猛暑の時期に東赤石へ、その2、タマガワホトトギス
瀬場谷のほとりはとても涼しくて、汗が冷えて肌寒いぐらいです。
今から歩くコースは沢のほとりを歩くことが多いので、夏場でもかなり涼しいのですが、異例の猛暑の今回はさてどうなんでしょう?
↑瀬場谷ではMさんは沢のあちこちで熱心に撮影されてます。
今日は一眼を持参されてるようで気合が入ってますね。よう
10分ほど休憩した後、7時59分に瀬場谷を出発です。
そういえば、崩落地を通過した後、すぐ後ろから来られた単独男性に先に行っていただいたのですが、この男性は瀬場谷で休憩することなく登って行かれたようです。あとで、八巻の登りですれ違いましたが、この時期はやはりお花目当てなんでしょうか。
そういう私も、東赤石は平日に一人で登ることが多かったような?
8時ちょうどに分岐通過です。
タカネバラの季節は分岐を右に行きますが、この時期は左へ・・・
去年はどういうわけか東赤石に一度も来なかったので、このコースは2年ぶりに歩きます。
分岐のすぐ先にイワタバコがあるのですが、蕾が上がっていました。
ここで蕾ということは、これより上にある株はまだまだ咲いてないんだろうな・・と4思ったのですが、どっこい、これが 咲いてたことが後でわかりました。
イワタバコの蕾にピントが合わないそうで、何度かトライするPさん。
それでも、そのうちにピントが合ったのか、二人そろって仲良く登ってこられました。
休憩を終えた後も、。私のほうは相変わらずのゆっくりペースで登っています。
このコースの梯子もかなり傷んできてますね。
道は植林の中をトラバース気味についており、時折、登っています。
右コースでもそうですが、左コースでもこの植林帯の中の歩きは一番単調で退屈します。
下に沢があるのと少し標高が上がったおかげで、思っていたよりは涼しいのですが、それでも汗だくになります。
↑真っ赤な実はウスノキかな?
イチヤクソウもかなりあるのですが、すべて花後の姿でした。
↑先頭を歩く私は、この模様を見てぎょっとしました。
以前、単独で登っているときに東赤石でマムシを見ているので、この模様を見るとびっくりします。
マムシにしてはえらく寸詰まりだなとは思いましたが…(^^;)
後ろから来られたMさんは生き物大好きな方なので、喜んで撮影しまくりです。
スマホまで出して、スマホ画像までものにされてます。
ガマガエル?ヒキガエル?
大きさは15センチはありました。
尾根をぐるっと回り込むと、もうすぐで次の休憩点である二本橋です。
緑の木々の間から見えるあのピークは駒鳥山??
シルエットになっている木の葉はシロモジですね。
足元に何やら白い花がぽとぽとと落ちている場所に差し掛かりました。
よく見ると、ナツツバキ(シャラ)の花のようですね。
上を見上げて、木にまだ花が咲いてないかと探すのですが、一つも見えません。
見上げていると、くらくらとめまいがしそうです。
そういえば、東赤石で木に咲いているナツツバキを見たこともあったっけな~などと思い出しました。
Mさんはナツツバキ=シャラノキということをご存じなかったようなので、ここでレクチャーも…(^^;)
休憩地点目前でえらく背の低いウバユリが咲いてました。
草丈15センチぐらいです。
オオユバウリだと草丈2mほどのもありますから、ずいぶん違いますね。
先ほどから「たまちゃん、咲いてるかな?」と言っていたら、Mさんにたまちゃんって何?と尋ねられいたが、もちろんタマガワホトトギスのことです。
二本橋の休憩地点では何度かタマガワホトトギスを見ているので、楽しみにしていたのです。
7月のこの時期は、以前はよく北アルプスへ行っていて、タマガワホトトギスを四国の山で見ることがなかなかできなかったのです。
ホトトギスの中では一番早く咲くのではないかと思います。
すでに花が終わって、種のサヤをつけたのも見えますね。
9時10分、汗びっしょりになった体で沢のほとりに行くと、汗が冷えて寒いぐらい・・・
タオルマフラーはすでに水に浸けたみたいにぐしょぐしょになってるので、汗でびっしょりよりはまだ良いかと思い、沢の水で洗ったのを首に巻きます。
いつもだと手を漬けていると冷たいぐらいの水ですが、この日は冷たさもそれほどではありません。
Pさんがここで行動食のスイカを出してくれました。すでに凍らせたアクエリアスは500mlをほとんど飲み切って、お茶も少し飲んでいるのに、スイカもぺろりといただきました。
この日の体が水分を欲する度合いは尋常ではなかったですね。
沢のほとりでじっとしていると気持ち良いのですが、それではいつまで経っても天狗の庭の花が見られないので、汗だくの体に鞭打って歩きだします。
時刻は9時24分。
↑この橋も相当傷んできてますね。
この橋は一人ずつわたってくださいよ・・・Mさん。
しばらく歩いたら、ここにも白い花が落ちています。
でも、さっきのとくらっベルト花が小さいし、花の作りも違いますね。
これはヒメシャラのほうかな?
見上げると、やっぱりヒメシャラの木です。
これも上を向いてしばらく木に咲いている花を探しましたが、やはり落ちている花だけでした。
アカショウマかな?
最近はショウマの類をちゃんと撮影しなくなってしまいました。
私がひそかに日本庭園と呼んでいる場所に差し掛かりました。
小さなシダが青々と茂って、いつ見ても綺麗な場所です。
視線を右に移すと、樹皮をかじられた木が・・・
シャラの木かリョウブみたいですが、シカにやられたんでしょうね、きっと。
ここ赤石山系でも最近はシカが出ているそうです。
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