
オオルリを見つけた若い女性とはこの後も会ったのですがもしかしたらガイドさんかな?と思ったりしました。
最後に縦画像で岩場を撮影します。
アケボノが良く咲いている辺りをトリミングしてみました。
やっぱり今年は花つきが良いですね。
それに良い時期に来られたことに感謝ですね。
眺めを堪能したら、今度はどこへ?
どうやら下るらしいのですが、え、こんなところを下るの?というところを下り始めます。
急坂ですが、道はちゃんとあるので、大丈夫です。
この日はアップダウンがあまりないらしいというので、ウオーキングシューズでもよいかと思いましたが、まぁせっかく登山靴を持参しているのでと思い、登山靴にしましたが、ここの下りがあったので、やはり登山靴にしてよかったです。
下りの途中で眺める別の岩場のアケボノ。
ここのは色がやや淡いかな。
嬉しいことに、岩場の下のほうではヒカゲツツジも咲いてました。
道はちゃんとジグザグを切ってつけられていました。
10分ほどで、林道のような道に下ってきました。
ここからは林道歩きになるようです。
↑シカのワナがあるという警告の張り紙がありました。
林道から先ほどまでいた岩場を見上げました。
この岩場をお昼を食べた岩場や、その下の岩場、そして林道からと3か所から眺めたわけです。
岩場の真下に、ヒカゲツツジの大株とミツバツツジがツーショットで咲いています。
そして、その周辺はネコノメソウの仲間の天国でした。
↑まずはヨゴレネコメソウ?
ヨゴレネコノメとニッコウネコノメはよく似ていて見分けが難しいです。
検索によると「ニッコウネコノメソウの雄しべは8個だが、ヨゴレネコノメは4~8個。■ニッコウネコノメソウの萼裂片は黄緑色~黄色で斜~平開するが、ヨゴレネコノメの萼裂片は灰褐色で直立する。■ニッコウネコノメソウの花序は固まってつくが、ヨゴレネコノメの花序は離れてつく。■ニッコウネコノメソウの苞は鮮やかな黄~黄緑色だが、ヨゴレネコノメは淡緑黄色。■ニッコウネコノメソウの茎葉は卵形~三角状楕円形だが、ヨゴレネコノメは長楕円形でやや細長い。」
萼裂片が灰褐色で直立するとあるので、ヨゴレネコノメそうと同定しました。
直ぐ近くに咲いていたこのネコノメは香川でもよく見かけるニッコウネコノメのように見えます。
こちらはタチネコノメソウなんでしょうね。
いちばん見分けが簡単で楽なシロバナネコノメソウ。
これだと頭を悩ませることはないです。
ほかにも咲き始めのミツバテンナンショウ。
岩場から下の林道までを一枚の画像に収めてみました。
皆さん何をしているかというと、ネコノメソウの観察をされているんですね。
足元にはほかにも早春の花、ヤマエンゴサクも咲いています。
4月末といえども、山はまだまだ早春なんですね。
何しろ頭上にはヤマザクラがまだ咲き誇っているのですから・・・
ここのヤマザクラはほかの木に負けまいとしているのか、樹高がずいぶん高く15mほどの高さの木ばかりです。
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