猛暑の時期に東赤石へ、その1、崩落地は大丈夫だった
海の日の三連休ごろから西日本はすさまじい猛暑の毎日が続いています。
天狗高原に行った翌週の週末・・・つまり7月第4週末は親類の法事の予定が入っていて山には行けそうもないな~と思っていたところ、山仲間のPさんからラインで19日に東赤石に登るけど一緒に行きませんかというお誘いがありました。Pさん夫妻は23日から信州方面に遠征されるので、そのためのトレーニング山行ということです。それに、この時期、まだ見たことのない花が咲いているらしいのです。
猛暑の中、標高差1000mを登るのはきついのですが、一度はその花を見てみたいと思っていたし、シコクギボウシやタカネマツムシソウ、オトメシャジンなどこの時期の定番の花たちも咲いていることでしょう。同行させていただくことにしました。
縦走とは違いますが、暑い時期なのでなるべく早く歩き始めようということで、大野原集合が5時となりました。
↑シコクギボウシの花もここのところの暑さで終盤でしたが、稜線北側では何とか間に合いました。
さて、当日のコースは権現越へ下るのも面白いかなと思ったりしていたのですが、Mさんの車に乗り合わせて瀬場へ向かいます。自宅を出た時の気温が27℃で今までで一番暑いような?水分は例のごとく、凍らせたアクエリアスのパウチ2個を保冷ケースに保冷剤代わりに入れ、ほかにお茶500mlを持参してましたが、途中のコンビニで凍らせたアクエリ500mlを1本とオレンジジュース200ml1パックを追加。これでほぼ2リットル近いですが、足りなければ山荘裏手の水場や沢の水を汲むつもりです。
今まで7月や8月の東赤石にも何度も登っていますが、ここはガスが出るので案外涼しいことが多く、かえって凍らせた飲み物がなかなか溶けなくて飲むのに困ったことなどもあるほど。
法皇トンネルを抜けて、金砂湖方面に抜けたらそれでも気温は一気に下がり23℃ほどで、もうエアコンが必要ありません。さすがに山ですね、この辺に別荘一軒欲しいねなどと冗談を言いながら瀬場へ。
瀬場の登山口に着いたのは6時26分でした。
前回の縦走の時には、その頃に出発したと思いますが、今回は縦走ではないのでそう急ぐこともない・・・とそのときはそう思っていましたがこれが甘かった(^^;)
トイレの手前には平日にもかかわらず、すでに2台の車が駐車してあるので、橋を渡ったところの路肩の広いところに駐車します。
ここからだと、何やら↑ピークらしきのが見えるんですね。初めて知りました。
私は山靴に履き替えたりするだけですが、Pさん夫妻はさっそく蚊取り線香をつけています。
橋のたもとにはネムの花が終盤ですがまだ咲いています。
登山者にはなじみの深い花ですね。
橋を渡る際に見かけた白い花はリョウブの花。
そろそろ終わりかけているようです。
瀬場橋にはオトメシャジンが描かれてあって、私が2002年に初めて東赤石に登ったのは、このオトメシャジンに憧れて登ったのでした。
登山口のアジサイがこれでもかというほどよく繁っていて、花も満開です。
ここのアジサイってこんなに大株でしたっけ?「ずいぶん大きくなったね」と皆で感嘆しながら登り始めたのが6時34分のことでした。
最初は樹林の中なので帽子は要らないようなものですが、脱ぐと荷物になるので、仕方なくかぶったまま歩きます。
6時57分、筏津からの道と合流します。
この日は暑そうなので、前回の縦走時よりはペースを落として歩くようにします。
第一の水場を7時5分に通過です。
7月上旬の大雨のせいで、縦走時よりも水が多く流れています。
というか、縦走時は珍しく第一の水場当たりに水が余り流れてなかったのでした。
トチバニンジンは果実が赤く色づき始めています。
タカネバラの時はヤマツツジが綺麗に咲き誇る場所も、ヤマツツジはすっかり終わっていますね。
東光森山が何とか見えているようです。
白い花はリョウブです。
リョウブは標高の低い場所から高い場所まで見ることができます。
この辺りまでで、すでに汗びっしょりでタオルマフラーがかなり湿ってきました。タオルマフラーは2本用意していて、交換するのは山頂辺りかなと考えていますが…山頂までもちそうにないですね。
大雨のせいで崩れたと思われる石が二個。
一か月前の縦走時には登山道にこんな石はありませんでした。
石を避けて歩くPさん。
ツルニガクサかな?
淡いピンクの花は、あちこちで夏場に見かけます。
法面を見上げると、ヤマシャクヤクの果実。
ヤマシャクの時期に東赤石に登ることはないですが、四国の山にはヤマシャクは多いです。
期待していたアクシバの花が出てきました。
くるんとカールした花が何とも可愛いですね。
7時37分、崩落地に差し掛かりました。
東赤石には大雨後に登りたかったのですが、この崩落地がまた一段と崩落しているのではないかという心配があって、なかなかこれませんでした。
しかし、見たところ、崩落が進んでいる気配はありません。
一か月前に通行した時と同じでした。
崩落地を通過するPさん夫婦。
その後もアクシバの花つきの良い株がありました。
瀬場谷のヤマアジサイは一か月前に来た時はごく咲き始めだったのに、今回は終盤です(^^;)
いい時を見そびれましたが、上のほうでまだ綺麗に咲いていることでしょう。
瀬場谷には7時50分の到着です。
歩き始めから、なんと75分もかかってしまいました。
しかし、この暑さでは速いペースで登ると熱中症が怖いですね。
今まで軽い熱中症に何度かなっているので、熱中症には気を付けないと・・・
ここまでですでに大量の汗をかいているので、休憩して水分補給することにします。
keitannさんこんにちは
東赤石のお花見山行お疲れ様です。
皆さんタフですね
当方6月末にユートピアに登ったきりで
豪雨、桃、被災したお友達を空いている家に
迎える準備等々、山とは遠のいています。
お婆さんもこの暑さで弱っているようなので
遠出も出来ず毎日グータラ過ごしています。
どこか涼しい所へ行きた~い。
投稿: ワンワン | 2018-07-25 17:56
ワンワンさん、こんばんは。
私たちはタフというより、物好きの部類かもしれませんね。
見たことがない花が咲いているといえば、こんな猛暑の中でもあえて
厳しい山に登るのですから(^^;)
でも私たちの後もクムトマトさんやアカリプタさんが登られたのですから
皆様さん同じ穴の狢かも?(^^;)
岡山のこの度の被災はほんとになんといってよいかわかりません。
この暑さの中、家の片付けなどされているのを見ると、やり切れませんね。
うちの母も、今日も様子を見に孫を連れて行ってきましたが、相変わらず
エアコンをつけずに頑張ってました。
私のほうは状況が許せば、今年も北アルプスにいきたいのですが、さてどうなることやら?
投稿: keitann | 2018-07-25 21:55