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2018-07-08

最高の一日に赤石を縦走する、その10、日浦へ下山

もう下ってしまったのかと思っていたこの日のメンバーの方たちが、西側の展望所のほうで休憩中でした。

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↑Yさん、実に良い場所にいらっしゃいますね。

石鎚をバックに佇んでいらっしゃったので、思わずパチリ。

Pさんが「早かったね、今から休憩し始めるところだったのよ」と。

実際、Pさんのコースタイムを見せていただくと、西赤石山頂の通過時間は1分ぐらいしか変わりませんでした。頑張って歩いた甲斐がありました。

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ここにもエントツ山さんの山頂表示。

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前にも見た覚えのある、この場所のドウダン。

この株は赤い花を咲かせます。

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日浦に車を回してくださっているご主人と携帯でFさんの様子を訊いているようです。

西赤石は電波状態が良いのかな?

15時18分、いよいよ西赤石の下りにかかりました。ここから先は登りはないはず・・・と思えば、気持ちも楽ですね。

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下り始めたらバライチゴの白い花が目につきました。

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こちらも白い花ですが、小さな花でコクワガタの花。

下りは私とRさんが比較的くっついて下り、PさんとYさんが少し間を空けて下っていたのですが、Pさんに「コクワガタが咲いてるわよ」というのですが、どうしても咲いてる場所がわからないようです。

いつもだと、道沿いにかなり咲いてますが、時期的に遅いので咲き残った花を見つけるという感じになります。

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↑こちらはトップを歩いている男性お二人が見つけてくださって、私たちが下るまでそのことを教えて呉れようと、待っていてくださいました。

ミヤマナルコユリのようですが、株もとの2輪がちゃんと咲いています。

この花も咲いているところはなかなか見られないですよね。

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続いて、やはり男性陣お二人が先に見つけておいてくれた花で、ヒメキリンソウです。

この花は意外にも絶滅危惧種なんですよね。

まだ咲き始めたばかりで目立たなかったので、きっと言われなければ自力では見つけてなかったと思います。やはり、花に詳しい人と同行すると、いろいろな花が見られます。

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笹ヶ峰やチチ山の手前にぐんと標高が低いですが銅山越や西山が見えてきました。

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梅雨時だというのに、まるで秋のような雲も出ています。

風も爽やかで、ほんとに初秋みたいな雰囲気・・・

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ヤマブドウの横には飛行機雲が・・・

実もなっているようでしたが、とてもここまで採りには来れません。

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これはコバノフユイチゴですね。

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寒風山でも見かけたエゾノヨツバムグラも咲いてます。

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サルナシの花は時期が早かったか、まだ蕾です。

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下り道の傍らには、時々ドウダンが咲いてます。

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Aさんが高知の山座同定をしてくださいました。

双耳峰のようなのはやはり奥工石だそうです。いつも気にかかっていたので、これですっきりしました。

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こちらは歩いてきた前赤石や石室越方面。

東赤石のドームが先ほどより目立っています。

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そして、物住頭~西赤石の間で見つけることができなかっアカモノの花をここでようやく見つけることができました。

ツガザクラと違い、花期が長いアカモノはきっとどこかで咲いているはずと思っていたのです。

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平家平をバックにシロドウダン・・・

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去年、Pさん、Rさんと私の3人でこの錆びた道標から下ったのですが、今回は縦走なので、きちんと銅山越を経由して下ることにします。

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足の速い男性陣お二人はもうあんなところに・・・

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ここは確か銅山ヒュッテへの分岐でしたね。

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東山辺りまで下ってくると、コメツツジも咲いていました。

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数年前までこの道標は立っていなかったと思います。

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ここまで下ってくると、アカモノがすでに実になっていました。

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寒風山ではまだ蕾だったヤマシグレも咲き始めているようです。

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画像は撮ってませんが、16時30分ごろに銅山越に下ってきました。

5年前の縦走では雨とガスで体が濡れていたため、風を避けて休憩したのでしたが、この日は暑いほどです。山歩きはその日の天候によって、ずいぶんと影響を受けます。

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ウツギを眺めながら、最後の休憩です。

ここまでくれば、何とか明るいうちに下山できるのは間違いないですね。

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10分ほど休憩したら、最後の下りにかかります。

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道沿いにはガマズミの白い花・・

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歓喜抗周辺も、東屋などが整備されていて少し様変わりしていました。

ダイヤモンド水のところのトイレの設置と言い、新居浜市が産業遺産として別子銅山を売り込もうとしているのかな?と思いました。

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歓喜抗付近に咲いていたサワギク・・・

何気ない花ですが、梅雨時の花の端境期には有難い花です。

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以前も崩れて少し高巻きしていた道が、今回はもう一段高巻きになっていました。

去年の台風のせいかも・・・

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ダイヤモンド水経由で登山口まで45分と書いてある道標・・・

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ここからは、橋を何度かわたります。

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ヤマツツジの向こうに、ちょっとした滝・・・

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皆もやはり撮影してますね。

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ダイヤモンド水には17時23分着でした。

キレンゲショウマが蕾を上げていました。

5分ほど軽く休んでから、今度こそ最後の下りです。

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17時51分、接待館跡の横を通過します。

錆びた道標から下ってくるとここに下りてきます。

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さすがに日が傾いてきましたね。

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ウツギとサワギクのツーショットもなかなか綺麗でした。

この後、Aさんが後3分で6時ですと言うのが聞こえてきました。

すると、何とか6時までに下りたいと言いう気持ちが急に出てきたので、最後は走って下りましたが・・・

Aさんに「まだ少し距離があるから無理ですよ」と言われましたが・・・無駄なチャレンジをします。

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走っていたので,綺麗なヤマツツジだったのに画像失敗(^^;)

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走ったけど、やっぱり下山は18時6分でした。

P6178963けれでも、日浦の駐車場にサルナシの花が綺麗に咲いていたので、6時には下山できなかったけど、気分は良かったです。

自分としてはあまり疲れてもおらず、もう1時間や2時間は歩けるかな?という気分でした。

それもこれも、この日の天候が抜群に良かったからでしょうね。

同行してくださった皆さん、配車してくださったYさんのご主人様、お世話になりました。

夜はもちろんビールが最高においしかったです。

コメント

keitann様 こんにちは
先に行かれた人達に追い付けて、みんなで無事に下山されて良かったですね。
これだけ長い道のりを、花の写真を撮りながら歩かれた訳ですから、明るいうちに下山出来て、これは上出来だったのではないでしょうか。
最後の場面で、よく走る気になったと思うし、皆さんにそれだけの体力が残っていたのは立派なことです。

ぶちょうほう様、こんばんは。

花散策していて、皆さんに後れを取りましたが、なんとか1時間後に追いつけて良かったです。
途中で足が攣ったFさんは残念でしたが、それ以外のメンバーが全員調子もまずまずで下山
出来てほんとにほっとしました。
皆さん、体力的にも不安のない方ばかりなので心配はしていませんでしたが、それでも
天候が悪かったら、こうはいかなかったでしょうね。
雨や風に遭うと人間もですが、カメラも曇ったりして具合が悪くなりますから、縦走で
晴れ、しかも涼しい風がある日は願ってもないですね。
土砂降りの北アルプスを歩いたこともあったし、土砂降りの東赤石を歩いたこともありますが、印象に残るのは困難な時のほうが残りますが、写真を撮ることに関しては、なんと
言っても晴れの日がいちばんです。

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