裏寒風へオオヤマレンゲを見に、その2、オオヤマレンゲは咲き始め
休憩した三角点辺を9時38分に出発します。ほんの少しだけ平坦地を歩きますが、その後すぐに急登になってきます。
7年前に一緒に登ったRさんは今回が二度目なのですが「こんなにきつかったかな?」と言いながら登っています。そのときは5年ぶりぐらいかと思い込んでいたのですが、たとえ5年にせよ、5年経てば体力はかなり落ちてますからね。しんどいのも無理はないです。
花もほとんど咲いてないし、このコースはオオヤマレンゲが出てくるまでは地味なコースだったな~と思いながら、登っていきます。花がたくさん咲いていれば、撮影時間が良い休憩代わりになるのですが、花も咲いてないので、せっせと登るよりありません(^^;)
ギンリョウソウがやっとこさで咲いているのを撮影しながら登っていると、上のほうでシャクナゲの綺麗なピンクが見えてきました。
↑それまでにも、シャクナゲの株はあちこちで見かけていて、それでもすでに花の咲き終わった跡を見ていたのですが、ここまで登ってきたら、まだ咲き残っていたという感じです。
今年はうまく調整ができず、ゴヨウツツジとシャクナゲは山で見てなかったので、まさかオオヤマレンゲを見に来てシャクナゲが見られるとは嬉しい誤算です。
まぁ、裏寒風のオオヤマレンゲの見ごろはたぶん6月末だと思うので、私たちが早く来過ぎたということかもしれません。
ギンリョウソウはぽつぽつと、あちらこちらで咲いていました。
道は結構な急登で、ときには岩尾根を右に巻いたりしながら登りますが、基本的には尾根を登っていくという感じです。赤テープもあるので、山に慣れた人なら十分登れます。
ギンリョウソウを撮影しながら登ってくるメンバーたち・・
イグチかな?
てっぺんに葉っぱをのっけたこんなキノコもありました。
倒木は苔が生して、よい雰囲気です。
この日も湿度が高く、首に巻いていた汗取り用のタオルマフラーが1時間ほどでぐしょぐしょになってしまうぐらい汗をかきます。これに懲りて次回の赤石縦走ではタオルマフラーを2本用意していったのに、そういうときには風が吹いて1本で良かったという(^^;)
ようやく標高1500mぐらいに差し掛かった頃。トップを行くAさんから「咲いてます」という言葉。咲いてるって?もちろんオオヤマレンゲです。
そうそう、最初に登った時も地図を見ながら、裏寒風のオオヤマレンゲは標高1500mぐらいから木が出てくるんだなと思った記憶があります。
まだ咲いたばかりという、初々しく、綺麗な花でした。
これが見たかったんです。
皆さん、お目当てのオオヤマレンゲを一斉に撮影です。
近くに何やら白い花が見えたので、確認するため私だけ斜面を少し下りました。
近づくとガマズミのようでした。
ガマズミを撮影していたら、花の咲いているオオヤマレンゲの株が見えたので、近寄って撮影します。
空がこの頃にはすっかり曇ったので、上を見上げての撮影はプラス補正します。
周囲がガスってきているので、レンズも曇ってき始めたような?
その間にほかのメンバーは登山道を登っているようなので、急いで後を追っかけます。
といっても、何しろずっと急な登りが続くので、ひーひー言いながら登っていくと・・・
斜面の下のほうにオオヤマレンゲの花がまたまた見えてきたので斜面を少しだけ下ります。
確か、この辺りがいちばんオオヤマレンゲが群生していた辺りで、最初に登った2011年にはあっちにもこっちにも咲いているという具合で撮影が忙しかったのを覚えています。
この日は多い木でも1株に4輪ほどの開花でした。
花が咲き終わって茶色に変色した花が一つもなかったということは、今思い出してみると、ほんとに咲き始めだったということですね
私たちが撮影していると、上の方から女性の声がして数人の女性が下ってこられました。
花の咲いている株を教えてあげましたが、どうやらこの方たちは登山口で先に駐車してあった車の方たちのようで、寒風茶屋のほうから登り、裏寒風へ下ってきたということでした。
裏寒風を登るのはきついので、体力がなくなったら私たちもそうするよりほかなくなるかも(^^;)
時間をかけて撮影したら、登山道に戻って再び登り始めます。
上のほうからAさんの声がして、「ヤマグルマが咲いてますよ」とのこと。
↑ほんと・・・・ヤマグルマの花を見るのは何年ぶりかな?
RPさんとPさんは5月に行った広島の山でヤマグルマの花をたくさん見たけど、何の花か最初はわからなかったそうです。ヤマグルマは葉にも特徴があってもわかりやすいので、まずは葉を覚えておくといいですね。
登るにつれてシロドウダンの木も出てきました。
そうそう、寒風山はドウダンも多いのでした。
登山道わきの木にオオヤマレンゲの蕾。
続いて、登山道わきで咲いている花もAさんが見つけてくれました。
が…この頃にはカメラのレンズの曇りがひどくなって、画像がぼけたようになってしまいます。
のどこかでレンズを拭かなければ・・・
赤いのはコヨウラクツツジですが、食い気に走ってしまったのか、もう少しでウスノキの果実と間違うところでした。
ここでもシャクナゲが咲いていました。
こちらはコツクバネウツギです。
前方が開けてきて、どうやら展望台と言われる場所に着いたようです。
ここも急な登りがずっと続いていて、Rさんも「きつい」と言いながら登ってきています。
11時30分、展望台に到着です。
といってもこの日はガスガスで、展望は全然ありません(^^
とにかく、ここで休憩して少し食べておくとしましょうか。
この先も、裏寒風は急な登りが待っているのですから・・・・
keitann様 こんにちは
オオヤマレンゲにはぴったりのタイミングでしたね。
仰言るようにどれも新しい花ばかりで、大当たりの山行でしたね。
シャクナゲモ運良く咲き残りにありつけて、収穫のある道ではなかったでしょうか。
レンズの曇りについては先日小生も、そんな仕打ちに遭いました。
その他にカメラの反応速度も遅くなり、一瞬、どうなることか?心配してしまいました。
一番最後の画ではガスの深さが相当なものだと思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2018-06-24 16:24
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日はほんとに咲き始めたばかりのオオヤマレンゲという感じでした。
一週間前にもオオヤマレンゲを見てきましたが、はや、咲き終わった茶色い花も
同じ木に同居していましたから・・・。
このコースでシャクナゲが咲いているのは初めて見たので、そのぐらい早かったと
いうことなんでしょうね。
この日は愛媛側の道は一寸先も闇というほどのガスでしたが、登っているときも
濃いガスに包まれていました。
雨は降らずとも空中湿度のせいで、レンズが曇ってしまい、おしまいにはさっぱり
写ってないという感じでした。梅雨時や雨の時はそういう状態になることが多いですね。
それがつらくて、去年、防塵防滴のカメラに変えたので、少なくともカメラが傷むと
いう心配からはかなり解放されました。
投稿: keitann | 2018-06-24 21:38