10年ぶりに笹倉湿原へ、その5、帰りに寄り道してツマトリソウを見る
金山谷の駐車場を出発して、帰りも土小屋でトイレ休憩ついでにコーヒーでも飲んでいこうかという話になりました。
↑14時45分ぐらいに土小屋に着きました。
この頃には天気はすっかり回復していて、白石ロッジの後ろに青空が広がっています。
時間もあることだし、ロッジでちょっとコーヒーでも飲んでいこうということになりました。
最初はソフトクリームでもと思っていたのですが、この日は気温が低めで、なんとロッジの中にはストーブが炊かれていました。お店の入り口でホットプレートで焼かれていた草餅についつい目がいき、ついでに草餅もお願いしました(^^;)
これがまた美味しかったです。
考えたら、普段は土小屋に下山する時刻が遅いので、とてもこんな余裕がないのです。おまけに土小屋から香川の我が家までがこれまた遠いですからね。
コーヒーを飲んで満ち足りた気分で外に出たら、瓶ヶ森が綺麗に見えていました。
すると、朝方もお会いしたKさんが目の前に・・・三角点や西ノ冠山のお花畑を見てこられたそうですが、下山が早くてびっくり。この前お会いしたのは3年前の裏寒風のアケボノツツジを見に行った時だったかな?あの時は登山口で一緒になって、その後、一緒に登らせていただきました。
話が尽きないのですが、瓶ヶ森を散策するなら、そろそろ出発しないとね・・・
その後も、瓶ヶ森の手前でミツバツツジが見事に咲ていたので車を停めて撮影タイムです。4
朝はどんよりとしていたので、青空バックのミツバツツジを撮影出てないのでした。
5月10日に登った石鎚ではまだ芽吹きしてなかったダケカンバが芽吹きをしていました。
ダケカンバは芽吹きが遅いですね。
西日が当たる場所のミツバツツジが見事で、ついついカメラを向けてしまいます。
15時42分に瓶ヶ森の駐車場までやってきました。
日が長くなったので、まだまだ明るいのが嬉しいです。
ツマトリソウの場所にはあまり登らなくても良いからと・・・・Pさん。
ここでコヨウラクツツジを見かけました。
5月10日の石鎚でも咲いていたし、6月9日の寒風山でも咲いていたので、花期が長い花なんですね。
振り返ると、子持権現の後ろに筒上と手箱。
そして目の前には一際赤っぽい花色をしているので、ツルギミツバツツジかと思われるミツバツツジ・・・
花色が独特ですね。
マイヅルソウは葉はよく見るけど、花はあまり咲いてないですね。
道はあまり登ってなくて、楽な道です。
石鎚はとうとうシルエットの姿になっています。
なんとも綺麗な瓶ヶ森の笹原に圧倒されました。
そのとき、ツマトリソウの花が現れました。
↑この花は撮影当時は気づかなかったけど、8弁ですね。
ちゃんと褄を取った花です。
よく見ると一輪だけではなく、数輪咲いています。
5月の末にツマトリソウが咲いているかも…と聞いた時は「ほんと?」と半信半疑でしたが・・・
何しろ、剣山では7月の初めに見ているような花なのです。
本来の7弁で褄を取った花もありました。
傍にフモトスミレが咲いていてツーショットです。
よく見ると、登山道を下ってくる登山者たちも確認できるほど、素晴らしく遠望がききます。
ツマトリソウを見たら、駐車場に返り、再び車上の人に・・・
それでも、朝、シコクハタザオを見かけた場所にもう一度寄ってみました。
↑日が当たったからか、咲いている花もあるシコクハタザオ・・・
ここでも綺麗な色のミツバツツジを見かけました。
そしてブナの実も・・・
この後は車を停めることはありませんでしたが・・・
伊予富士の手前からはミツバツツジでピンクに染まった山肌が見えました。
この季節に、今までも瓶ヶ森林道をはして散ると思いますが、今年は特に見事です。
厳しい登りを登る予定が一転、楽な散策歩きとなりましたが、たまにはそんな歩きも楽しいものですね。
こんにちは。先日、北軽井沢でツマトリソウを見ましたが、6弁花が一輪だけでした。なるほどこれが7弁花ですか。実際に見てみたいです。きちんと端にピンク色が見えますね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2018-06-15 07:51
keitann様 こんにちは
湿原散策の後に、もう一つ瓶ヶ森を欲張りましたね。
このブログで遊ばせてもらっているお陰で、まだ見たことのない瓶ヶ森の山容をすっかり覚えてしまいました。
それにしてもミツバツツジがたくさんの場所で咲いているものですね。
お目当てのツマトリソウは、端にちゃんとピンク色が付いていますね。
小生はまだ、満足なこの花色を見たことがないと思います。
一昨日もツマトリソウを一輪だけ見ましたが、純白の花でした。
花冠が7枚分するというのも不思議な現象ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2018-06-15 11:17
多摩NTの住人様、こんばんは。
そうですか、軽井沢ではツマトリソウは一輪しか咲いてなかったんですね。
て私がこのとき見たのは8弁あり7弁ありという感じでした。
それでも5輪ほどの中で8弁花があるのですから、7弁以外の花になる確率が高いですね。
センブリの仲間と同じで花弁の数が不安定なんでしょうか。
今日、画像をあらためて見てみたら、蕊も7本ありますね。
次回は7弁の褄を取った花がご覧になれるといいですね。
投稿: keitann | 2018-06-15 22:55
ぶちょうほう様、こんばんは。
瓶ヶ森は石鎚山系の数多い山の中にあって、石鎚の次に知名度が高い山ではないでしょうか。
私にとっては中学時代に登った笹ヶ峰を別にすると、石鎚に登るより前に大学3年の春に
登った山であり、子供が小さいころにファミリー登山で登った山でもあります。
ミツバツツジは四国の山には結構多いですよ。
アケボノツツジが終わるのと入れ替わるように咲きだします。
ツマトリソウは新潟の花友達の方にも褄を取った花が見られて羨ましいと言われたことが
ります。そういえば、北アルプスの高山では不思議と真っ白なツマトリソウヶ多いですね。
7弁の花というのはほかにはあまり記憶にないですね。
投稿: keitann | 2018-06-15 23:00