初めての薬研谷でアケボノを見る、その4、アケボノに酔う
最初のアケボノを見た後、ほんの少し下ったところに岩場がありました。
そこにはアケボノがいっぱい咲いていて、思わず歓声が上がりましたが、これはまだ序章でした。
↑傷んだ花もほとんど見られないので、これはよい時期に来たようです。
アケボノ、アケボノといっても、毎綺麗に年咲くわけではなく、裏年もあれば、時期的に遅くなっていたり、寒波がやってきてせっかくの咲きかけた蕾を茶色く変色させたりで、毎年、綺麗な状態を見るのはなかなか至難の業なのです。
私が思い出す限りでは、前回、アケボノの素晴らしい花が見られたのは2014年の東光森山と裏寒風です。ということは4年前ですから、アケボノの素晴らしい様子が見られるのは4~5年に一度と思っているほうが良いみたいです。
岩場にもかなりの本数が生えていますが、Yさんのお話では岩場がこの後にもあって、そちらがもっとすごいそうです。それは楽しみ・・・・
上を見上げればブナにヤドリギも着生しています。
遠望すると、ほかにもアケボノが見えていますが、これは先ほど休憩した場所から眺めた株のようです。
上に見えている稜線を歩いてきたわけですね。
薬研谷のアケボノは色の濃い個体が多いようで、↑の個体も一際濃いピンクでした。
その色の濃いピンクの花をアップで写します。
手前にミツバツツジ、向こう側にアケボノというツーショットです。
岩場の手前から、まだまだ踏み跡を下っていきます。
これも状態の良い株でした。
中に、少し色の褪せた花が見られる株もあるものの、ほとんどが見ごろの株です。
こういうジャストの時期に来られたというのがラッキーでした。
おまけに、今年は花つきも良さそうで今年のアケボノは当たり年かも?
久々にアケボノの花に酔い痴れました。
アケボノを眺めながら花の下を歩きます。
薬研谷のアケボノは丈が高いものが多く、樹高7mとか8mの木も見られました。
これはコハウチワカエデの若葉みたいですね。
空も真っ青で、真っ青な空とアケボノは絵にするには難しいですが、眺める分には最高です。
今までより人が多くなったと思ったら、どうやらそこがお目当ての岩場のようでした。
奥の岩からこちらへ団体の人たちが歩いてくるので、奥へ奥へと私たちも進みます。
うまい具合に団体の方がちょうど立ち去った後で、岩場でお昼に出来そうです。
時刻は11時40分。早出をしたので、お昼にしても良い時間ですね。
対岸の岩場に咲くアケボノが見事で、これを眺めながらお昼を食べられるなんて最高です。
よく見ると、向こう側の岩場にも人がいっぱいいて、こちら方面を撮影しているようです。
ズームすると、人がいますね。
あんなところにどうやって行けるんだろう?と考えていると、Yさんが向こう側にも後で行ってみましょうと・・。
吹く風も気持ちよく、岩場の下で咲くヤマザクラなども眺めながらいただくお昼は言うことなしですね。
徳島の方たちが来られるわけが納得できました。
岩場に来る途中ですれ違った方が「ヒカゲを後で見ましょう」と言っていたので、どこかにヒカゲツツジも咲くんだな~と思い、目で探したら、お昼を食べていた岩場にも小さな花が咲いていました。
↑断崖絶壁で咲くヒカゲの小さな花とバックのピンクはアケボノのピンクです。
お腹もいっぱいになったし、12時20分ごろに再び歩き始めることにしました。
でも、次はいったいどこへ行くの??
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